🐼視点
🐼
「これでよしと!」
そろそろかなー
俺は朝の準備を終えとある人物を待つためにソファに座る。
スマホを取り出してその人の写真を眺める。
これが最近の日課。
ピーンポーン
あ!!!
🐼
「今行く!」
俺を呼ぶ電子音が聞こえて俺は軽快に玄関へと駆け出す。
ガチャッ
🎤
「やほー」
🐼
「おはよー!」
俺がまっていた人は、そう。
きんときだ。
彼が手を出して俺が指を絡ませる
俗に言う”恋人繋ぎ”というやつだろうか
そしてゆっくり歩を進める
🎤
「もうすぐ俺ら3年生だね」
🐼
「まじか〜早すぎ〜w」
🎤
「それなw」
あの日から10ヶ月くらい経っただろうか。
俺らはあの後も亀裂が入ることもなく仲良くやっている。
亀裂は入ってないにしても色々あったけどね。
まあそれは別の話かなw
🎤
「すげーなーこんなに続いてんの」
🐼
「ね〜」
いつもこんな感じでのんびり登校している。
さて、そろそろあいつらが来そうだが、、
👓
「も〜今日もいちゃいちゃしちゃって〜」
🎤
「朝からうるさい」
🐼
「きりやんおはよー」
🦈
「ちょ、きりやん早いんだけど、、」
🎤
「おはよー、しゃけ」
🐼
「おはよ!」
🦈
「ん、おはよ」
👓
「シャークんが遅いんだよー」
🦈
「うるせえw」
これも最早見慣れた光景だ。
最初はきりやんのことなんて全く知らなかったけど今ではきんとき繋がりで仲良くしてる。
こんな感じできりしゃけと会うのもいつものことだ。
本当にきんときと出会ってから
付き合い始めてから
俺の周りの景色は何かもが変化したなー
朝はきんときと会えるから憂鬱じゃなくなった
学校もきんときがいるから毎日楽しくて
行事も今まで以上に楽しい
きんとき繋がりで友達もできたし
俺は本当に幸せ者だと感じることが増えた
🐼
「…」
ギュ
なんだか急にきんときに寄り添いたくなって
俺は手を強く握ってきんときの方に少しだけ体を傾ける
🎤
「どーしたの?w」
そう言ってきんときが俺の顔を覗き込む
🐼
「んーん、きんときに近づきたいと思っただけ」
🎤
「ッ//////」
ギュウウウウウウッ
🐼
「!?!?///」
急に視界が真っ暗になり、彼の匂いで包まれた。
🎤
「俺の彼女可愛すぎるんですけども」
🐼
「////」
俺の彼氏カッコ良すぎるんですけども??
👓
「お前らさあ、、ここ公共の場だぞ、、?w」
きりやんが呆れたように笑う
🦈
「ほんとだよw」
しゃけもそれに連られて笑ってる
🙂
「朝から何してんだよ、、」
遠くからスマイルの声が聞こえた
📕
「うわずるー!!!すまいるー!僕もハグしたいー!!」
🙂
「むりだッ うぐっ」
📕
「すまいるかわい〜」
ぶるーくが俺らをみてスマイルにハグした、といったところだろうか。
その光景こそ見えてないが何となく何が起こってるかはわかる。
👓
「お前らもさぁ、、w」
🎤
「なかむ、そろそろ行こっか」
視界がパッと開けた
🐼
「ん」
素直に頷いたが内心はまだ足りない
そうだ。
🐼
「きんとき?」
🎤
「ん?」
🐼
「ちょっとしゃがんで」
🎤
「こんくらい?」
チュッ
🎤
「ッ////////」
どうしても彼にまだ触れていたい、と思い、俺は彼の唇にキスを落とした
いつもは彼がしてくれるが今日は俺がしたい気分なのだ
📕
「まってまって!?さすがにやばいよ!?」
🙂
「やば、、、、」
👓
「場をわきまえろ!ばか!」
🦈
「ほんとだよw」
なんか色々聞こえるが俺はもうきんときしか見えない
🎤
「なかむ、、?」
🐼
「ん?」
🎤
「これからもよろしくね」
彼がそう言って俺の頬に触れる
俺は何をされるかを概ね察して目を閉じる
周りが何か言っているがそんなのお構いなしだ
これはもう俺らだけの世界
🐼
「もちろん」
チュッ
手慣れたような、まだまだぎこちないようなキスを交わす
🎤
「ずっと一緒だよ!」
そう。
これからも、ずっと。
コメント
10件
最高すぎました😇
あ~、まじで好きすぎるッッッ😭 やっぱ推しCPしか勝たんですわ… でも終わっちゃったの悲しい…🥺
ハート連打してしまいました🥰 完結、おめでとうございます!✨