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これはある夏のよるだった。
風通しが良く涼しい部屋にいるはずなのに
ものすごく暑い。
ついに暑さに耐えきれず僕は目を覚ました。
目を覚ました先には僕の姿があった。
夏休みがはじまり僕は祖父母の家へ行った。
勉強を両親に強いられくことなく
自由に過ごせるこの空間は大好きだ。
「ばーちゃん!ラムネちょーだい!」
家にいたら絶対に飲ませてもらえないラムネ。
こののどをチクチクしげきする快感と
疲れがとれるような甘さ。
暑い日に飲む爽やかさがたまらない
「はいよ。今取ってきますからね。」
ばーちゃんはそういって
スイカを冷やしたおけにラムネを取りに行った。
ばーちゃんが帰ってくると
僕はラムネの栓をはずし一気にゴクッと飲んだ。
まるで水を得た魚のような反応だった。
飲み終わるとラムネの中にあるビー玉を取って
眺めたり転がしたりしてあそんだ。
その日の夜はじーちゃんが取ってきた
山菜の天ぷらをたべて
みんなで楽しく会話をした
そうして過ごすうちに
幸せな空間での1日が終了してしまった。
「おやすみなさい」
そういって僕は寝室へ行った。
涼しい夜風の通る縁側の近くに僕は
蚊帳をはって、線香をたき
ふとんへ潜り込んだ。
「こんな幸せな日が毎日続けばいいのに…」
そう思っているうちに僕は眠りについていた
眠りについてから数時間たった頃だろうか
僕は先ほどまで感じなかった暑さに
目を覚ました。
その瞬間だ。
綺麗で美しいまるでびーだまのような僕の心が
奪われてしまった。