sanzu side
生まれ変わり 、 と言うものは 本当に 存在 するのだろうか .生まれ変わりとは 簡単に言えば 、肉体が死を迎えた後、新たな肉体となり 、生命を授かること .宗教 で よく 言われるだろう .生まれ変わる事が出来るのは死ぬ前に 強い意志を持った人物のみ .例えば、「 彼奴のことを守っていたい .」 だったり 、人間は そういう所だけ 神を信じる .おめでたい頭だ 、なんて 思いながら 今日も 俺は リンドウの 花畑 で 彼奴のことを 待ち続ける .
rindou side
大切な人が目の前で傷つけられると、誰でも怒り狂うだろう、初めて好きになったヤツなら尚更だ、自分を守って死ぬなどもってのほか、相手に憎悪を抱くだろう。俺は其れを体験した。体験したのは桜が舞う4月の夜。想い人との任務の時、其奴は俺を庇って自分を犠牲にした、そいつが最後に放った言葉は
「 御前が 好きだ 」
と、細い声で、微笑みながらそう答えて息を引き取った。アイツが息を引き取った瞬間、強い風と共に桜が舞った。あの桜は今まで見た中で一番綺麗な桜だった
𓂃 生まれ変わっても 傍に居て 𓂃
ATTENTION .
死ネタです .
rindou × sanzu
sanzu × rindou
バットエンド
タイプリープ的なやつ
とりま 見てけ
chapter 1 最初の記憶 。
rindou side
「 ざっけんなァ゛ !!!!!!!!! 」
と大きな罵声が1つの部屋に響く、声の主はアイツだろう、と言うかアイツしか居ない、アイツ以外誰がいる、名前出てくるか?? ん??? という茶番はさておき、何にキレているのだろうか鞄にもやしを詰め込んだことか、はたまたノートパソコンにカマキリの心臓を置いておいたことか、多すぎて分からない. ズカズカと大きな足音が徐々に近付いてくる、全く、もう少し静かに歩けないのか、
「 竜胆!! テメェ !!!! 俺で出会い系してんぢゃねェよ!!! 」
バレてしまったか、2ヶ月半は持ったのだがやっぱりバレるな、と言うのも暇だったので少し三途のお顔を借りて出会い系アプリで遊んでいただけだ、今日行かせた場所はその待合所、
「 マイキー直々の任務だって言ってたから 張り切ってたのに いざ向かったら クソジジイ しか居ねぇぢゃねぇか!!」
どうしてこうもまんまと騙されてしまうのか、不思議で不思議で堪らない、騙された方が悪くないか?? まぁ遊びすぎたって事でちゃんと 加工はしといたぞ と 言ってやると鳩尾に蹴りが飛んできた、理せぬ.器が小さいな、
さてさて一度は聞いた事があるだろう「 好きな人には意地悪したくなる 」とていうか人間大体そんなもんだ、小学生のような餓鬼がする事だが..、まぁ俺にはそんな事関係ない、俺もそろそろ三十路なのだが、少しは改善したいものだ、マイキーにも怒られるし、もーやになっちゃう、とぶりっ子でもしておこう多分許してくれる筈だ、多分( ここ大事
おっと、名前言ってねーな、俺は灰谷竜胆、んでぎゃぁぎゃぁ五月蝿いキチガイが三途、マイキー狂の薬厨である、三途春千夜と言ったらどんな事が出てくるだろう、ココや兄貴は末っ子だの、面はいいだの、言うけど俺は三途春千夜と聞くと一番最初に出てくるのは 全てが俺より上回ってる、と言うこと、アイツは仮にも梵天No.2だし、マイキーの右腕、強くなきゃやっていけない、でも俺が言いたいのは強さではなく、なんというか..、恋愛面?とかの方だ、全て読まれている、もやしの事は気付いてないようだが、( 上参照 )この俺が猛アタックしてやってんのに、(
自惚れんのはここまでにしよう 。本題はここから 。俺達の仕事柄、死んだりするのに抵抗は無い。アイツならマイキーを庇うのも分かる。が死なれると困る、俺のメンタルがブレイクしてしまいそうだ、例えば、まぁ、そんな感じ、かれこれ10年以上前から片想いを拗らせている、天竺の時に一目惚れだった。自分でも引く程、拗らせているのだがそろそろ堕とさねば、取られてしまうかもしれない..
