テラーノベル
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『……は?』
声が出ない。声が出ないのに、
声を出したいと思えないほど
何があったか、脳が理解しようとしない
頭で思うだけで、何か文字を書こうとも
思えない
知らない
そんな訳がない
聞いてない
知らなかった
そんな今更な言葉だけが頭に浮かぶ。
あの子が、あの子が?おかしい、
おかしいおかしいおかしいおかしい
おかしいおかしいおかしいおかしい
おかしいおかしいおかしいっ、!!
何かの間違いだ、そう思った。
…ベットに力なく横たわった彼の
事を見るまでは。
「な、んで、っ、!?」
息の仕方が分からなくなる
息を吸いたくなくなる
喉が、空気でさえも受け付けない
気付けば、俺は声が出ていた。
ただ、泣き叫びながら、ごめん、
そう謝り続けた。
「まだ、なんもしてないじゃん、!」
「ねぇ、友達、なんでしょ、?
俺、っ、まだ友達失いたくないよ、
ねぇ、っ!!」
無駄だと分かっている
意味がないと分かっている
なのに、彼に、言い続ける
こんな時まで、彼を攻めて、
俺は何をしているのだろう。
「…も、嫌だよぉ、っ、」
…その後は、何も覚えていない
ただ、彼が居なくなっただけ。
それ、だけだと分かっているのに
俺は、生きているのに
なんで、
なんで、
こんなに、何も感じないんだろう、?
《声の代わりに、紫色の花束を。》
-完結-
コメント
1件
……死オチとか言う地獄みたいな終わり方にして大変申し訳ございませんでした。 主からの言い訳は、最近バドエンを見続けていたら、バドエンしか書けなくなった.との事です。
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