(ちょっと長いかもです💦)
pm 12:06
…………………………………….
🐥「ってな事があったんだよ…」
🐻「へぇ〜….じゃあ要するに、
たまたま近くにあったマッサージ店が気になっていざ行ってみると、
そこで働いているイケメン店員にメチャクチャにされて惚れちゃったって訳かぁ….ㅎ」
🐥「…..なッ…べ、別に惚れてなんかないしっ…../」
あんな事が合った次の日の朝。
勿論夜遅くに寝てしまっていた僕は、予想していた通り、朝遅刻ギリギリで仕事を増やされる羽目になり、
おまけに寝不足なためだけに、仕事にもろくに集中出来ず上司の怒りを買う羽目。
しかも…時間もかなり少なかったためか、朝ご飯もまともに取れず、
今に至ってはお腹もそろそろ限界なのか、グーグーと音が次々に鳴ってしまっている。
まぁ、いわゆる空腹状態。
ってな感じで最悪過ぎる朝を迎えた。
そして昨日….髪の毛も半乾きのまま寝ちゃったし…
アラームもいつもは掛けてるって言うのに昨日は掛けるの忘れちゃったし….
本当….僕…何してるんだろ….
情けない。
なんて、心底呆れながらも、ついさっきコンビニで急いで買ってきたブラックコーヒーを口に運ぶ。
🐥「….ゴク」
んはっ….やっぱりこの苦さが僕にとっては丁度いい。
て、てかこれ….手持ちのお金が少ないから、ちょっとでもお腹を満たそうと思って買ったのに…
全然お腹いっぱいにならないじゃんっ….
絶対違うやつ買った方が良かったなぁ…
あ、ちなみに今何をしていたのかと言うと…
この、
🐻「いやいや、絶対一目惚れしたんでしょㅎ」
🐻「ジミナの顔分かりやすんだもんㅎ」
🐥「うるさいッ…/」
堂々と目の前に立ちはだかって、コンビ二弁当をわざと見せつけるように食べているこいつに昨日の出来事について説明して居たところ。
後今は、会社の休憩時間。
他の会社だったら1時間。少なくとも30分はあるだろうけど、勿論僕の会社はそんな甘くない。
え?じゃあ何分なのって…?
それはね…
たったの10分。
まぁ、これでも結構マシな方だとは僕は思う。
だって、まずまず休憩時間ある事が奇跡なんだもん。
まぁでも….少なくとも20分ぐらいは欲しかったなぁ..なんてㅎ
🐻「で…?今日もどうせ会いに行くんでしょ?ㅎ」
後、ちょっとしつこいこいつは僕の高校生時代から友人。
まぁここで簡単に説明しよう。
僕が高校2年生の頃。
親の転勤で元々通っていた高校を転校する事になった。
👱♂️「よし、入っていいぞ〜」
🐥「はい、えっと..パクジミンです。よろしくお願いします。」
転校してからは、勿論仲良くしてくれていた友達とも疎遠になったし、環境もガラっと変わった。
👱「なぁ今日一緒に家でゲームしようぜ〜」
👩🦰「え〜するする〜!」
👱♀️「あ、じゃあ私も〜」
そんな僕の席は、教室の一番端っこ。
そのうち慣れるだろうと思っていたのにも関わらずそれから、約1 3ヶ月の月日が経っても、
クラスにも、周りの大人にも上手く馴染めずにいた。
そんな時に、こいつが現れたんだよ。
まぁどういう事かと言うと、
その頃の僕は、図書室が唯一の生きがいだった。
図書室だったら、誰にも邪魔されないし、周りの目も気にせずに静かに本が読める。
何よりも、心を休ませることが出来る。
だから僕は、休み時間に必ず図書室に行って本を読むのが日課になっていた。
そんなある日、僕はいつも通りに図書室に来て本を読んでいた。
🐥「……….」
ここまではいつも通りだった。
でも、
「「へ、」」
「「ぇ、ちょっとまって、」」
「「やばいやばいっ!」」
いつも静かなはずの廊下が、何故かその時だけすごく騒がしかった。
なんだろ….
有名人でも来たのかな….
なんて思うも、確認するほどの勇気なんてない僕は、気にせず本を読む事に集中した。
つもりが、
🐻「よっ、ㅎ」
🐥「わぁっ…!?」
いきなり耳元で聞き覚えのない声が囁かれて、思わずびっくりしてしまい、座っていた椅子から落っこちそうになった。
🐻「ちょ、静かに!」
🐻「そんな大っきい声出したら怒られちゃうでしょっ」
🐥「ッ……..」
いやいや、なんだよこいつ…….怒られちゃうでしょって…まずまずお前が驚かすから悪いんじゃん…
と、その時は思っていた。
まぁ決して口に出す事は無かったけど..
