こんにちは
玲奈です!
今回、初のノベルに挑戦です!
では、どうぞ!
中也:ちゃんと俺を拠点まで送り届けろよ…
太宰:任せなよ、相棒
中也:ガクッ
太宰:はぁ、しょうがない…
太宰:よいしょっ
五日後…
中也:うっ…んぐぁ…
中也:こ、こは…何処だ…?
太宰:私の家だよ
中也:うわぁぁ、ビビった…何で手前の家なんだよ…
太宰:何となく?
中也:疑問系かよ…
太宰:まぁ、強いて云うなら…
太宰:私が中也に汚濁を使わせたんだから、中也の療養は必要だろうと森さんがね…決して私の希望ではないから
中也:だろうな
太宰:んで、あろうことが君をポートマフィアまで送り届けたあとに気絶させられて、腕の中に遠隔爆弾を仕込まれた
中也:なっ…
太宰:森さんが云うには、マフィア幹部に戻って中也とまた双黒のコンビを組んでほしいそうなんだ
太宰:私だって爆弾に吹き飛ばされるのはとても心躍るが…
太宰:最近は少し生きるのに興味を持てたんだ
太宰:だから、中也には悪いけどこれからまたよろしくね…ニコ
中也:(此奴のこんな表情見たことねぇ、まるで、生きる気力を削がれたような…)
太宰:中也…?
中也:ん、あぁ、よろしくな
太宰:中也どうしたの?いつもなら『はぁ?いくら首領の命令とはいえ、そんなこと…』って云うはず…
中也:まぁ、気にすんな。手前だっていつもより弱々しくねぇか?
太宰:中也が私の心配してる…(引
中也:五月蝿ェ!手前の心配をする訳ねぇだろ!!
太宰:中也が認めずに大声で叫ぶ時は図星だからな〜
中也:んな訳あるか!!(蹴る
太宰:(かわす
太宰:無駄だね。君の間合いも癖も全て把握済みだ
中也:チッ、手前と一緒に仕事なんて反吐が出るが、首領の命令ならしょうがねぇ
太宰:生憎だよ
そんなこんなで双黒が復活するも、
太宰はマフィアの仕事を十分にこなせず、
遠隔爆弾という異物が体内にあるため
日に日に弱っていった…
中也:おい
中也:おい、太宰、聞いてんのか?
太宰:キョロキョロ嗚呼!君居たの?
中也:ちゃんと話聞けよ…
中也:新しい任務だとよ、手前にはきついかも知れねえが…探偵社の殲滅、だそうだ
太宰:なっ
中也:事務員から社長まで皆殺しだって云って
太宰:そんなこと、そんなこと…
太宰:出来る訳ないじゃないか!
中也:だが、首領の命令だ
太宰:でも!
中也:だから
太宰:嫌だよ‼︎絶対に!ねぇ、中也お願いだから
中也:良い加減にしろ!!
太宰:!
中也:今までずっと我慢してきたが、流石に限界だ!
中也:首領の命令に逆らう?手前、そんなことが許されていると…
太宰:ポロポロ
中也:太宰?
中也:あっ…ごめん…そういうつもりじゃ
太宰:もういいよ…ダッ
中也:ちょっ、待っ、太宰!
中也:はぁ…
5日経っても太宰がいない
中也はもしかして…と思い、太宰の自宅に行くことにした
中也:おい!おい太宰!居るんだったら返事しろ!
中也:ドンドン
中也:チッ
中也:ガチャ
中也:!
中也:おい、上がるぞー…
中也:太宰?
そこには
机の上で寝ているような太宰の姿が在った
違う所は、沢山の薬が散乱して居る所だが…
中也:おい太宰!しっかりしろ!太宰!
中也は太宰を揺さぶるが目覚める様子はない
中也:頼むから!俺がここにきたのは…
中也:俺がここにきたのは謝りたかったからだ!
中也:俺、太宰に酷いこと言ったから、言いすぎたから、謝りたかったんだよ…
中也:ねぇ、頼むから…
中也:ポロポロ
中也:俺がっ、悪かったっ、ごめん、ごめん!
中也:許してくれなくても良い!だから、だからっ
太宰:本当に君は困ったやつだ
中也:ハッ太宰?グスッ
だが、依然として太宰は動かない
それどころか段々体が冷たくなっていく
中也:太宰!太宰!
その後、死因は睡眠薬の飲み過ぎ(服毒自殺)と分かり、事件性はなし。葬式はポートマフィアで盛大に行われ、探偵社からは敦と国木田が代表として参加した。
はい…
という訳で
「あの時太宰が中也を拠点へ返していたら?」
は、終わりです…
自分で書いていながら泣いて居るので今回はここで終わりにさせていただきます。
他の作品も読んでくださいね。
では、またの機会に
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