sanzu side
マイキーからの直々の任務と言うことでるんるんで指定の場所へ向かったのだが、居たのは気色悪いオッサンばっかり、アイツの仕業だなと思い、車を手配させ、法定速度無視して、事務所に向かった。アイツがこの時間帯に居るのは喫煙所だろうとめっちゃ走って喫煙所に向かった、案の定居たので勢いよく ドアを開けると
「 三途 うるさーーい 」
と呑気に言いやがるので、思いっきり叫んでやった
「 んぇ 、もうバレたの ?? 」
と間抜けな顔で言ってくる、その後に加工はしてやったからと巫山戯た事を抜かしてくるので、鳩尾に蹴りを入れてやった。
コイツがクソ谷弟 、灰谷竜胆 だ 、事ある毎にちょっかいを出してくる、ある時は、俺の薬を全てサプリメントにしたりまたある時は愛用のポン刀を隠したり、え?ポン刀?ンなの刀に決まってんだろ。それについて何回か怒ったのだが、
「 ポン刀 が 隠れんぼしたいって」
とか意味わかんねーー言い訳をしてきやがる。
と、まぁ、こんな奴だが俺の好きな奴もコイツである。抗争で何度か見た事はあるが、初めて同じ族に入ったのは、我らが 暴走遊記 横浜天竺 の 時、初めて話したのは天竺の集会の後だった。
ンで、好きだと分かったのは梵天結成後、アイツは某知育菓子みたいな髪色では無く、紫のツートンで、海月のような髪型だった。より 童顔に似合っている。本人は気にしているようだが、チャームポイントではないのか、何処が好きになったのかと言われれば、よく分からない。知らない内に好きになっていたのだろうか、多分そんな感じだろう。知らんけど
俺の立場上マイキーの護衛は絶対的だ。奇襲をされれば、幹部共に指示を出さなければいけない。だから、死ぬ確率は他の奴らよりは高いと思われる。だが、この思いを伝えない限り死ぬ事は出来ない。今言えば?と思われるかもしれないが、そんな勇気俺には無い。俺のプライドもあるから、ただ、いつかは伝えなくては..
rindou side
マイキーから三途との共同任務が入った、内心コロンビアポーズをしたのは内緒だ。なんと言っても2人だけで任務!!思いを伝えるチャンスでは!?!?と浮かれていた。すると
「 クソ谷、早くしろ、行くぞ 」
と後ろで声がした、声の主は勿論俺の想い人、三途だ。向こうから御迎えに来てくれたらしい。珍しい事もある物だ。期限を損ねると色々と面倒くさそうなので、そそくさと準備をして車に乗り、指定された場所に向かった..、
のだが、ピンチすぎる、こんな敵居んの??? バチカン市国の人口くらい居るんだけど、嘘それは盛ったわ。ホントに多い、こちとら幹部2人ぞ、??数の暴力とはまさにこの事、まぢ有り得ん。三途なんかチャカとポン刀の2丁持ちだ。すげーーゎ、俺も頑張ってるんだが、ふつーにエグい、やばい、しぬ、キツすぎる、まだ半分以上居るんだが、なんの恨みを買ったのだろうか。
「 多すぎだろ お前ら!? 」
と 三途も吃驚だ。因みに俺も吃驚だ。つか誰でも吃驚するだろう。早く終わらせて、帰ろう。
「 キッツ .. 、殺す気かよ 」
やっと最後の一人を殺した所で、三途が声発した、疲れてそうだし、今悪戯しても面白くなさそうなので そっとして置いた 俺も風呂に入りたいし、早く帰って三途に想いを伝えたい等と考えながら、任務完了の連絡、掃除者、車の手配をしていると
「 竜胆 !!! 」
と 三途が叫んだ、急な名前呼びに期待したが、その期待はすぐに打ち砕かれた。
sanzu side
マイキーから 、
「 竜胆と2人で任務にいけ 」
