もっくん絡み
酸欠になりそうなほど激しいキス。頭がクラクラしてきた俺は自然とそれに応えていつの間にか2人して激しく舌を絡ませ合っていた。
そうやってどのくらいの時間がたっただろう。やっと唇が離れた時にはお互いはぁはぁと肩で息をしていた。長かったようにも一瞬だったようにも感じる。
しばらく息が整わないまま俺と元貴は見つめ合っていた。
「涼ちゃん」
元貴のおでこがこてんと俺の肩にくっつけられる。
「涼ちゃん、お願い。今日のアツシさんの誘い断って」
「えっ?」
肩口に顔を埋めたままボソボソと言われた言葉に驚く。いったい何が起こっているのだろう。
「お願いだから…。今、俺の目の前で電話して断って」
驚き過ぎて頭がうまく働かない。でも… 俺は元貴に言われるままにアツシさんに電話をかける。数回のコール音の後アツシさんと電話がつながった。
「涼架くん?仕事終わったの?」
「あっ、いえ、その…。用事が入って今日はちょっと…」
「ダメになっちゃったんだ」
「はい。本当にすみません」
「いいよ。急に誘ったからね。じゃあまた今度一緒に行こうね」
「はい。また今度…」
そう言った途端、ギュッと元貴に強く抱きしめられる。
「あっ…」
「ん?どうしたの?」
「いっいえ、なんでもありません。それじゃあ失礼します」
慌てて電話を切った俺は正直なにがどうなっているのかもわからないパニック状態だった。
「もっ、元貴。電話中にあんな事したら…」
「涼ちゃんが『今度』なんて言うからだろ」
「えっ?」
元貴の言っている意味がわからず首をかしげる俺に元貴は小さく舌打ちする。
「ねぇ、涼ちゃん。この後一緒に俺んちに来てくれる?大事な話があるんだ」
「あっ、うん。いいけど…」
「じゃあ決まりね」
そう言って元貴はにっこりと笑う。そのあまりの鮮やかさに俺の目はチカチカしてしまい、元貴に手を引かれるままスタジオを後にする。
元貴はタクシーを捕まえ自宅の住所を伝えるがその間も手は握ったまま離れる事はなかった。
いったい何が起きているんだろう。
さっきのあれは何だったんだろう。
それだけが頭の中をぐるぐると回りパンクしてしまいそうだ。
俺は何も考える事ができず、ただ流れにまかせるように元貴についていった。
もっくんがついに動きだしました。
でも突然の上にもっくんの態度があまりにも攻撃的で甘さがないので涼ちゃんは何が起こっているかわからずに混乱状態です。
涼ちゃんも鈍いけどこれはもっくんも悪いよね。というかお互い様?😅
次からはもっくん視点になります。どうしてこんな態度になったんでしょう🤭
今日は韓国ライブの日。めっちゃ気になる…とりあえずは無事に公演終わりますように✨
コメント
11件
きゃわよぉいいい
2人とも可愛すぎるだろおおお🤦♀️
いや…このくらいがイイ✨ グイグイくるのは一種の憧れ的なものがありますよねぇ😏 これはこれでキュンとしちゃう😆