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今日は授業で使う教材の配布日
つまり教科書が配られる
私はワクワクしていた
何せ，兄様について回るばかりで学校に行った事は無かったからな
それに行ったとしてもつまらないだろうと思っていたからな
国語，数学，理科，社会，英語
普通にこの教科はあるのだな
他の教材は…魔術の基礎，呪術，薬学…拷問学…
前言撤回
私のワクワクを返せ
物騒過ぎるだろう
アズ「実技が楽しみですね，入間様！鳴様！」
うーん，私はちょっと…やりたくはないな
あ，いつの間にかついてた
アズ「なにやら，騒がしいですね……」
私達は教室を覗き込んだ
？「ローゥリングー！！」
ゴロゴロゴロゴロ……
そんな声と共に教室を転がっていく子が居た
連続回転でボールの様に転がり教材の山へ激突した
教材の入った段ボールの山が崩壊した
「ストラーイク！！あっはははは！！」
女の子がにこにこと笑い乍ら段ボールの山から飛び出した
薄緑の髪に羊の様なツノの容姿だ
入間「だっ，大丈夫…？」
『其処から抜け出せるか？』
私達は駆け寄り手を伸ばした
アズ「いけません入間！！鳴様！！
話しかけては…」
慌てる様にアズが止めに入る
女の子を見ると目をキラキラとさせて私達を見ていた
話しかけられたのが嬉しくて堪らないと云う様に
「あたしクララ！
右足がコナーで，左足がマーフ！」
『おおう…』
クララ「あんね！教材とろうとしたの！
でも勢いあまって突っこんじゃった！
物が積んであるとバコーンてやりたくならない？なるよね！
あっ，アメあげる！」
ポカンとする私と入間を他所に飴玉を渡した
クララ「もっかいやるから見てて見てて！」
嵐の様な速さで彼女は段ボールを積み始める
教材配布担当の先生が積むな積むなと大慌てで止めに入っている
しかし彼女は気にする事なく鼻歌混じりに段ボールを積み上げている
アズ「ウァラク・クララ
我々とおなじく，悪魔学校の新入生です」
アズが私と入間に耳打ちで教えてくれる
アズ「かなりの変人と聞きます
なつかれると面倒なので，みな近づきません
なかにはちょっかいを出す者もいますが，ぜったい関わらない方がいいですよ！」
入間「そっ，そうなんだ……」
入間はしっかりと頷いた
くだらない。そんな噂を信用するものか
3分後，中庭の校庭
入間は何故か手首にロープを巻き付けられ，クララと繋がれていた
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
あ，云い忘れてました…
自分小説見ながら書いてるのでアニメや漫画にない展開があるかもしれないのでお気を付けてください！（アニメの方は見てないから分かんないけど←）
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