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赫)……
( びゅーっ
……桃くんと喧嘩して別れた夜
晴れていた外が嘘のように、
風でひんやりしていた。
赫)…、もう寝るか、
お風呂に入る気力も、ご飯を食べる気力もなかった。
もう、このままずっと眠っていたくらいだ。
赫)…桃くん、おやすみ、
もういない彼の名前を出し、おやすみ、と囁いた。
いつもなら隣にいるのに、もういないんだ
…優しかったな、桃くん
赫)ひぐッ…ぅ…ポロポロ
( ぎゅ…ッ
隣にある彼の枕を抱きしめ、
彼の匂いを感じていた。
赫)今頃桃くんは……あの白って人といちゃいちゃしてるんだろうな…笑ポロポロ
赫)……こんな人が彼女でごめんね、桃くん、
“あいしてるよ“
彼に聞こえるはずもない愛の言葉を投げかけ、俺は眠りについた。
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赫)…ん、
朝6時。目が覚めた
赫)…ふぁ〜、
今日は平日で普通に学校がある。
桃くんとは同じ大学だ。正直どんな顔をして行けばいいのかわかんない…笑
赫)…おふろ、はいってこようかな
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赫)……、
いつもなら桃くんと入っていたお風呂。
今日はなんだか静かだな、笑
そっか、桃くんがいないからだよね
赫)…、ッ…だめだめ、これ以上泣いたらッ……もうぬけれなくなるッ
もう、桃くんのことは忘れよう。__
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お風呂が終わった。長風呂しすぎて時間がやばいため、スキンケアと髪の毛は適当にやってしまった。
赫)…っ、まだ髪濡れてるけど…時間やばいから行かなくちゃ…!
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〜電車〜
赫)……( きょろきょろ
桃くん、いないかな
……あれ、赫…桃くんのこと忘れるんじゃなかったの…?笑
赫)…ッ、ポロ
…ッ、ほーら、涙出てきちゃったじゃん…
赫)ッ…泣いたらダメっ…泣いたらダメっ……ポロポロ(ボソッ)
???)…あの…大丈夫すか…??
赫)ぁッ…ぇ、?ポロ
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