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「よし、お互いに変身したところで今回の作戦のおさらいをしましょう。」

「へいっおね・・・「礼愛!」おぉっと・・・」

「今から。今から演技するの!じゃないとボロが出るでしょ?ほらほら、今のうちに慣れて。」

「お姉、礼愛。少し怖いです・・・」

「あら・・・じゃなくて、ごめーん、聖愛!あたし凄く楽しくなっちゃって!」

「えぇっと・・・悟くんの所に戻ったら飲み物を買うんですよね?」

「そうだよっ!わた、あたしがコーヒーを買って、お姉ちゃんが炭酸のオレンジジュースを買うの!それでぇ・・・」

「「お互いの彼氏の前で飲む!!!」」

「よし!作戦バッチリ!おいしそうに飲むんだよ、お姉ちゃん!」

「ふふっ。そっちこそ。おいしそうに飲むんですよ。」

「「どんな反応が来るかなー!?」」


おさらいをしようとするとあの子・・・さっそく私の事を「お姉ちゃん」と呼ぼうとした。

そして私のギラギラした目を見て・・・

私のノリ具合に若干引き、「いつもの調子で喋っちゃった。演技って難しいよぉ」そんな表情をして言い直す礼愛。

なんとか入れ替わって、作戦のおさらいもして準備ばっちり!

私達はお互いの彼氏が待っているベンチへと走っていった。


「悟くーん!」

「修也くん。」

「お!もう大丈夫なのか?」

「はい。もう大丈夫です。」

「もう解散しても俺たちは大丈夫ですよ?」

「いえ、それは大丈夫です。」

「ほんとかよー?さっきみたいに無理してるんじゃないだろうなー?」

「「本当に大丈夫です/だから!」」

「・・・なんで2人ともそんなに必死なんだよ・・・特に聖愛。」

「おかしいですよ、今日の二人。」

「「!!!」」

「そ、それより!喉乾かない?」

「あー、少し乾いてきたような・・・?」

「そうですね。麦茶でも買いましょうか?」

「あたし、コーヒー飲む!」

「私は炭酸のオレンジジュースでも飲みます。」


・・・。


「「え?」」

私達の言葉に頭にはてなを浮かべる修也たち。

「「どうしたの?」」

そして・・・ふふっ。私たちは同時に何も知らない顔で【どうしたの?】と言うの!

「いや、それはこっちのセリフだし。」

「そうですよ。お互い嫌いな飲み物を進んで買おうとするなんて・・・。」

「実は・・・私、炭酸のオレンジジュースの魅力に気付いてしまって・・・。」

「あたしはコーヒーの魅力に気付いたの!」

「そうなのかー?まぁ、炭酸のオレンジジュースはおいしいけどさっ!」

「ですよね。炭酸のしゅわしゅわとした感覚。それに飲んだ時ののどに刺激が通るのが癖になるわね。」

「コーヒーの魅力が分かるなんて礼愛も大人になったんですね。」

「コーヒーを飲むだけで大人になった気分!目が覚めるし、良いコーヒーを飲むとほのかに甘みを感じて面白いの!」


そして、私達は売店へと歩いて行った。

ちなみにお互いの飲み物の魅力は以前「こんなに美味しいのに!」とお互い喧嘩腰で言い合った内容だ。

礼愛のドッキリ大作戦!

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