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ジュン茨 世田谷ラブストーリー

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ジュン茨 世田谷ラブストーリー

1 - ジュン茨 世田谷ラブストーリー

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2023年10月01日

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ジュン茨 ifストーリー

※成人済み 付きあってる



Eden結成からもう5年の月日が経つ。信じられないと思いつつも箱が大きくなったり、エゴサした時の呟きが多くなったりすることで成長したことを実感する。それ以上にこの5年間で大きかったの「七種茨」だったと思う。もちろん、ナギ先輩とおひいさんは元々非特待生の自分からしたら絶対に手の届かない存在で本当にいい影響を受けた。Edenの光だ。あの2人が光ならオレと茨は影であり、とてもいいライバルだった。一緒に残って練習したり、教えあったり、茨のおかげで己を鼓舞することが出来たと言っても過言ではない。そして今はライバルより大きい、恋人という関係で隣にいてくれている。今日はEdenでのバラエティ番組での収録が行われた。何度も何度も最初のバラエティ番組であるボギータイムを擦る度に茨から鋭い視線を向けられる。それが楽しかったりする。収録が終わり、上2人が一緒にご飯を食べるから先に帰るね!!と言っていたのでオレたちは駅近くの旧道沿いの居酒屋へと向かった。



「あのモデルの方何とかならないんですかね!?失礼にも程があるんですよ!!」

今日はいつにも増してキレ気味だその理由は、バラエティ番組で一緒に共演した新人モデルの方にナギ先輩の髪の毛のことを侮辱されたからだ。それにだんだん酔いも回ってきたことでいつもよりも饒舌に語ってしまってるということ。

「もう分かりました!!閣下のいい所を理解するのなんて数千年早いです!!俺たちが知ってればいいんですよ!!」

「はいはい、そうですねぇ」

「ジュンもそう思いますよね!?」

「あの人ちょっと失礼だったかもですねぇ」

そういうとやっぱりそうだよね!!とは言わんとばかりに見つめてくる。そんな姿がとても愛おしい。オレにしか見せてくれない素の姿をみて彼氏特有の優越感を感じてしまう。それから2軒目に行ってそこではお酒は飲まなかったものの沢山話しをした。Edenの新曲とか撮影とか。それ以外にも、おひいさんが虫が出たから来て欲しいって早朝から電話をかけてきた話とか、あそび部で燐音先輩を驚かそうと思って赤色の髪の人が出てきた時に驚かせたら、九郎先輩でめちゃくちゃビビったこととか兎に角しょうもない話を24時過ぎまで語り尽くしたわけ。

「24時過ぎですか、、そろそろお店を出るとしましょう。」

「あ、はい。分かりました。」

もう少し一緒にいたかったという惜しい気持ちを心に秘めながらも店を出る。

店を出てから沈黙の時間が続く。そうするとその沈黙を遮るように

「次デートいつにします?決めておきたいのですが。」

「っすね。次オレと茨のオフが重なった時ですかね。」

そう答えるとまたもや不思議そうにオレを見つめた。

「さっきからその生半可な返事なんです?デート楽しみじゃないんですか?」

「いやっ、全然そんなことは無いんすけど、、」

オレは今、茨とまだ一緒にいるための口実を探している。返事が素っ気ないのはそういう理由な訳で本当はものすごくデートのお誘いは嬉しい。駅までは3分ちょっと過ぎでもうタイムリミットはあと2分弱しかない。だんだん駅が見えてきているのにも関わらず、オレはまだ口実が見つからない。遂に到着してしまった。

「今日はありがとうございました。定期的に話せるとストレス発散になっていいですね。また話しましょう。」

彼はオレにまたねと手をヒラヒラと振った。1度改札に向かったものの、何かを思い出したかのようにオレの方に戻ってくる。

「何か忘れたんすか?」

そう言うと茨はオレの頬に手を添えてキスを落とした。

「はい、お別れのキスを忘れてました。」

茨はそれを言い残してすぐに背を向け改札の方に向かってしまう。呼び止めなきゃ、呼び止めなきゃ、いってしまうと心で繰り返していても言葉には出来ない。彼は電車に揺られ帰って言ってしまった。オレはもう一度彼と一緒に歩いた道を戻る。月に照らされる茨はとても魅力的でその記憶が何度もフラッシュバックしてくる。階段を上って見渡せば見慣れた風景で、さっきまで茨がいたはずなのになと思ってしまう。あと数ミリの勇気があったなら、今度は君を追いかけて、もう今日はここにいなよ。うちに来なよってちゃんと言うから。

「もう終電に間に合うように送るようなヘマはしない、もうしないから。」

そう彼のいないこの街にいい聞かせた。


⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⋆

backnumberさんの世田谷ラブストーリーを参考にしました

是非聞いて見てください

やっぱり成人済みってすごい

3個ぐらい途中まで書いたストックあるからいつか投稿したいです

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