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お母さん?!
美咲ちゃんの家は幸せいっぱいでした。
かっこいいお父さんと優しいお母さんに囲まれて笑顔がいっぱいでした。
ところが美咲ちゃんが小学生の時にお父さんが仕事の事故で亡くなってしまいました。
お母さんと二人だけになってしまった美咲ちゃん。
「お父さんは天国で見ててくれるから頑張って生きような」
お母さんと美咲ちゃんは励まし合いながら二人で生きました。
ところが美咲ちゃんが高校生のときに今度はお母さんが亡くなってしまいました。
病気でした。
亡くなる直前にお母さんは美咲ちゃんに赤いお守りを渡してくれました。
「本当に苦しくなったときにこのお守りを開けなさい」
美咲ちゃんはお母さんにもらったお守りを大切に大切にしていました。
「苦しくてもお父さんとお母さんが天国から見てくれてる」
それが美咲ちゃんの心の支えでした。
ところがやっぱり苦しくて耐え切れたいようなこともあります。
美咲ちゃんはおかあさんからもらったお守りを開けてみました。
「きっとお母さんが守ってくれる」
美咲ちゃんはそう思っていました。
お守りの中からは小さな紙切れが出てきました。
「ミサキシネ」
手紙にはそう書かれていました。
解説
事故でなくなったお父さん。
お母さんと2人きりになった美咲ちゃん
でも、その後病気でなくなったお母さん
苦しいときに赤いお守りを
開けなさいと言われた
でも、苦しくなって開けてみると
そこには
ミサキシネ
という
言葉が出てきたのである
これを直すと
美咲死ね
という言葉になる
美咲がいなかったらお母さんはもっと女として生きられたのに・・・
そんなことを伝えたかったのではないだろうか