ジュン茨
最近はどうしても茨のことが気になってしまう。Eden4人のレッスンが終わったあとに密かに練習をしていたり、オレが朝早くにランニングをしているとESビル18階に明かりがついていたり。確認しに行くと絶対に茨が副所長室にいる。そしてそこで話すのが楽しかったりもする。茨と話すときは他の人と話すときの緊張感がないから気を使わずに話すことができる。そして今日も朝ランニングをしたあとに明かりのついた18階へと向かう。
18階に到着すると案の定副所長室に茨がいた。声をかけようとすると机に伏せ寝息を少したて寝てしまっていた。い、茨が寝てる、、?そう思って茨に近寄ると勢い良く状態を起こした。
「おはようございます♪」
そう声をかけると
「ジュン?自分は寝てしまっていたんですね、」
まだ眠そうで重い瞼を開けるだけでも精一杯のように感じた。
「あのー、、オレと茨しかいないですし、この時間は休む時間とするのはどうですか?」
「ふむ、それはありですね。ではお言葉に甘えてそうさせていた抱きましょう」
そう言うとこっちに来いと言っているのか手を引っ張られてソファーに座らせられる。
「な、なんでオレも?」
そういうと
「ジュンは見張りです」
そう言われて、彼はすぐに寝てしまう。寝息をスースーと立てながらオレの肩に頭を乗せた。寝顔をこっそりと覗くといつもの営業スマイルとは違い気を休めている顔をしていて不覚にもドキッとしてしまう。実は茨のことが気になっているからこの時間はオレにとっても利益となる時間なのだ。それにしても気になっている人が隣に座っていてこんなに密着していると気が休むわけが無い、何度も寝心地悪くないかな、や、体制が辛くないかを気にしていたら彼は目覚めた。
「ん、30分、よく寝れました。またお願いできますか?」
「は、はい!休むのは大切ですし、茨の睡眠が確保できるなら良かったです。」
それから結構な頻度で18階に向かうことにした。自分へのトレーニングにもなるし、何よりあの時間が嬉しくて仕方なかった。自分が気が許されているような気がして。
今日も18階に向かおうとしてエレベーターに乗ろうとした時、廊下の先の方から2人の声が聞こえた。それは、茨とfineの伏見弓弦だ。あの2人が昔から仲良くて絆が強いのは知っている。だけど心が締め付けられた。彼らが話終わり去ったのを見届けてから副所長室へと向かった。
「おや、今日は少し遅かったですね」
「そすかね」
そういうといつものように彼はソファーに座る。彼はすぐに寝てしまった。
「やっぱり、伏見さんのことが好きなんですかね。どうしてもオレには勝ち目がないですね。なんて聞いてないですよね。」
「そんなことないです。」
「え、茨起きてたんですか!?」
「えぇ、起きてましたとも!」
「恥ずかしいじゃないですか」
「いやー?俺はジュンの気持ちが知れて嬉しかったです。」
彼はそういいオレの頬に手を伸ばしそっと口づけをした。柔らかい感触が唇に残る。
「俺はジュンのことこういう意味で好きです。」
「オレも、茨のこと好きですよ。」
そう言うと彼は首の後ろに手を回しもう一度キスを落とした。
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おわりです!!
最近ひよ茨ばっかり書いてたけどジュン茨も好きです。明後日か明明後日にはもう1つ出せたらなって思ってます。リクエストください
コメント
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あっはっは! 何ですかこれ世界兵器か何かですか?疲労回復の(早口)