皆さんどうも!
初めましての人は初めまして!
いつも見て下さっている人はありがとうございます!
暇人腐れ学生ニートのねこくんです!
今回は【zmem】で【大喧嘩】でございます!
※地雷の方は自己防衛お願いします。
【注意事項】━━━━━━━━━━━━
×少しグロ表現が含まれています。
×距離感が近い。
×めっちゃ怒鳴りあってる。
×暴力表現あり。
×嘔吐表現あり。
×キャラブレ注意。
×誤字あったらすみません。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【表示】━━━━━━━━━━━━━━
×トントン…tn
×エーミール…em
×鬱先生…ut
×ゾム…zm
×コネシマ…kn
×チーノ…ci
×ショッピ…syp
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
それでは!
𝕃𝕖𝕥’𝕤 𝕘𝕠
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
zm「お前ホンマに…!」
em「貴方こそ!!」
広い部屋に男2人の怒鳴り声が響く。
どうやらゾムとエーミールが喧嘩をしているらしい。
ut「ゾムとエーミールが喧嘩なんて珍しいなぁ」
ci「そっすね〜」
俺らはあの2人の喧嘩に巻き込まれるのが恐ろしい為、少し離れた所で眺める。
em「そもそも貴方がッ!」
zm「っせぇなぁ!」
zm「お前も同じようなもんだろ!!」
少しづつ喧嘩はヒートアップしていき、ゾムがエーミールの胸ぐらを掴む。
zm「調子乗っとんなよ…?」
ゾムがヒリついた声で言う。
流石の俺とチーノもまずいと思い立ち上がる。
ut「ちょ、これはまずいんちゃうか…?(半笑」
ci「だ、誰か呼ばッ」
俺とチーノが顔を見合わせて話していると後から“ゴッ”と鈍い音が聞こえた。
振り返って見ると、そこには頬を押さえているゾムの姿。
ut「え…?」
ci「ぅ、嘘やろ…?(汗」
どうやら、エーミールがゾムを殴ったらしい。
zm「始めたのはお前やからな?」
em「やってやるよ」
それから、2人の激しい殴り合いが始まった。
浴びせ合う罵倒、部屋に響く鈍い音、投げつけられている家具。
ci「ッ(泣」
チーノがショックで泣き出してしまった。
俺も驚きの余り動けない。
em「いっつも舐めやがって!!」
em「お前こそ調子乗っとるんちゃうんか!! あぁ゙!?」
zm「おめぇが雑魚いんやろうが人のせいにすんなや゙!!(ガンッ」
em「お前こそたまにミスるやろうが!!」
em「俺だけのせいにすんなやカスがぁ゙!!(ドッ」
段々と2人が赤く染まっていく。
隣のチーノを見ると、顔を青くして次々と涙を零している。
これはチーノは見ちゃいけない…言わなきゃ、助けなきゃ…
そう思っていても、手は動かない。
zm「誰も笑わせる事も出来ひん役たたずが!!(ドゴッ」
em「ッてぇなぁ゙」
em「今はそれ関係無いやろ!!」
em「今日起こったこと話せや本題見失っとんちゃうぞ!!(ドゴッ」
終わりが見えない2人の喧嘩。
俺も泣きかけたその時だった。
バンッ
tn「なんやこの音!!」
kn「なんやなんや! 」
kn「なんかあったんか!?」
扉の開く音と聞きなれた声が聞こえた。
この部屋の音を聞きつけてトントン、コネシマ、ショッピが来てくれたんだ。
俺たちは早速助けを求める。
ut「と、トントンッ!」
ut「あの二人が…ッ」
ut「あとチーノがッ…!!(涙目」
必死に話す俺の姿を見て、コネシマがぎゅっと優しく抱きしめる。
kn「ゆっくりでええから、落ち着け」
ut「ぅ…うん…ッ」
コネシマが俺を落ち着かせている隣で、ショッピとチーノの声も聞こえる。
syp「チーノッ!」
syp「チーノ!そっちは見るな、俺の目を見ろ!!」
ci「ッ、しょっぴ…(泣」
ci「どうしよう2人が…ッッ(泣」
ci「2人が死んじゃうッッ!!(泣」
syp「、ッ!」
syp「大丈夫、大丈夫やから…(ぎゅぅ」
ci「ぅ゙…(泣」
ci「ぅぅゔ…ッ(泣」
泣き出すチーノを見て、俺もなにか声を掛けようと近寄ろうとする。
(ビュンッ…ガシャァァンッ)
ut「ッ!?」
kn「大先生!!」
tn「なッ!?あいつら…!!(汗」
俺が手を伸ばした先に花瓶が飛んできた。
驚いた俺はまた硬直し、飛んでくる花瓶を見たトントンとシッマは喧嘩する2人を止めに行った。