🐥「ごめんッ….」
🐻「いやいや別に、謝んなくていいよ、」
🐻「あってか、そうそう…俺…2年B組のテヒョン」
🐥「….えッ..?」
2年B組。テヒョン。
いくら声は聞き慣れていなくても、名前は嫌というほど聞いたことがある。
確か….すごいイケメンで話題のキムテヒョンだっけ…?
男女共にモテモテで、僕の学年では物凄く有名な人。
だった気がする….まぁ喋った事すら一回もなかったら分かんないけど…
確かに…そう考えると…そりゃ廊下もうるさくなるよね。
🐻「なに?どうしたのㅎ」
🐻「あ、もしかして見惚れちゃった?ㅎ」
なんて笑う彼は、すごく魅力的だった。
一重なのにぱっちりしている目。
サラサラな髪。高くて綺麗な鼻、そして薄くてハート型の唇。
確かに男の僕から見てもすごくかっこよかった。
🐥「別に。」
🐻「も〜ツンデレだなぁㅎあ、ちなみに君の名前は?」
🐥「…..ジミン」
🐻「そっか!じゃあジミナ、今日からよろしくね?」
これがこいつとの出会いのきっかけだった。
まぁ初めは、なんでこんな内気な奴に構うんだろうと不思議で不思議で、
仕方無かったけど…今となってはちょっとした相談にも真剣に乗ってくれて、
いつも悲しい時や辛い時はそばに居て居てくれて、他人には絶対に言えない話もテヒョンになら言える。
信頼出来る。
だから毎日毎日本当に感謝してる。
でもいい加減目の前でコンビニ弁当食うのはちょっとやめて欲しい…
🐻「ね〜早く答えてよぉ..ㅎ」
そう言って、乱暴に肩を揺らされる。
🐥「ちょ、もっ、分かったから、うるさいって../」
本当….こう言う所は昔から変わって無いんだよなぁ…
🐻「んで、行くの?行かないの?」
そう弁当を片手に聞いてくるテヒョンはまるで子供みたいに思えて来る。
🐥「ま、まぁ..い、一応行くつもり…ではあるッ../」
勿論ジョングクさんにも会いたいし….
ま、またその…気持ちよくなりたいし…./
今日は何が何でも早めに終わらそっ…/
なんて思うのと同時に、自分の顔がみるみるうちに真っ赤に染まるのが分かる。
🐻「へぇ…ㅎやっぱり?」
🐥「ッ…./」
🐻「ははっㅎ顔真っ赤」
🐥「んもっ、うるさいってば../」
🐻「ふふㅎごめんごめんㅎ」
🐻「あ、てか俺お腹いっぱいだから後はジミナが食べていいよ」
と、言うのと同時にまだご飯とおかずが半分くらい残って居るお弁当を差し出される。
🐥「へっ…?僕が食べていいの?」
いくらお腹が空いていると言え….そもそもテヒョンが自分で買った弁当だし….
僕が食べるのはなんて言うか….ちょっと申し訳ない…
🐻「うん、いいよ」
🐻「残すのも勿体ないし…それより朝何も食べてないんでしょ」
🐻「元々細いんだから、ちゃんと食べないといつか倒れちゃうよ、ジミナ」
なんて言いながら、相変わらず弁当を差し出して、心配げな目で見詰めて来るテヒョン。
うーんまぁ….確かにもう流石に限界だし…
ここはお言葉に甘えるとするか、
🐥「分かった、ありがとっ」
そう言うのと同時に、片方の手で差し出されている弁当を受け取り、もう片方でさっきテヒョンが使っていた箸を手に取る。
勿論残りの時間も少ないため、早速食べようと思い、お弁当を開けてから、
手前に置かれて居るキンパを箸で取り、やがてパクっと口に運ぶ。
🐥「んふっㅎおいひぃ」
数時間ぶりのご飯はやっぱり美味しい。
てか、この量….ちゃんと時間までに食べ切れるかな..
