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rttt
ヒーロー
地雷 閲覧注意
両片想い
tt side_____________
まだだ、まだ戦える。
戦わなきゃいけないんだ。
マナくんとウェンくんは別の任務に行ってて、リトくんと二人での任務だった。
しかし、リトくんは先程僕を庇って大きなダメージを受けたのだ。
僕を庇って。
僕はには残機猫がいるのに。リトくんにはいないのに。
僕の命とリトくんの命を同等に扱ってはならない。
僕が戦うべきだったのに、、
僕はリトくんを担いで、少し離れた場所に避難させた。
でけぇメンズはやはり重い。
tt「リトくんここで安静にしててね。」
tt「きりんちゃん、リトくんを見守っててね。」
マナくんとウェンくんに連絡したが繋がらない。
リトくんは意識が無いようだったが息はしていた、リトくんが復活する前に僕が敵を殺す。
tt「敵さんよォ、僕を殺すことができるかな!?」
リトくんに庇われたのはリトくんより僕の方がダメージが大きかったから。
普段は残機猫を沢山使うとOriensのみんなにこっ酷く叱られる。
でも今日は違う。
使わないと仲間の命が、相棒の命が危ないんだ。
激しい戦闘は続いた。
くそっ、、今日の敵は無数に湧いてでてくる。
ナイフじゃ捌ききれない。
______________
僕は必死になって守った。
残機猫があと何匹かも分からない。
もしかしたらもう居ないかもしれない。
それでもいい僕は絶対的ヒーロー。
相棒を死守すると決めたんだ。
粗方敵が片ずいた。
フラフラとよろめきながらリトくんの元へと歩いた。
リトくんが見えた瞬間僕は安心してその場にぶっ倒れた。
rt side_______________
目を覚ますと同時に俺はぶっ倒れる前の記憶が浮かんだ。
テツッ!!
そう俺はテツを庇った。
テツは命の重さをわかってない馬鹿だ。
痛い体を少し持ち上げてすぐにわかった。
俺に被弾がひとつも無いこと、倒れていた場所が安全な場所になっていること、回復体制になっていたこと。
顔を上げると、見覚えのある猫っ毛の黒髪が地面に靡いている。
rt「テツっ!!!」
痛いはずの体がどこも痛くない。
アドレナリンが出ておかしくないっているようだった。
ズタボロの服。
開かれたデバイス。
割れたゴーグル。
手に握られてるナイフ。
動悸が止まらない。
テツの元へ駆けつけた。
見るのも無惨なほどボロボロだった。
rt「無茶すんなっていつも言ってるだろばか、、」
綺麗な顔が台無しだよ。なあ、ヒーロー。
俺はすぐに本部とマナとウェンに連絡を入れた。
俺があまりにも同様していた口ぶりにマナが落ち着けと言わんばかりに口調で俺に言った
mn「テツがボロボロでも、一応残機猫がいるやろ?俺もこんなこと言いいたないし、、、」
rt「マナ、、こいつ俺の為に残機猫全部使ったかもしれない。」
mn「、、、」
マナも口を開かなくなった。
後ろの方でウェンが冗談はよせよと信じられない様だった。
すぐに本部に向かうと言って電話を切った。
こうやって死んでいるように眠るこいつを見るのはいつになっても慣れない。
残機を使いすぎて叱られても、反省しているようには見えないし、死んでも生き返ると自己犠牲を強めた。
他人が死ぬかのように、自分の命を見ない。
こいつにはたかがタバコ1本の価値の命だとそう思ってるだろう。
テツには、「俺はそう言うヒーローなんだから、そろそろ慣れてくれよ〜」「マ〇オと一緒なんだからな!」と笑いながら戦う度に言われてたっけ。
無理だよテツ。
テツにそっと俺の上着をかけた。
お前が生き返るまで、物のように置かれて野ざらしにされて、雨も砂も太陽の暑さも避けれないお前を、
