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srhb
ご本人様とは関係ありません。
神聖な教会で並ぶ影が二つ。
「あれ、天使さんまた来たん?」
「来ちゃダメだった?」
「ええけど、忙しいんやないん?」
一人はこの教会のシスター。
そして、もう一つの影は6枚の羽根を持った天使だった。
「君に会いたくって。」
「そう?楽しいことあんまないよ?」
この教会はそんな大きなものではないため、住民のささやかな悩みを聞くくらいしか仕事はなかった。
シスター以外に天使の姿をみえるものはいないようで、驚く者はいない。
―昔、過ちを犯してしまった
―子供を泣かせてしまった
―もっとご飯が食べたい
―祖母の病気を治してほしい
そんな思いを教会で伝える人たちにシスターはいつもこういった。
「いつか、必ずあなたの苦労が実になる時が来ます。」
薄っぺらい笑顔を張り付けて、でもそのことはばれないように。
見た目だけでは性別もわからないように。
信仰心がこれっぽっちもない事を気付かれないように。
柔らかい声でそういうのだ。
そうすると、みんな救われたような気になって笑顔で帰っていく。
「君はすごいね」
「どうして。」
「言葉をかけて人を救うから。俺にはできない。」
夜になって天使がそういう。
シスターは悲しそうな顔をしたかと思うと、また笑顔を張り付けた。
「天使様にそう言ってもらえるなんて光栄やね。」
その言葉は本心からではない。
嘘で塗り固められたきれいな言葉。
暗い暗い感情を押し殺して、みんなが喜ぶ言葉を吐く。
「、ごめん。」
「天使さんが謝ることなんて何にもないよ。」
「でも、」
「そういうのいいから、」
早く忘れされて。
――
いつからこんな関係になったのだろう。
天使とシスターがまぐわる。
このことは禁忌であるはずなのに。
人間が天使とまぐわい、その子を孕むことも
天使が人間とまぐわうことも
イケナイコト
それが興奮材料であるかのように二人は激しく行為をする。
慰めるように、救いとなるように。
「あっ♡も、いきゅうっ♡♡」
「おれも、でるっ」
二人が同時に果てる。
ものを抜いたシスターのアナから白濁液が零れ落ちた。
―――――
「ねぇ、シスターさん」
「なに?」
「これが君の救いなら俺は喜んでやるよ。」
「・・・」
「でも、君が苦しむならそれを消してしまうくらいの覚悟もあるから。だから」
そんな悲しい顔をしないで、俺のシスター。
「セラフにはかなわねぇな。」
ふにゃり、と柔らかくシスターが笑う。
いつもの作ったものではなく、本当の笑顔だった。
「ねえセラフ、だったらさ、
この世界を壊して。もう、いらないから」
「雲雀の仰せのままに。」
人間に堕ちた元神と、その代わりに6枚の羽根を得て最高官位の天使となった熾天使が世界を壊す。
もともとここは作られた仮初の世界。
彼らが望めばいつでも壊せるのだ。
何にもない、まっさらな世界で二人は笑った。
もう、二人を縛るものは何もない。
コメント
1件
えっ、これ第1話!?重くて美しすぎる…!!😭💔 シスターの“作った笑顔”と天使のまっすぐな想いの対比が切なくて、最後の「世界を壊して」のセリフで心臓ぎゅってなったよ…。 禁忌の関係だけど、二人だけが本当に分かり合えてる感じがたまらん…続きめっちゃ気になる!!🌸✨