なんて思いで、次々におかずや、ご飯などを口に入れながら、不安げに自分の足元をジっと眺める。
🐻「…..可愛い」
🐥「…んぅ?」
🐻「あ、いやッ、ごめん、何でもない../」
んひっㅎ顔真っ赤。
照れてるじゃんㅎ
なんて言ったら殺されそうだから言わないけど。
ちなみにテヒョンさっきなんて言ったんだろ..声ちっちゃくて聞こえ無かったけど…まぁいいっか。
なんて思っていると、
🐻「ちょ、ジミナっ、そろそろ戻らないとやばいって」
と、急に慌てだしたテヒョン。
あれ…今何時だろ…
ふとそう思い、自分の腕時計を見てみると、
🐥「わっ、やばッ…!」
時刻は12時13分。
まぁ簡単に言うと、休息時間が始まったのは凄い中途半端だけど12時5分頃で、その10分後は12時15分。
なわけだから、つまりあと2分しか残って居ない。
🐥「ちょ、これどうしよ…」
そう言って、後少しだけ残っているご飯とおかずをテヒョンに急いで見せる。
🐻「えっと、と、とりあえず遅れたらやばいからもうそれは…..後で食べよ」
🐥「ぇ、で、でもっ…あ、後でっていつ食べんの..」
🐻「いや、それは….て、てか…ほら、早く行くよっ」
🐥「わっ…!?」
「早く行くよ」そう言ってから、まだ弁当を持っている左手を勢いよく引っ張られる。
🐥「ちょ、わかったから…ちょっと待って」
まだ相変わらず慌てているテヒョンにそう声を掛けると、開いているお弁当箱の蓋を閉め、
もう片方の手に持っていた箸を白帯巻に入れてからテヒョンに渡す。
🐥「と、とりあえずこれテヒョンが持ってて」
🐻「え、ぁっ、うん分かった」
🐥「て、てかあと1分しかないんだから早く行くよっ!」
そう言って、今度は僕がテヒョンの右手を素早く引っ張り、自分達の部署にへと急いで足を進めた。
pm 12:15
🐥「はぁ..はぁ…」
🐻「よかった….間に合ったね..」
最終的にギリギリになっちゃったけど….まぁとにかく間に合ってよかった…
なんて安心しながらも、常に荒くなってしまっている自分の呼吸を必死に整える。
あ、そうだ…かろうじて思い出した..
🐥「て、テヒョン」
🐻「ん?なに?」
🐥「きょ、今日は..何がなんでも早めに終わらしてよ」
そう、僕がテヒョンのお弁当を持っていない方の手を優しく掴みゆっくりと問いただすと、
🐻「え、なッ、なんで…?」
と、どうやら不安げなテヒョン。
う〜ん…もぉ…しょうがない。
ここは…あの手口を試すしかないか…
よ、よしっ..頑張るぞぉ..
そう心に誓い、
🐥「まぁ…詳しい説明はまた後でするから….とにかく…なるべく早く….ねっ?」
と、ギュっとテヒョンの手を強く掴んでから、わざと上目遣いになるようにしてテヒョンの顔を覗き込む。
🐥「…ッ?」
さぁ…どうだ?
流石にこれは断れないでしょっ..
🐻「チッ….くそ…分かったよっ../」
そうすると、まだ納得はして無いものの、顔を真っ赤に染めながら、少し呆れながらもやっと承諾してくれた。
んふふっ….テヒョン…..
昔からこれに弱いよね…ㅎ
だから軽くピンチな時はこの必殺技を使うようにしている。
🐥「じゃあ…そうと決まれば…ほら、早く仕事戻るよっ!」
🐻「はいはい」
なんて吹っ切れているテヒョンの返事を最後に、早く仕事をしようと自分のオフィスデスクにへと足を運んだ。
やがて、自分のオフィスデスクの目の前まで到着すると否や、溜まっている仕事を早くしないといけないため、
急いで自分のオフィスチェアを手で引いてから腰を乗っけた。
🐥「っ..よいしょ…」
今日は….ぜ、絶対早めに終わらせてやる…
🐥「よしっ..頑張るぞ…」
そう一人で小さく呟いてから、仕事にへと手を掛けた。
pm 10:13
🐥「ふぅ….疲れたぁ…」
仕事を再開してから約8時間。
流石に….改めて思うけど…10分しか身を休める時間が無いのは…案外、いや、結構辛い。
まぁ…いつもの事なんだけどね。
なんて思いながら、疲れを取るかのようにグンっと手を思いっきり伸ばし背伸びをする。
🐥「はぁ….」
やっぱり背伸びってめっちゃ疲れ取れるなぁ…
あ、てか…僕はもうこれで一通り全部終わったけど….テヒョンはまだなのかな…
とりあえず…行ってみるか、
ふとそう思い、まだ重たい自分の腰を頑張って上げ、自分のデスクの上に置かれているパソコンを閉めてから、テヒョンのデスクの方にへと足を進めた。
🐥「テヒョ〜ン、仕事終わったぁ..?」
と、テヒョンの背中にくっついて、自分の顔をテヒョンの肩に埋めながら問い掛ける。
まぁ言わゆるバックハグってやつ..?
