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ジリリリリリリッ ジリリリリリリッ
カチッ
「フワァ…」
大きなあくびをする。
タッタッタッタ
「レイ!起きろ!」
そう言ってボクの部屋に入ってきたのは、藤の色の髪で、翡翠色の瞳をしているボクの執事、剣持刀也だった。
「刀也さん…おはよ…ございます…」
「ほら!さっさと起きろ!」
ガチャ
「ハヤトさん、おはようございます…」
「おや、レイさん。起きましたか。料理できてますよ」
彼は栗色の髪で猫のような琥珀色の瞳で、2人目の執事、加賀美ハヤトだ。
「んぅ…いただきま…す…」
「おいレイ!それはただのペンだ!って、なんでそんなもん持ってんだ!?」
ーーーーー
「ご馳走様です…」
「?レイさん、どうしましたか?うずくまって」
「恥ずかしい…」
「レイのさっきの面白かったなぁ〜w」
「お?やんのか?」
「スイマセン」
おっと、意識のある間に自己紹介か。
ボクはレイ。レイ=クラムスです。
一応貴族なんですよ?
性別は女。種族は人間。
好きな事は寝る事と、褒める事。
そして魔法は…
ありません
ーーーーー
「それじゃあ、街に行きましょうか。」
『はい!』
「おはようございます。」
「おやレイ様、今日も散歩かい?」
「はい!この街をもっと知りたくて…」
「おやおや。まだ11なのに、しっかりしとるねぇ」
「えへへ、これも二方のおかげですから」
「おや、ハヤトくんと刀也くんじゃない!」
「あんなに小さかったのに、こんなに大きくなって…」
「え、ちょ、」
「や、やめてくださいよ…」
「レイ!助けてぇ!」
「ふふ、仲がよろしいでsー」
ドッガアアアアアン!
「キャアアアアアアアア!」
「魔獣だ!逃げろ!」
「貴方達も!逃げましょう!」
「…いえ、私達のことは気にせず、先に行ってください。」
「…分かったわ。すぐ来るのよ!」
「…行きましょうか」
ハヤトさんが言う。
「はい。…2人は手下をお願いしても?」
『主のお望みとあらば。』
「フフッ、頼りにしてますよ……それじゃあ。また後で」
トットット…
〜加賀美ハヤト〜
ギャルッ バコッ ボコッ
「ふぅ。相手でもありませんね。」
「ほんと。…あとは、あいつだけか。」
あれは…少し強いな。
【ケッケッケッ!俺様はそこら辺に散らばっている奴では無い!何しろ魔王様の血を貰っておるからな!】
【本気になれば今走っていったあの不細工ヒョロヒョロ小娘ぐらい、ねじ伏せてやれる!】
「……」
「…剣持さん、落ち着いて。」
「…落ち着け?僕はいつでも冷静で落ち着いてますが?」
そんなわけがない。明らかに顔が怒っている。
【カカカッ!あの小娘の眼をくり抜き…魔王様に出してやろう!】
「…おい」
「ちょ、剣持sー」
「今。我が主を侮辱したな?」
【ああ、それが何…ヒッ】
「我が主を侮辱した罪は…………」
「万死に値する。」
「剣持さ…」
「能力発動・虚空解放!」
ゴゴゴゴゴ…
【ギャッー】
フラッ
「ッ、」
「剣持さん!」
「…ぁ、加賀美さん……」
「貴方、なんて無茶を…それに、」
「…ッハハ、ちょっとむかついちゃって……」
「…とにかく。今はレイさんの様子を見ておきましょう。」
〜レイ〜
ザッザッザ…
「おーおー、うちの手下が世話になったなぁ。」
「…いえいえ。…まあボクの執事はそこらにいるそこそこのゴミと違って強いですから。」
「…そんなに自信あるんやな」
「ええ。ああ、あと…」
「ボクはレイ。レイ=クラムスです。」
「俺は不破湊や。」
「…それじゃ、ながながと話すのもあれですし。行きますよッ!」
シュッ キンッ ギャルッ
「夢幻・針突!」
「おっそいなぁ。もっと早くしいや。俺みたいにッ!」
ドスッ
「ぐはッ…………」
「…ふん、あっけなかったなぁ。」
「そうですか?」
ボコッ
「ぐッ……」
ドサッ
「そーですね…」
「…なんや。早く殺せや」
「それじゃ、失礼してッ」
「ごめん、叶莵…」
ピタ
「……今、なんと?」
「は?…」
「かな…と………は、」
「……いや、違う。」
「…?」
「魔法・禁主」
キュイイイイイン
「!?……何したん?」
「封印です。…貴方の攻撃の90%封印いたしました。」
「…は?」
「あゝ、あとこの魔法はボクの許可がないと外せないから。それじゃあ、[テレポート]」
「待て、話はまだ終わっとrー」
シュンッ