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白霧 雪乃 -FROST-
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白霧 雪乃 -FROST-
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白霧 雪乃 -FROST-
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ふわぁ…
テストで不合格を見事に獲ったやつが欠伸をしている。
勇利、あれから反省して勉強を始め……
机の上にあるもの
・ゲーム機
・スマホ
・パソコン
・ヘッドフォン
…。
全く反省をしていない様子だ。
勇利は毎日あることのように二度寝をする。
最悪なことに今日は学校の卒業式だ。
卒業式に遅れるだなんてドラマか面白いアニメでしか見たことがない。
二度寝から目を覚ます。
ん‥‥何時、?
スマホを見る。
表示されていた時刻、12:24
卒業式の開始時間の24分後に起きた。
……何かヤバくね???!!!!!!
ここで勇利は気づく。
遅すぎる。あまりにも遅すぎる。
そして机の上にスマホを戻す…
わけがなかった。
魔法が使えるとはいえど、この世界に存在する。
魔法が使えるとはいえ、ドパガキという概念も存在するのだ。
ついには開き直ってTikTokを見始めた。
お気に入りのTikTokerを見つけて大興奮している。
それは誰かって?
青い(水色の)犬のフードを被った男性と桃色の猫のフードを被った女性のカップルのマイクラ実況だった。
朝から一体何をしているのだか。
一方、卒業式では。
勇利の幼馴染の桜が混乱している。
必死に探し回っている。
「何で勇利いないの?もしかして来てない?怖いんだけど。」
桜の友達である璃音も一緒に心配してくれている。
「桜、寝坊じゃない?勇利くんっていっつも寝てるじゃん。」
桜の中で共感の嵐が殺到している。
そして勇利、開き直ってしまった。
遅れるんだったら別にもっと遅れてもいいや。
恐らくきっとこいつは、【マイナス×マイナス=プラス】という数学の計算を現実世界でもできるのだと勘違いしているのだ。
現実世界と数学の世界は別物だ。
区別くらい付けておいてほしいものだ。
ピーン⤴ポーン⤵
壊れかけのインターホンが鳴る。
外に出る。そこにいたのは校長だった。
勇利、\(^o^)/オワタ。
あ…あはへ、ども…じゃあさよなら。
軽い挨拶で済まそうとするな。
ガチャガチャガチャガチャ!!!!!!
バキバキッ!!!
メリメリメリッ!!!
そして校長、扉を無理やりこじ開けるな。
お願いだから。嫌な音しか鳴ってないから。
「失礼、卒業式に遅刻するとはどういうことかね?」
校長が尋ねる。
あ、寝坊です。それじゃ。
完全に逃げようとしている。
そして校長、容赦なく土足のまま家に入ってくる。
「今すぐ来るんだよ。魔法学校は本日で200年の歴史を迎える。
めでたいプレゼントを用意しているのだが要らないのかね?」
プレゼント。その言葉に過剰反応した。
プレゼントぉっ?!!!!!なになになになに!!!!!!!?
食いつきが速い。
「とりま、付いて来い」
ギャルのような言い方をしているな、校長。
校長、お前は59歳おじさんだ。
現実を見ろ。
まあ今からでも遅くないが町の人やSNSにアップしたら秒で引かれる可能性があるだろう。
そのへんはメタ話だが深く生き過ぎると主が怪しくなる。やめておこう。
とりあえずそれは置いておいて。
卒業式へ、校長と勇利の二人で向かう。
コメント
3件
あらら、卒業式に遅刻からの二度寝、しかも開き直ってTikTokって…勇利くん、本当に自由だね(笑)。でも「マイナス×マイナス=プラス」理論で現実逃避するところがなんか憎めないなあ。そしてまさかの校長先生がギャル口調で登場して土足で家に上がり込む展開、めちゃくちゃシュールで笑った。200年の歴史のプレゼントって何だろう?続きが気になる!