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入間「なぜ,こんなことに……」
アズ「いっしょに中庭へ放りだされましたね……」
アズはそう云って頭を抱えた
あの後,暴走するクララに困った先生に後は任せたと一緒に放り出されてしまったのだ
クララ「入間ち,鳴ち,アズアズ!なにして遊ぶ!?」
クララは叱られても気にする事なく,芝生の上でバタバタしている
クララ「いろいろあるよ!トゲトゲボール!ガブガブ絵本!血みどろ家庭崩壊魔々ごとセット!」
おい待て最後のは何だ?!
クララの傍には何処から現れたのか,色々な遊び道具がずらりとあった
トゲだらけの鉄球。キバの生えた良く分からない絵本。斧。ダイナマイト,チェーンソー。トラバサミ
…間違えて当たったとしても兄様の異能は使わない様にしないとだな
というか,悪魔の遊びってこんな感じなのか?
クララ「決めた!魔々ごと!」
アズ「入間様!鳴様!逃げましょう!」
どうやらこんな感じではないのだな
アズは入間の腕をひこうとした
クララ「入間ちは,ペットのイヌの役だよ。お願いね!」
入間「わん!」
アズ「入間様!?」
入間はお願いされると断れないからな…
クララ「鳴ちはネコの役やってね!」
『…しょうがないな』
私は遮光眼鏡(サングラス)を外してベンチに置いた
クララ「私は妻の役!アズアズは,私の夫の不倫相手役ね!」
おお,不倫相手役もあるとは…
アズ「ふざけるな!やるわけがないだろう!
そもそも,入間様と鳴様がペットなどと……」
入間「いいよ,いいよ。いっしょにやろ,アズくん!」
『やってみれば案外楽しいかもしれんぞ』
アズ「______さっさと別れなさいな,この駄妻がッ!」
『くくっ…(笑)』
私達に誘われたアズは秒で魔々ごとに加わった
結構演じるのが上手いのだな
クララ「どりゃー!」
アズ「なにをするか貴様ッ!オノを振るなッ!」
クララ「修羅場,修羅場!血みどろ家庭崩壊魔々ごとセットはね,妻と不倫相手が夫を取りあって,コツニクの争いをくりひろげるんだよ!」
アズ「教育に悪すぎる!もっと,健全な遊びを……」
『はっはっはっ,こういうのは嫌いじゃない』
アズ「え!?鳴様!?」
入間「配役に夫が足りないんじゃ……?」
アズ「入間様!そんなまじめにつきあわなくても!」
クララ「じゃあ,コナーが夫!
はい,ごあいさつ!」
入間「はは。よろしく……って,手,叩かれた!これ,スリッパじゃないの!?生きてる!?」
…なにそれ怖っ
クララ「アズアズー。夫が来たよー。不倫!不倫!」
訳が分からない侭私達は遊んだ
詳しい内容は……教育に悪すぎるので,此処では控えさせて貰う