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缶コーヒー、投げる

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缶コーヒー、投げる

1 - 缶コーヒー、投げる

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2024年12月24日

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「これあげる!」「え?」

「コーヒー!好きでしょ?いつもお世話になってるし、さっきついでに買った!」

「私とオソロー!」

「…うん、ありがとう」

冬にカフェオレをよく飲んでいた私の親友はいつしか

ブラックコーヒーを飲むようになった。


「苦いのいけるんだね」

本当は、苦手だ。

間違えて押したから、代わりに飲んであげただけ。

「ねぇ、別の女なんか見てないで、私の事見てよ」

「あっ」

先輩は、私の手から缶を奪い、全て飲み干す。

そしてその缶を、ゴミ箱に向かって投げた。

「あー、惜しい。」

「先輩…」

私は仕方なくゴミ箱まで行き、缶を捨てる。

「無理しないでください、”同類”なんですから。」

「…無理なんてしてないよ」

「私たち、付き合ってるんだから。」

手すら触れたことの無いのに、

私たちの口は、同じ味をしていた。

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