と場所を伝えられた、急な事だったので空いた口が塞がらなかった、え、アイツと??2人??チャンスぢゃね??と内心思ったが、任務という事だ多分面倒臭いだろう、早く行って早く終わらせようとアイツを呼びにいった
「 ぉ、三途ぢゃん、御前から迎えとか 珍しー 」
と、ドアを開け任務に行くことを伝えると、嬉しそうに答えるので、可愛いとか思ってしまった、のは誰にも言わないでおこう。にやけてしまいそうなので、早く準備しろとだけ伝え先に車へ向かった。
数分後くらいに、竜胆も車に乗ってきた、
「 いやー 、兄ちゃんに捕まっちゃってさ 」
と、笑いながら述べる竜胆、任務だっつの、と内心キレながら車を走らせ、指定の場所へ向かった。
が、なんだこれ、敵が多すぎる。2人で殺る量ぢゃない、小さな国の人口くらい人数が居る、これには流石に竜胆も
「 んだこれ .. 多すぎだろ 」
と、声を発していた。俺もそれには同感した、つか、どう感じざる追えなかった。ホントに冗談抜きで小規模の国家なら潰せるほどの人数が集っている、気持ち悪。早く終わらせたいので、天井に向かって射撃し、開戦の合図を出した、
何時間ぐらい経ったのだろう、やっと最後の一人を撃ち抜いた。ホントに疲れた、返り血だらけだし、最悪だ
「 まぢ疲れた〜〜 」
と、竜胆がげっそりとしながら言葉を発した、まぁ、無理もないだろう、こんな人数をずっと撃ち殺していたのだから、竜胆は 多分 任務完了の連絡をしているのだろう、早く風呂に入りたいとか思いながら、煙草に火を付け、辺りを見渡していると、竜胆に銃口を向けている奴を見つけた、最後の抵抗なのか、震える手で銃口を向けていた、安全装置が取れた音がすると俺は竜胆を庇おうと走り出し、竜胆の名前を叫んだ。
「 何 、? 三途 ? 」
と此方を、向いた瞬間其奴は竜胆に向かって射撃した。俺にはその鉛がスローモーションに見えた、強く踏み込み竜胆を突き飛ばした。撃った奴は息絶えたのだろう、ガタンとチャカの音がした、心臓から血液がせり上ってくる、かひゅっと呼吸が乱れてきた。
「 三途 !? 」
と 視界に 紫色 が 広がった 。嗚呼 助けられたんだな 、と 安心した。
rindou side
「 竜胆 !!!!!! 」
と 、大きな声で呼ばれた後、ドンっと 言う音がして 三途に突き飛ばされた。いってーんだけどと、起き上がると、三途はぐらりと倒れた。俺は何が起こったのか分からなくなった、がしゃん とスマホを手から落とし、三途に向かって走り出していた、三途はかひゅっと息を乱し、吐血していた、床には赤い花を咲き狂わせ、俺のスーツをどんどん染めていった。三途は俺を見ると、
「 ちゃんと .. 、守れた .. 」
と 、嬉しそうに微笑んだ。俺の事はどうでもいい、御前はどうなんだ三途、まだ助かる言い涙が零れそうになった。すると、三途は俺の涙を拭い、
「 竜胆 .. 、1回 しか いわねーよ .. ?」
と、か弱い声で言ってきたので、俺は耳をちかづけた、
「 俺 .. 、御前 が すき ..」
って、笑いながら 三途は俺に告げ、静かに息を 引き取った 。
アイツが 息を引き取ったのは 桜が舞う、満月の夜だった。
BADEND 、 独りぼっち 。
やり直す ?
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いいえ
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初投稿 。
この話はシリーズ 形式です 。
人気が無ければ 消します 。
好評なら 、chapter 2 だします 。
リクエスト 募集してます 。
梵天 位しか かけないけど 。
コメント
2件
めっちゃ好きです..😖🫶🏻💗