それを平気で眺めて、テツの蘇生を待っていろだなんて、、
怖い。
俺はテツを抱いて本部に戻った。
本部について、俺の腕の中にいる力のないテツを見てマナとウェンは苦しそうな表情を見せる。
mn「無茶すんなっていつも言ってるやろ、、」
小さな声でマナはポツリと呟いた。
テツは事務所の医療室へと連れられた。
俺たち3人はテツが目を覚ますのを待っていなければならなかった。
動悸が治まらない。自分が庇っていなければそのまま残機猫を使って死に戻り。
庇ったから、ヒーローとして燃えて残機猫をほぼ使った。
俺が庇って倒れなければ、、、
倒れなければ、テツは今も医療室に入らず笑っていたかもしれないのに。
俺の力不足に不甲斐なくなる。
rt「俺、、見てくる」
テツの近くにいたい。こんな部屋の前で座ってるだけなんていても立ってもいられない。
サイドにゆっくり座って、色んなコードに繋がれているテツを見ていた。
どれぐらい時間が経っただろう
医療室のベッドに横たわるテツの指先が、ぴくりと動いた。
rt「、テツ?」
俺は息を飲む。
テツのまつげが震え、ゆっくりと瞼が開く。
白い天井を見つめたあと、ぼんやりと横にいる俺を見つめた。
tt「、、ん、リトくん、、?」
一瞬だけ、俺は言葉を失った。
さっきまで死んでいたみたいに冷たかったその手が、ちゃんと動いている。
その事実だけで喉の奥がつまって、涙が勝手にあふれそうになる。
rt「、っ、テツ、」
tt「リトくん、そんな顔してどうしたの?」
テツはいつもの調子で笑って誤魔化そうとする。
だが、その瞬間。
俺の手が震えながらテツの胸元を掴んだ。
だが力が入らなかった
rt「なんで、、笑ってんだよ、」
tt「、リトくん?」
rt「全部使ったんだろ、?残機猫。俺が倒れたせいで、お前、、全部、!」
テツの喉がひくりと跳ねる。
俺の声は怒っているのに、泣き声みたいに掠れていた。
rt「俺のために死ぬなよ、っ。なんで、なんでいつも自分の命が軽いみたいに言うんだよ、!命は命だろ!」
テツは反論しようと口を開く。
tt「僕はヒーローだよ。あとタバコ1本で残機猫は作られてるし、、相棒を守るのは当然で__」
rt「ただの相棒じゃねぇんだよ!」
声の大きさににテツの目が大きく見開く。
俺はもう泣いていた。
堪えても、涙がぽたぽたとテツの頬に落ちていく。
rt「相棒とか、仲間とかじゃねぇ、、俺は、お前が、死んでいい世界なんて、、要らないんだよ、、」
tt「リ、トくん、?」
俺はテツの額に自分の額を寄せる。
濡れた睫毛が触れるほど近い距離で、小さく震えながら囁いた。
rt「、、もう二度と、俺より先に死ぬな。約束しろよ、テツ。」
テツはその近さにも言葉にも耐えきれず、耳まで真っ赤になる。
tt「、、そんな、そんなこと言われちゃったら、、僕、ずっと死ねないじゃん」
rt「当たり前だよ。俺は、テツが好きなんだから。」
テツは息を飲んだ、息をするのを忘れるほどびっくりしたのだろう。
俺の心臓がうるさい。痛いほど跳ねてる。
tt「リトくん、、それ、本気で、?」
rt「こんな顔して、冗談言えるかよ、」
テツの手を包み込むように握りしめる。
その熱だけで、テツの目尻まで熱くなる。
tt「嬉しい、、」
言葉にならなかった。
気づけば手をを掴み返して、震える声で言っていた。
tt「僕も、、リトくんが、好きだから。守りたかったんだよ」
俺の瞳が驚きで揺れた
テツの額に、そっとキスが落ちる。
rt「お前ひとりじゃ死なせない。俺の大事な人なんだから。」
テツは恥ずかしそうに顔を歪めながらも、俺の胸にそっと顔を埋めた。
tt「、、リトくんのそういうの、ずるいよな」
rt「ずるいって言われても。もう離さないから。」
テツの頬は真っ赤で、でもその表情はどこか安心していて、、
二人の指は、ほどけないように強く絡んだ。