🐻「ん、終わったよ」
🐻「ちょうど今終わったところ」
肩に埋もれている僕の頭を優しく撫でてから、早速帰る支度を始めるテヒョン。
🐥「んへっ良かった…」
🐥「じゃあ僕も準備してくるっ!」
そうテヒョンの耳元で元気良く放つと、再び自分のデスクにへと戻って、コートを羽織り、鞄を手に取ってから、
🐥「お疲れ様で〜す」
🐻「ぁ、お疲れ様でした〜」
と、最後に周りに挨拶を交わしてからロビーにへと足を踏み入れた。
………………………………………..
en. Lobi
🐻「で?どうせ今から会いに行くんでしょ?」
なんて意地悪な表情を浮かべながら僕と肩を並べて階段を降りるテヒョン。
🐥「へっえ、えっと…い、一応そうだけど…/」
突然の質問にちょっと驚いちゃったけど….
まぁ元から行こうとしてたし否定する事なんか出来ない。
🐻「やっぱりねㅎてか…珍しいな..」
🐻「ジミナが誰かに惚れるとか」
そう真剣な表情を浮かべながら話すテヒョン。
そう考えれば…確かにそう。
テヒョンの言う通り、恋愛になんか今までちっとも興味なかったし…逆に誰かに興味を持つ事なんかも一度も無かった。
だから…ここまで僕が誰かに興味を持つのはよっぽど珍しい事なのかも知れない。
って、
🐥「だ、だから…僕惚れてなんかないもんっ/」
ほ、本当…ほ、惚れてなんかないもんねっ!../
🐻「ふふっㅎごめんごめん、分かったよㅎ」
🐥「むぅ…/」
なんて、反撃しようと頬っぺ存分に膨らまし、必死に睨みつけると、
🐻「そんな可愛い顔しても無駄。ぁ、てか俺良かったら一緒に着いて行ってもいい?」
🐻「その…疲れてるし..このまま帰るのもちょっとあれだし….俺が全部払うから..お願いっ!」
そう、頭を深く下げながら手と手を合わせてお願いするテヒョン。
🐥「ぇ、ぁっ、ぃゃ..ぼ、僕も..その…誘おうと思ってたから全然いいよっ」
🐥「て、てかとにかく頭上げてッ」
このままじゃ勿論周りの目を気になるため、僕が頭を上げるようにと指示をして肩に手を伸ばすと、
🐻「そっか..じゃ、了解」
🐻「て、てか..俺..道わかんないからちゃんと案内してよ?」
🐥「も、勿論わかってるよ..」
🐻「ふ〜ん?でもジミナ方向音痴だから不安でしか無いんだけど?ㅎ」
🐥「も、もぉ…うるさいなぁ」
🐻「んふっㅎごめんついついㅎ」
🐥「ぁ、後僕が全額払うから…テヒョンは払わなくていいよ」
🐥「初めてなんだし」
🐻「え〜そう?じゃあお言葉に甘えて」
なんて呑気に答えるテヒョンに、
いやいや絶対初めから払う気無かったでしょなんて思いながらも、
もうとっくに降りていた長い階段を後にして、エントランスを抜けてから外の街にへと足を踏み入れた。
一旦切ります笑
ごめんなさいまだエチエチじゃ無かったですね…申し訳ないです🙇♀️💦
でも次は確定でエチエチなので皆様お楽しみに!
(♡の数が多かったらエチエチ長めに書いちゃいます)
ここから前回貰った質問に返答していきま〜す!!🙋♀️
💬. どうしてそんなに天才なんですか?
いや〜どうしてなんでしょうかね笑
まぁ多分やっぱり才能がありすぎるんですかね。
よく周りの人間からも天才って言われるし…
やっぱり生まれる前からもう才能が芽生えていたのかもしれませんね。(調子乗りました)
まぁこれからもずっと天才であり続けたいと思います。
💬. テラーを始めたきっかけは?
いや〜これはですね..私元々BL小説を読むのが凄く好きで、
まぁただの腐女子だったんですけど、
いつか自分も小説書いてみたいな〜ってずっと思っていて、
なにか小説が書けるアプリないかなー?と探していたらこの、「テラーノベル」と言うアプリが真っ先に目に入って来て、早速ダウンロードして見たところ、凄く素敵な作品や作者さん達が沢山居て、「自分もこのアプリで夢小説を書きたいな〜」と思い、「ちょっとでも皆にこの下手っぴな小説を読んでもらいたい」
と、思ったのがきっかけです。
でもまぁ勿論夢小説なのでいわゆる妄想と言っても過言じゃないんですが少しでも皆にこの自分の妄想を共有したいな〜と言うのが1番の理由です。
(まぁピョンテなのは変わらないんですけど)
他にも質問色々と受付いるのでぜひ何でも聞いてください!!
では、おやすみなさい!
次回♡×800
コメント
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時差コメ失礼します🙇♀️ 続き待ってます
続き見たいです❗️
時差コメ失礼します! めっちゃ好きです!続き待ってます( *´꒳`* )