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「契約…?」
マモン「ベルフェ!お前、契約の意味わかってんのか!?こんなちっぽけで惨めな人間なんかと契約してなんの特があると思ってる?こき使われるだけだぞ!」
確かに私はちっぽけかも知れないけど惨めじゃない
でも、なんで契約することにこんなに否定的で反対するんだろう…?
ヘル「へぇ…?面白そうだな」
マモン「なんで止めようとしないんだよヘル!!お前が一番、契約の縛りを知ってるだろ!てかお前はもう何度も体験してるだろうが!!!!」
ベルフェ「僕はアイリスがいいんだ。アイリスは温かいし、行動力がある」
「その…契約ってそんなに悪いことなの…?」
マモン「…お前、契約のことすら知らないのか?」
「漫画とか映画で見たことあるけど…『悪魔が力を貸してくれる』ってだけじゃ…」
ヘル「そんな生ぬるいもんじゃねぇよ。俺達、悪魔と人間の契約は、対価の分だけ力を貸してる。だから一次的なものとかもあるな。契約した場合、人間は好きなときに契約した悪魔を呼び出したり、契約した悪魔の能力の一部を使用できる。俺達も契約した人間を呼び出せるが、俺達にはメリットなんてほとんどないな」
ベルフェ「普通、対価は”永遠の約束”だね。…まぁ、ヘルはソウルの半分を対価にしてるけど」
いきなり、ベルフェが私の両手を握って目を輝かせながらこちらを見つめる
ベルフェ「お願いアイリス…契約して…?」
「うっ…」
こんなに目を輝かせながら頼まれると否定できない…
「……いいよ」
ベルフェ「やったぁぁ!!」
マモン「…最悪だな」
ヘル「いいだろ。…未来がどうなるかなんて知ったことじゃねぇ」
ベルフェは喜びと嬉しさで跳び回ってるけど、マモンは気に入らなそうな顔をしてる。ヘルは…なんと思っているのか分からない
「対価は…どうするの…?」
ベルフェ「う〜ん……。”永遠にお互いの全てを理解する”」
「お互いの全てを理解する…」
ヘル「思った以上に本格的だな」
「契約は…これで終了…?」
ヘル「まだ、だ。契約した人間は跡をつけるからな」
「どこでもいいの?」
ヘル「あぁ。ベルフェ、さっさとやってやれ」
ベルフェが私の腕をつかむ
ベルフェ「手首ら辺…ここかな…」
いきなり、私の腕に噛みついた
「ッッ!!!!」
ぽと…ぽと…
ダラダラと血が滴り落ちる
マモン「チッ…」
マモンがドアノブに手をかけようとする
ヘル「そんなに気に入らないのか?」
マモン「あぁ」
ヘル「…そうかよ。でも、考えとけよ。誰についていくか…をな」
痛みがさらに増す。骨まで食い込んでいるのだろう
ベルフェ「ん……甘い…」
「痛ッ…!」
ベルフェが腕から口を離すと引っかかれた三本の痣が出来ていた
「これでいいの…?」
ヘル「ちゃんと出来てるな。アイリス、詠唱してみろ」
「なんて言えば…」
ベルフェ「サンズ、アイリスが魔法を知ってるわけがないよ」
ヘルはめんどくさそうにため息をつくと指を鳴らす
パチンッと音が鳴ると空中に本が現れる
「!?」
ベルフェ「サンズの能力の一つ。瞬間移動の応用らしいよ」
本はふわふわと浮きながら私の方へ来る
ベルフェ「浮いてるのは…なんでっけ」
ヘル「重力操作だ」
重力操作を使っているときのヘルの左目は赤黒く光っていた
ヘル「そのページに書いてあることを読んでみろ」