tn「お前らええ加減にせぇ!!(ガシッググッ」
zm「離せや!お前ら関係無いやろ!!(暴」
em(チャンス…)
kn「エミさんもストップや!!(ガッ」
em「、チッ!クソがァ!!」
2人に抑えられても尚睨み合う2人。
トントンが2人を正気に戻そうと口を開いた。
tn「お前らあの2人と自分らの姿見てみぃ!!」
kn「せやぞ!一旦頭冷やせ!!(グイッ」
トントンとコネシマが抑えている2人の視線を俺らに向ける。
zm「ッ!?」
em「ぁ、…ッ」
2人が俺らとその後ろにある鏡を見た瞬間青ざめる。
zm「これ…ッ」
em「はぁ、はぁ…ッ」
em「ぅ゙…ッ(ゾクッ」
em「ゲホッゲホッ、ゴポッ」
em「ぉ゙ぇ゙ッ(ビチャッ」
zm「!?」
ut「!?」
syp「ッ!(ギュッ」
ci「…?(泣」
kn「エミさん!?(汗」
状況を理解した途端、エーミールが嘔吐してしまった。
コネシマはすかさずエーミールを抑える腕を外し、その場に座らせ背中を擦る。
em「ゲホッ、ゴホッ…ッ!」
em「ぅ゙え゙ッ、ハァッお゙えぇ゙ッッ…(ビシャッ」
em「はッはぁッ」
zm「エミさッ…」
ずっと吐き続けるエーミールを見て流石のゾムも心配をする。
tn「これはアカンな…(汗」
tn「ゾム、なんか袋取ってくるから絶対此処を動くなよ」
そう言って袋を取りに行くトントン、ゾムは力無く床に座り込み吐き続けるエーミールを見つめる。
俺はそんなゾムに近寄り、震える手でゾムの背中を撫でながら優しく声を掛ける。
ut「大丈夫や、死にはせん」
そうしているうちに袋を持ったトントンが帰ってきて、コネシマと話す。
em「はぁ、ハヒュッ、ゲホッゲホッ」
tn「まだ治まらんか?」
kn「おん、ずっと吐き続けとる」
em「ゲホッゴッぷ、ぉ゙えッヒュッ、ハヒュッ」
tn「エーミール息吸いすぎや、ちゃんと吐け」
トントンがチーノと同じようにエーミールの目を抑え、呼びかける。
その間にショッピとチーノは部屋を出て、この部屋には俺、トントン、コネシマ、ゾム、エーミールが残った。
俺は無言でゾムの背中を撫で続ける。
そこで、トントンが俺に声をかけてきた。
tn「そういえば大先生はもう大丈夫なんか?」
ut「もう大丈夫や、」
ut「すまんな、心配掛けて…」
俺がそう言うと、トントンは安心したような表情をして俺にゾムを医務室に連れて行くよう指示する。
俺はゾムに肩を貸し、荒れた部屋を出て医務室に向かった。
ut「よし、こんなもんかな」
ゾムの手当を終え、一息つく。
相変わらずゾムはしょぼくれたままだ。
zm「…」
ut「…」
このままじゃどうにもならないと思い、俺が口を開く。
ut「なぁ、ゾム」
ut「なんであんな喧嘩しとったん?」
俺がゾムの顔を覗き込む。
ut「!?」
俺が覗き込んだゾムの顔は歪んでおり、今にでも泣きそうな表情をしていた。
ut「え!?ぞッ、ゾム!?(汗」
俺は慌ててゾムをはげます。
すると、医務室の扉がガチャリと開いた。
ut(ビクゥッ)
zm「!!」
tn「あ、驚かせたか?すまん大先生…」
扉の前にはエーミールを抱いているトントンと、疲れた表情をしているコネシマ。
コネシマは何も言わず俺に抱きつき、トントンはエーミールを寝かせに行った。
ゾムもその手伝いをしている。
ut「お疲れシッマ」
俺はそう言ってコネシマの頭を撫でる。
するとコネシマは「ん…」とだけ言って猫のようにスリスリと顔を俺の肩に埋める。
tn「おう、お疲れシッマ」
tn「すまんな、面倒な事頼んでもうて…」
kn「いや、かまへんよ…!」
kn「それよりエミさんとゾムは?」
ut「ッ!!チーノは…!?」
俺が思い出したように声を上げるとコネシマが答える。
kn「さっきショッピに連絡したら、落ち着いて寝たって」
ut「そっか…良かった…(泣」
俺が涙目になっていると、今度はゾムが声を掛けてきた。
zm「なぁ、大先生… 」
ut「え、あ、どうしたん?」
俺は涙を拭いながらゾムの方を振り返る。
zm「あのぉ…怖がらせてすまん、あと花瓶も投げて…」
ゾムが申し訳なさそうな顔をして俯いて居る。
俺は笑顔で返した。
ut「まぁ…人には人の事情ってもんもあるしな、もう暴れるような事はすんなよ?(笑」
kn「良かったな、ゾム!」
コネシマもゾムに笑ってみせる。
だが…
tn「俺は許さんけどな(ガシッ」
zm「ア゚ッ」
後ろからトントンが現れ、ゾムの頭を掴む。
tn「清々しい程部屋荒らしてくれたのぉ〜?(笑」
