テラーノベル
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夏って最高。
srnk.
nk side.
まじで楽しみすぎる。なんでかって?よくも聞いてくれた!!今日はぼびーと花火大会に行くのー!!!羨ましいでしょ?ねぇねぇ!?先程LINEで〈浴衣着て行くわ、にきも着てきいや〉と言われて、浴衣を押し入れから出している最中だ。にしても、恋人の浴衣姿見れるとかやばすぎ…!!まじで夏って最高。暑いけど…。水着姿も浴衣姿も汗びっしょりな姿もアイス頬張ってる姿も団扇で扇いでる姿もTシャツの姿も見れるんだよ!?しかも恋人の。だから今の俺はすごくテンションが高いと思うが、お気になさんな。いつも通りだって?…確かに。まぁそこはご愛嬌ということで_。
「よしっ、バッチシ!今日もイケてんな〜」
と、鏡に映る自分の姿を見て呟く。ヘアセットも、メイクも、歯磨きも、お風呂にも入ったんだよ!?!?俺、偉すぎ。おっと、自画自賛はここまでにしときます。そうこうしているうちに時計の針が進み、いつの間にか18時へと近付いていた。
「やべっ、18時!?!?」
集合時間だというのに、家へ出ていない。そんな焦りが俺の鼓動と連動している。彼から電話が来て出てみると、案の定『今どこ!?お前遅れとらんよなぁ!?』という声が聞こえてきた。
「ごめん!今から家出る!!」
『お前なぁ…今日花火やぞ?人沢山いる中で俺を1人にさすなよ…』
「ごめんって!その代わり奢るから許して!!」
『はいはい…で、もう家出とるんよな?』
「あ…えーっと、、」
言葉を詰まらせた俺に被せるように『はぁ…そっち向かうわ』と言われ、思わず困惑した。俺はめっちゃくちゃ遅刻をするが、この様なパターンは初めてだったから。此奴がこんなに優しいことあるか…?と疑いの目を向けながらも彼の指示へ従う。どうやら『家で待っとけ』ということらしい。鏡でビジュチェックをしている内に10分程度経過し、聞き慣れたチャイムが鳴った。
「開いてるよ〜」
『お前な…ちゃんと鍵掛けろよ、』
「ごめんって笑」
と、玄関先を見ると今までの彼とは違うような雰囲気で思わず心の中で’’どちら様ですか…?’’と呟いた。花火効果なのか、いつもよりカッコよく感じた。いや、いつももとびっきりカッコイイんだけどさ。恋人の浴衣姿…最高すぎる。皆んなにも御披露目したいくらいイケメン。でも恋人の特権ということで、俺だけ見ておく。隣に立つのも俺、ぼびーと笑い合うのも俺、手繋ぐのも俺、ハグするのもキスするのも俺。『好き』って言い合えるのも俺だけ。The・恋人って感じ、最高だね。
「…なんかぼびーイケメンだね、」
『そうか?ちょっと気合い入れた程度やけどなぁ…』
「ふぅん…」
『なんやその返事』
「いや別に」
ぼびーの顔に見惚れてたなんて、本人の前では口が裂けても言えない。でもなんでこんなにイケメンなんだ…??俺とは何が違うっていうんだ…。同じ人間じゃん!!!神様不公平極まりなーい、、意地悪神様め。
『にきもめちゃくちゃ可愛いけど』
「…えっ、あっ、あぁ、ありがとう」
『その反応可愛いな〜笑』
「ねぇ!!俺ヘアセットやったのに…」
急に褒めてくれるぼびーが好き。いっつも不意打ちだから、どうしても俺は戸惑ってしまう。けど、彼はそんな俺の反応が好きらしくて…。いつも抱き締めてくるけど、今回は頭を撫でてきた。いや俺髪セットしてるんですけど。何分もワックスでガッチリ固めたセンター分けを1秒で崩され、怒りが込み上げてくる。そしたら彼は『ごめんごめん笑』と俺を引き寄せ、軽く抱擁をしてくれた。今のタイミングじゃ気に食わないが、そんなぼびーが俺はだいすき。さりげなく髪を直してくれるぼびーもね
『もう家出るか?』
「うん!どう?ビジュ良い?」
『当たり前やろ』
そう言いながら接吻をかましてきた彼。突然の出来事に吃驚し、目を見開いたまんまの俺を『かわいいなぁ』と笑いながら言ってくれる彼。俺はなんて幸せ者なんだろう。それと同時に’’リップ取れてないかな…’’と思い、横にあった鏡で確認をする。
『せっかくキスしたんに上書きみたいにリップ重ねるん…??』
「だってリップ落ちちゃったんだもん、仕方ないじゃん」
『じゃあもう1回』
リップを塗り直したというのに、それを無視し、また口付けをしてくる。永久機関が完成しそうで、俺は直さずに下駄を履き、玄関の扉を開けた。当の本人は戸惑ってたが、俺が「ぼびー早く!」と言うと直ぐに来てくれた。リップは道中で直そうと思う。そこならキスも出来ないし…!!
