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【プロローグ】
『よろしくおねがいします』
会社帰りの帰路、 めがねに声をかけられた。
渡されたフライヤーを手に取りめがねの方を見る。
『ありがとうございます』
めがねは微笑んだ。
すんごい綺麗で眩しかった。
高い身長、ガタイの良さ、顔の形、なにより目。
目が凄く綺麗だった。
三白眼で小さくて、綺麗な緑の瞳。
そんな瞳に濁った感じの暗さを感じる。
そんな貴方に私は惹かれた。興味が湧いたから
また貴方に会いたくて、ライブの日を見る。
丁度、いや必然のはず 私の休日と重なっていた。
とにかく嬉しいかったのを覚えている。
ライブ当日。両手で数え足りるくらいのファンの中に私は混ざった。
異質だ…。 周りの子はみんな可愛い
顎下くらいのショートの女性2人。凄く可愛い
他にもあそこの金髪?っぽいお姉さん。
すごく綺麗で長い髪をしている。いい匂いしそう。
それに比べて私はなんだ。
くまの酷い目。少し時代遅れな服。
癖のついた髪。少しぽっちゃりした体型。
これでもまだ新社会人の20代なのにまるで30代だ… 恥ずかしい。
それでも今だけは楽しむ。それだけは心に決めた。
――ライブが始まる。
音楽が流れ始め歌を歌い出す。
「すごい……」
思わず口にしてしまった言葉。無意識だった。
恐らく他の人は赤色の人…えっと七瀬陸だっけ
を見ていると思う。歌唱力がずば抜けてやばい
あと服が少し…あのえ、えっち
そんな中で私は二階堂大和を見る。
歌もダンスもプロ級って訳ではないが、こう
なんか凄いなにか伝わってくる。語源化できない。
演技力が凄まじいのだろう。見惚れる。
ライブが終わり、小鳥遊プロダクションの社員らしき人に声をかける。
「あの!!私をここで働かせてください!」
あーこのセリフどっかで聞いた。某ジブリの…
まぁいっか。
「えぇ!?い、いきなりそう言われましても…」
しくじった。面接とかそういう時に言うべきだった。
すまんな金髪のスーパーウルトラ美人ガール。
いやキュートガールの方があってる気がする。
ぁーあ本気で働きたかったのにな。
あんなクソブラック会社でやってられるかー!
休日が被ってたのは本当に奇跡だわ。運命かしら
そんなくだらないことを考えていると社長らしき人が目の前に来る。
とても笑顔が素敵なおじ様だ。キュートガールとにた髪色。親子だろうか素敵だ。
〔君。お名前は?〕
「あ、えぇっと、山田▫です。いきなり働きたいとか流石にでしゃばりました。もし面接があった際。その時にまた出直します。すみません」
しっかり謝れた。帰ろう。よし帰るんだ。
ふかふかのベットに寝転んで寝よう。
〔▫ちゃんね。君いいね。僕惹かれちゃったよ。 採用しよう。 〕
…!?時が止まり驚きのあまり口が開く。
後方にいた青髪の人も同じ状態だ。
「え?えぇ!?ぇあえ!?」
思わずちいかわになってしまった。
〔詳しいことは会社で話すよ。今日は遅いし帰りなさい。ここ小鳥遊プロダクションの住所。
明日来てね〜 ノシ 〕
まじかよ……受かっちゃったよ。退職代行でも使うか…
そこからトントン拍子で話は進み無事に正社員になり、主に裏方の仕事の手伝いをした。
ある程度時間が経つとアイドリッシュセブンも人気になった。
そんな時大和さんが俳優業を良くするようになり 、 紡さんが忙しそうにしていた。
チャンスだ。
私は小鳥遊社長の元へ行き、
「今。大和さんの俳優業がとても多くて紡さんがとてもとーっても忙しそうにしています。
MEZZO”の事もあり疲労が溜まっていそうな状態です。」
思いのほかぺらぺらと言葉が出る。紙なみにぺっらぺら。
「そこで1つ提案なのですが、私を大和さんの専属マネージャーにして貰えませんでしょうか」
社長は少し悩んだあと了承をしてくださった。
紡さんの仕事が減ってよかった。それに大和さんと話せる機会が増える。一石二鳥だ
『君がお兄さん専属マネージャーさん?よろしくね 』
やばい発狂しそう近い距離が1mより短い。やばいしぬ
「よろしくおねがいします。私は山田▫です。
好きに呼んでください。」
硬すぎる。フレンドリーに行きたかった。
求 コミュ力
『ははは(笑) そんな硬くならないの
これから俺たちは2人で話す機会も増えるんだし』
はぁーーー好き 結婚しろ
「ではえっと、大和さん。早速仕事現場に行きましょう!」
フレンドリーっぽく喋れた気がする…
そうして私たちは仕事現場へ向かうべく
バスに乗り込む。