笑っているが、何処か怒りを感じるトントンの表情に、俺らまで目を伏せてしまう。
tn「エミさんが回復し次第弁償して貰うからな?」
zm「ハ、ハイ…」
tn「まぁ、まずしっかりエミさんと仲直りする事からやな」
zm「!!」
トントンがゾムの頭をぽん、と叩く。
tn「どんな事があったかは知らんけど…俺もお前らがけんk」
zm「エミさんが構ってくれんかったんやもん…」
tn「お前らマジか?」
ゾムのまさかの発言にトントンも目を丸くする。
ut「え?」
kn「あッはッはッはッはッwww」
ut「ちょッシッマうるさいッ!!」
kn「あぁwごめんごめんごめんwww」
いきなり耳元で笑い出すもんで俺も声を荒らげる。
zm「何笑ってんねんシッマ!!」
kn「いやwちっせぇなーってwww」
コネシマが言うとゾムは反論し始める。
zm「いや全然ちっさ無いわ!!」
zm「俺が何回遊ぼ言うてもエミさん無視やで!?」
zm「酷いやろ!!」
tn「そんなんはどうでもええねんエミさん寝とるんやから静かにしろッ(ゴッ」
zm「ぃ゙ッ!?」
トントンがゾムにゲンコツを食らわす。
zm「何で俺ばっかりぃ!!」
kn「どんまいやなゾムw」
zm「エミさんも『うるさい』とか『黙れ』とかも言ってきたんやもん!!」
tn「そんなくだらん事で殴り合いまですなぁ〜!」
ut「…(呆」
俺は黙って席を外し、寝ているエーミールの元へ行く。
ut「エーミルも大変やな、」
そう言い、しばらく鼻歌を歌って居ると、エーミールが目を覚ました。
em「ん…ぁ…?」
ut「!!」
ut「エーミール…!」
em「ぁ…大先生…(泣」
俺の姿を見るなり泣き出すエーミール。
ut「ぅえ!?」
ut「ど、どうしたん!?(汗 」
俺が少しテンパっていると、エーミールが話し出した。
em「ごめんなさい…迷惑を掛けてしまって…(泣」
em「怖がらせてしまって…(泣」
em「誰も笑わせる事も出来ない癖に、悲しませる事ばかりで…(泣」
大粒の涙を流しながら喋り続けるエーミール。
俺はエーミールを抱きしめ、言った。
ut「大丈夫や、エーミールは頑張っとうよ…」
ut「ゾムから話は聞いとる、いつもお疲れさん」
俺が優しく言うと、エーミールは俺を抱きしめ返し、「ありがとうございます」と礼を言った。
ut「ゾムが謝りたいって言っとったけど…」
ut「話せそうか?」
em「はい、大丈夫です…(笑」
涙を拭い、にこっと笑ってみせるエーミール。
俺も微笑み返し、「待っとってな」と言いゾムを呼びに行った。
em(ボー…)
ゾムを連れてエーミールの元へ戻る。
ut「エーミール、連れてきたで」
em「ぁ…」
エーミールが不安そうな表情でこちらを振り向く。
そしてベッドから足だけを下ろし、ベッドに座る体勢になる。
em「あの…ゾムさん…」
エーミールがそう声を掛けるとゾムがいきなりエーミールに抱きついた。
em「ッ!?(ビクッ」
エーミールは驚きながらもゾムを優しく抱き返す。
zm「ごめん、エミさん…」
zm「エミさんの時間奪ってたの俺やのに、しつこく付きまとって逆ギレして…」
ゾムがそう謝ると、エーミールも口を開く。
em「いえ、私こそ…」
em「口に出して伝えれば良かったものを…しかも殴ったりしてしまって…ッ」
段々とエーミールの目に涙が溜まっていく。
ut「まぁ、どっちもどっちってことでええんとちゃうか?(微笑」
俺が声を掛けると2人がこちらを振りく。
zm「それもそうやな…!」
em「大先生、ありがとうございます、!」
ut「ふ、ええよ(笑」
tn「仲直りしたんは良いとして、」
tn「エミさんにも説明せんと行かんなぁ…?」
em「え」
zm(汗)
tn「壊した家具の弁償^^♡」
トントンが不気味な笑顔を2人に向ける。
em「えッ、ぁ、あ〜〜…ハハ…」
em、zm「…」
tn「黙っとってもどうもならんぞ〜」
em「終わった…」
zm「頑張ろうな、エミさん…」
ut「ん、2人とも頑張れ、」
その後は2人でどうにか家具を弁償し、殴り合いもしなくなった。
ut「仲良いってええなぁ…」
これかはそんなに怯えなくて済みそうだ…。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
おかえりなさい!
今回の小説はいかがでしたでしょうか!
今回の小説を気に入ってくれた方が居ればコメントで感想下さい!
それでは!
またお会いしましょう