『リップ直さんの?』
「後で直す」
『俺が今直したろか?』
「どうせその後キスするじゃん…」
『せんから笑はい、こっち向いて』
そう言ってリップを直してくれた。手持ち鏡で確認すると、俺がやった時よりも綺麗でなんか腹立つ。内側から外側にかけて薄くなり、綺麗なグラデーションになっている。リップブラシが無かったからか、ぼびーの指は真っ赤になっていた。
『どう?結構自信作なんやけど…』
「…腹立つ」
『上手すぎて?ありがとな笑』
「まだ何も言ってないじゃん!!」
『顔に書いてあるで〜』
冗談を交わしながらも右、左、と交互に足を動かしていく。そうすると、いつの間にか目的地に着いていた。鞄の中に入っていたスマホを手探りで見つける。っと、その前にぼびーが時間を確認していたらしく、直ぐ様教えてくれた。そんなとこも好きだよ
「18時半か…」
『まだまだ明るいな』
「ね!…てかCloudyじゃね?」
『あれ、ほんまや曇ってるなぁ』
「いや、そこは’’急に英語使うなよ!’’ってツッコんでよ…」
偶に俺が行うツッコミ特訓。彼はそんな馬鹿げた俺の話も真剣(わざとらしく。)に聞いてくれる。普通の人だったら『はいはい』で済ますところを、ぼびーはノッてきて二人で悪ノリをする。そんな時間も俺は好き。
談笑している内に19時になり、辺りに火花が次々と打ち上げられていた。地味に嫌いな花火の爆破音、けれどその感情を打ち消す程花火は綺麗。でも好きな人の声が聞きずらくなるのは嫌だなぁ…。嫌いだけど好き。そんな対極な感情が同存していいものなのかはまだ冒険途中。
「ねね、ぼびー?」
『どうした?』
「屋台行かん?」
『いいやん、どこ行きたい?』
「うーん…」
俺は真剣に考えようとし、目を逸らしていたからぼびーがにやにやしていたのを見逃してしまった。’’りんご飴…?それともわたあめ? ’’と脳内会議が開始された一秒後に、ぼびーの顔が近付いた。戸惑う暇もなければ、鳴ったのは花火の爆破音でもなく、リップ音だったことだけが明確だ。
『…驚いた?』
にやにやしながら満足気な彼。
「別に…ほっぺにキスなんて慣れてるし、」
視線が地面を向いている俺。
『かわいいなぁ〜笑 顔真っ赤やん』
そう言いながら俺の頬を触り、『ほっぺたもちもちやな〜』と恒例の言葉を口にする。そんな彼に俺は照れくさくなり、「早く屋台行こ」と強引に手を引っ張る。ぼびーは俺を見て微笑むだけ。どうせ『耳真っ赤笑』とか思ってるんだろうなぁ…。クッソ、ただ赤面しちゃうだけなのに。
『りんご飴買うん?』
「え、でもリップ取れちゃうかな…」
『そん時は俺が何度でも直してあげるわ』
「ふぅん…」
『なんやその反応 』
ぼびーの言葉にドキッとしてしまった俺がいた。優しい人だからこそ言える言葉。こういうところを好きになったのかなぁ、と過去の出来事を思い出す。さすが俺、見る目が良い。
「ぼびー」
『ん?』
「好きだよ」
『…』
そんな君の横顔が赤く染まっていたのは気の所為?
終了‼️
ご視聴ありがとうございました🫶🏻
投稿頻度が終わっていて申し訳ないです👉🏻👈🏻💧🌀
ではまた次のお話で👋🏻💗
(リクエストもお待ちしております…🙏🏻💭)
コメント
3件
わああ〜っ!かまなさんの新作、めっちゃ良かったです😭💕 にきくんとぼびーくんの浴衣デート、甘々すぎて胸がきゅんきゅんしました…!特に花火の音で「好き」がかき消されそうになるシーン、対極の感情の表現がエモすぎる🫶✨ 「リップ直す」からのキスの永久機関、ずっと見てられる…!続きが気になりすぎるので、次の更新楽しみにしてますね⋆♡
lalaラベンダー
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