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この世界は能力がある世界。それが、当たり前の世界。能力の差によって人々価値が確定するそんな世界に僕が生まれた。僕は、その世界の中で貴族に位置する家系の生まれだった。おっと、僕の紹介が遅れたね。僕は、五月七日 馨だ。この名前中々聞かないよな。それも、貴族だからで片付くだろうけど、それよりこんな能力で決められた世界でもよく犯罪が起きる世界だ。その中で僕の能力は最弱の中の最弱だ。その僕の能力は後々話そう。貴族の中でも僕は落ちこぼれと言うやつだった。それでも、僕は都内の名門校<オーラルト高校>に通えていた。この理由は、僕の家の理由もあるが姉上の理由が大きい。僕の姉上は、五月七日 天奇という最強の能力者。しかも、王国軍のトップだ。姉上の能力は、兎に角ヤバい能力。発動されてしまえばお終いの能力だ。それも、また後々いいます。まぁ、それのお陰でオーラルト高校に入れている理由だ。いや、あまり入りたくなかったというの本音だ。だって化け物揃いだし、能力が高いのは貴族の奴らが多いからめんどくさい、グループも存在する。そんな格差社会が存在するというのもとても馬鹿らしい。そんな事、言っている使用人で幼馴染の湯百合 紗良が起こしに来る。ほら、来たよ。
「馨様、起きて下さい。起きないと、天奇様言いつけますよ。」
「おい、それはなしだろ。俺の気持ちにもなってくれよ。姉さんに説教されるのはキツいんだぞ!」
「なら、早く起きて下さい。ご飯の準備は、出来ております。早くお着替え下さい。」
「へーい、今着替えるよ。」
僕は、そう言うとさっさと着替える。着替え終えると僕はダイニングに急いで行ったのだった。ダイニングには、いつもどうり姉さんと紗良がいた。
「馨、おはよう。ちょっと来るの遅いじゃないの?五月七日家の意識が足りてないじゃない?」
「姉さん、ごめん。昨日は勉強してて寝るのが遅くなった。これからは、あまり無くすよ。」
「馨様いつもそう言って寝るの遅いじゃないですか。天奇様の言う事を少しは聞いて下さい。」
「紗良、ありがとう。もうそれくらいでいいわ。馨も勉強してるのはいい心構えだけど時間を考えてね。今日は、入学式だから、遅れないでね。紗良も一緒に行ってあげてね。」
「あ、マジか。今日、入学式だったのか。忘れてたよ。早く行かないと行けないな。初日に遅刻はやべぇからな。紗良、早く行くぞ。」
「馨様、まだご飯の途中ですよ。もう、それじゃ、行ってまいります。天奇様。」
「はーい、二人とも行ってらっしゃい。後始末は、他にやらせておくわ。」
僕は、その会話を微かに聞こつつ早く家を出た。学校に着いて初めて高校の教室に入る。そしたら、あるやつから一声が飛び込んで来た。
「おいおい、ギリギリか?初日から遅刻かとおもちまったぜ。馨。」
その一声をかけて来たのは英雄の家の出身のオーランド・フォーリオだ。フォーリオ家はこの国の数少ない名家の1つだ。ここにて、名家の説明をしようかな。この国、サーライト王国王家サーライト。そして、一大貴族四貴族がある。一大貴族は、この僕の家五月七日家。ラルビルグ家、シルビア家、アールスド家、クルシア家、と言う四貴族。そのほかに、英雄オーランド家、勇者ターヒル家、賢者家ムーランド、大魔術メルシリア家、大僧侶モルカール家、いう家だ。この名家達は、強大な能力がある家ばかりだ。それぞれ、役割が振り分けされていたりする。この名家は、1人が居れば軍隊が攻めて来ても守れるくらい強力だ。と言うふうにとにかくヤバい家ばかりだ。ついでに、僕の家はあまり強い能力が生まれる事がない。姉さんが兎に角最強と言えるくらいだ。
「ボーッとしてるだろ。馨聞いてるか。おーい。」
「なんだよ、聞いてるよ。オーランド。」
「アイツ遅くないか。鐘なるぞ。」
「ホントだな。てか、」
キーンコーンカーンコーン
「あ、なった。アイツ初日遅れだな。」
そんな時、大きな声であるやつが入ってきた。
「遅れて登場、これが王たる威厳だ!!ナフビラシコ・サーライトだ!!!!」
「ナフビラシコ様早くお座りになって下さい。」
「おう、そうさせて貰おう。」
このドデカい声を出して登場したのは、ナフビラシコ・サーライト、この国の王子だ。ハッキリ言ってとてつもなくダサい男だ。
「オーランドと馨が隣の席か。そして、馨の前の席が紗良だな。この席はいい席だな。ガハハ。」
「うるせー奴が隣の席になったな。最悪な学校生活になりそうだな。オーランド。」
「それには、すごく同意だな。ナビが隣とは、暇しさそうだけど、最悪だな。てか、中学、小学、もほぼ席の周りも変わらねーだろ。クラスも変わらないな。」
「本当にだな。腐れ縁だな。」
「お二人様、王子にむかって失礼ですよ。私もこの人嫌いですけど!」
「紗良も今程々に失礼言ったよ。余、とても悲しい。泣くぞ。」
「ナビ、だったら早く泣けよ。ナビの泣き顔なんて見たくないけどな。きしょいだけだろうし。」
「余、一応王子だよ。扱い酷いよ。」
これが、いつも流れだ。この流れで入学式に行くのだった。入学式が、始まり首席の挨拶の時間がきた。勿論、首席の挨拶はナフビラシコ・サーライトだ。
「僕達はこの学校、オーランド高校に入学式出来た事を心から喜んでいます………。」
「ん?どうしたんだ。ナビは」
「これ、いつもの流れくんじゃね?」
「その可能性はとてもありますね。ナビ様はこの様な堅苦しい無理ですからね。」
「あーーーー!!めんどくさい。堅苦しい!!よし、堅苦しいのは辞めて、この学校生活を楽しんで行くぞ!!!!」
「おぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」
ナビの挨拶の後に周りの人達が歓声に充ちた。
「やはり、ナビはそうでないとな。堅苦しいのはナビに合わねーわ。この勢いで終わらせる感じやっぱり良いね。」
「そうだな。王子の癖に堅苦しいないのは似合わないな。」
「本当にですよ。王子としての自覚が少な過ぎますよ。そうでないと、いつもの感じしませんから良しとしますか。」
この大きな歓声の中で入学式が進行して行き、終わるのだった。