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今日も俺は仕事に行って資料を片付ける。
少しでも、早く星奈にあいたい。あいたい。
🎸「星奈、今日なんの日か知ってる?」
🎸「俺と星奈が付き合った日で、星奈が俺のそばから離れた日」
🎸「今日は祝祭、二人で笑って、俺がないた日」
🎸「また、花火を見よう。」
きっと、この言葉は君には聞こえてない。
寝ている。その顔は動かず、ただ瞼を閉じている。
また、花火を見ような。
俺は、涙をながして、星奈の手を握ったまま、寝てしまった。
ピクピク
ん、なにか動いてる。
俺の手の中にあるのは小さい星奈の手。
俺は、涙を流した。
嬉しくて、嬉しくて。
星奈の瞼が開く。
きれいな青い瞳。
俺は咄嗟に言った。
🎸「星奈、愛してる、俺と結婚してください。」
金木犀の花束が俺の涙で光る。
星奈の手には、箱があった。
⭐️「ごめんねぇ。うりくん、いっぱい心配かけてごめんねぇ。」
いいいんだ、もう、君が目覚めてくれたから。
⭐️「いいよ。私もうりくんのこと愛してる。」