心がギュッと
掴まれたようで
暖かさに
呑まれてしまいそうで
耐える事は
出来なかった。
大 「 ぅ”ぅ…あぁぁぁぁ…”! 」( 泣
藤 「 今まで…よく頑張ったね… 」( うる
若 「 もう大丈夫だから…… 」( 泣
2人には
助けられた。
あぁ、
君達が
僕を救う
神様なの…?
それとも
天使…?
藤 「 ずっと…辛かったよね…… 」( ぎゅ
若 「 俺らがいるからな…… 」( ぎゅ
大 「 ぅう……ッ…グスッ 」
2人は
太陽みたいで
もう
僕と
この2人だけの
世界に
なればいいと
そう
思った。
タヒにたいと
思う
あの日の毎日も
全て
塗り替えてくれるような
君達さえ
居れば
僕は
もう
何も要らない。
家族も
偽善者も
先生も
虐めてきたヤツらも
全て
消えてしまえばいい。
涼ちゃんと若井さえ居れば
僕の世界は
僕の人生は
ずっと輝ける
ずっと
暖かいままだ。
…
大 「 あの…ねッ…、グスッりょ、ちゃんッ…わか、いッ…グスッ… 」
藤・若 「 ……どうしたの…? 」
大 「 僕を…助けてッ……! 」
藤・若 「 ……! 」
やっと
やっと言えた。
助けてって
救ってって
声に出なかった
あの言葉も
今なら
言えるんだ。
藤・若 「 ッ…もちろんッ……! 」
大嫌いだったのに
今は
もう
大好きなんだ。
…
キーンコーンカーンコーン。
大 「 ぁ……、 」
チャイムの音だ。
藤 「 さ、戻ろっか…。」
若 「 だね… 」
嫌だ。
戻りたくない。
チャイムの音が鳴ったら…
アイツらが…、
アイツらに…
お仕置される。
大 「 ……ハァ、…ヒュッ…はぁっハァッ… 」
藤 「 大丈夫ッ、…?まだここにいる…? 」
大 「 …ハァ…カヒュ…は、… 」( こく
藤 「 分かった。 」
あぁ、
迷惑かけて
しまった。
次の授業もあるのに…
ごめんなさい…
ごめんなさい。
こんな僕が
迷惑をかけて
ごめんなさい
ごめんなさい。
ごめんなさい…
大 「 ごめんなさい… 」
藤・若 「 ……、 」
藤 「 大丈夫だよ謝らなくてもいいよ? 」
若 「 自分のペースでいいからな? 」
大 「 ……ぅ、ん… 」( こく
…
昔から僕は
虐められてる
家族からも
小学校の友達からも
中学校の友達からも
先生からも
ずっと虐められてばっか
最初は
小学校の時のいじめが始まり。
お母さんに黙ったままでいたら
泣かれながら怒られた記憶がある。
電話で担任の先生から
連絡があったそうだ。
それ以降は
無くなった
はずだった。
次は家だ。
家族の団らんとした空気が
僕は好きだった。
なのに
それを壊された。
クラスメイトに
…
誰かの噂が
僕のお母さんまで
噂を広まったのが始まりだそうだ。
その噂は、
クラスメイトの保護者にまで広まり
お母さんは
他の保護者との関係が悪くなった。
そこからが
地獄の始まり
お母さんは僕のせいだと言って
僕を殴ってきた。
通称虐待だ。
僕は
何も悪くないはずなのに
謝ったのに
許されなかった。
そこからどんどん酷くなっていった
中学校時代。
反抗期の僕には辛かった。
そこからもう、
タヒにたいと
思い込んでいた。
耐えきれなかった。
体を
蹴られたり
口の中に
針を入れられそうになったり
殴られたり
ポストの中に悪口の紙ばっかり捨てられたり
殺されそうになったり
色々と
大変だった。
いや
大変では
片付けられなかった。
僕には
対処しようがなかった。
いや
僕だけでは
対処しきれなかった。
大人の
力も借りたかった。
お母さんに
話したかった
でも
話せなかった
喋りかけたら
家を出される
住む場所も無くなる
生活が出来なくなる。
…
高校に
入っても
ずっと虐められてばっか。
どうしてこうなるんだ
もう
感情
というものが分からなかった。
母からも
愛されず
友からも
先生からも
全ての人からも
愛されなかった僕に
教えてくれた人が
君達なんだ。
若井。
涼ちゃん。
僕の
乾ききった
心の中を
潤して
満たしてくれるみたいに
優しくて
暖かくて
太陽みたいで
苦しくなくて
ずっと楽で
そんな
2人が
大好きだ。
心の底から
そう言える。
大 「 大森…元貴…… 」
藤・若 「 ……? 」
大 「 僕の名前…、大森元貴… 」
藤・若 「 ふふ…… 」
嬉しそうに
笑う君達
僕を
安心そうに
微笑む
ホッと
した顔で
名前を呼ぶ。
藤・若 「 元貴。 」
2人とも
大切な
大好きな
僕の
日本で
世界で
宇宙で
唯一の
最高の
友達だ。
𝙏𝙝𝙖𝙣𝙠 𝙔𝙤𝙪
/ 見てくれてありがとうございました!
いいお話だと思ったら、
いいね沢山下さい〜!!
コメント
6件
め っ っ っ ち ゃ 好 き で す . . 😿
最高すぎた!ハートめちゃくちゃ押しときます!
ハート押すのは任せてください(?)