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Dear. あの日の君へ

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Dear. あの日の君へ

3 - いつもと変わらない日 類サイド

♥

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2022年05月17日

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あの日僕らは週末のショーのリハーサルをしていた。

無事に済めばいいなぁ なんて思いつつ

そんな願いは叶わないとも知らずに


あの日から僕は何も無いただ暗い空間を彷徨い続けている

ワンダショのみんなに悪いな、と思いつつも、こうなっているのが、僕で良かった、なんて思っている。


たまに、暗い空間に司くんの声が聞こえる、気がする

答えてあげたい気もするけど、今はまだいいや。


ある日こんな夢を見た。

それは僕たち、4人で、日本…いや、世界で活躍をしているという夢。

この時僕はやっと気が付けた気がする。例え、司くんがスターになっても、寧々が大きな劇団に入ったとしても、えむくんがフェニックスワンダーランドにとって大きな存在になったとしても。

4人でワンダーランズ×ショウタイム なんだ。

例え、離れ離れになってしまったとしても、心ではそばにいるんだ、繋がっているんだと。


僕はそれを早く伝えたくて、伝えたくて堪らなくなった。

すると何も無い暗い空間に光が射した。

光の元へ歩み寄る すると、目の前が眩しくなる。

「類!!」

司くんの声が鮮明に聞こえた気がした。

気がつくとそこは司くんの心配そうな顔と、1面の白が広がっていて、帰ってこれたんだな。と冷静に考える


僕に抱きついている司くんに向かって、「ありがとう」と「ごめんね」と零す

司くんに呼ばれ、顔を見ると、司くんは泣いていて…でも満面の笑みだった


Dear. 司くん

長い間待たせてしまってごめんね。

でもね、きっと僕らの未来は明るいものなんだ。

そうだ、寝ている間にね、こんな夢を見たんだ!(省略) それ以外にも伝えたいことがたくさん、たくさんあるんだ。

あ、えむくんや寧々にも謝らないといけないね。とにかく待っていてくれてありがとうってつたえなくちゃね

今度3人にお礼をしなきゃだね フフッ

司くん、大好きだよ。 これからもよろしくね。


神代 類


「みんな、ただいま!」


「類/類くん おかえり〜!」

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