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…
「桜坂病院ってさ結構大きし」
「あのね」
全部。全部話した彼はすごく真剣だったけどだんだん表情が悲しそうになってきた
「そうだったんだ…」
「ずっと言えてなくてごめんね」
「いや言いづらいのに教えてくれてありがとう」
泣きそうになってしまった。理央くんの優しさに
ガラガラ
?
「やっほー想愛!熱って大丈夫?」
彼女は姫野玲奈。私の親友だ
玲奈には病気のこと言ってない。だってあの子私が居なかったらなんにも食べないで細々と死んでしまうくらいあの子は私が好きなんだと思う。自意識過剰かもしれないけどね。私もそれくらい好き。だから言えない
「玲奈。うん大丈夫」
理央くんは空気を読んでくれて言わないでくれた。
第3話 君と桜を見たい
玲奈は可愛くて少し馬鹿。だから理央くんみたいに感は鋭くないみたい。
「じゃあ私もう行くね!」
「うん。来てくれてありがとう」
1時間ぐらいたって玲奈は帰った。
「ねぇ理央くん」
「どうしたの?」
「私、桜を見に行きたい」
「…大丈夫なの?」
「もちろん許可を取ってから行くよ笑」
私の好きな花は、桜、ひまわり、コスモス、ユリ、クリスマスローズ、彼岸花なんだけどこの花を見ないで死にたくないんだ。桜は今月しか見れないし。大好きな彼と見ておきたかった
「綺麗…」
「そうだね笑 」
パシャっ
「今日 はありがとうもうお昼だけど大丈夫? 」
「えっもうそんな時間」
私は病院に戻って理央くんはお昼を食べに帰った。
そういえばみんなに言ってなかったかな。私の年齢。高校2年生なんだ
1週間のうちに理央くんは4日来てくれた部活のない日に。もう1週間終わって気づけば5月に入っていた。