テラーノベル
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「ごめん…」
M「…ごほっごほっ
おぇッ」
「あ大丈夫?」
M「…ごめん、距離置こ」
「あ…うん」
M「…」
もときは冷めた目でいや、さっさと僕の家から出ていけ、僕の視界に入ってくるな、と言いたそうな目で俺を睨みつけてきた
「…」
ガチャッドンッ
M「どうせすぐ帰ってくるよね…?」
「…泣」
俺は走って走って走った、涙が止まらなかったけどとにかく俺はもときのそばにいたらもときがこわれる
いや
“壊してしまいそうだ”
その前にまず
“俺が壊れてしまいそうだ”
「ッ…はぁっはぁ」
「はははッ…泣」
「笑えよ、笑えよ俺ッ、」
泣いてる情けないところなんて
もときに見られたくない
嫌だ、もうダメだ
もときがいないと生きれない
もときは俺が嫌いだろうしもういいや
oomori side
「うぅ…泣」
プルプル
「りょうちゃ…泣」
H「もとき!?どうしたの!?
泣いてる?泣いてるよね!?今から家行く!!」
「りょ、うちゃんありがと泣」
H「もとき!!」
「りょうちゃ…んー泣」
H「よしよし、どうした」
「ひろと、とッ…ひろととぉ喧嘩してッ泣」
H「うんうん」
りょうちゃんは僕を落ち着かせようと
ずっと背中をとんとんしてくれる優しいな
けどりょうちゃんにはひろとみたいな
クズさがない
「ひろとが…
家飛び出てどっか行っちゃったぁ…泣」
H「…わかった」
プルプル
りょうちゃんが誰かに電話をかけた誰だろう
W「…なに」
H「なにじゃないでしょ、どこいるの」
W「りょうちゃんに教えて何になるの」
H「…僕に教えたら相談乗るよ」
W「…」
ピコン
りょうちゃんは誰かからLINEが来て急いで
確認していた彼女できたのかな
H「ひろと」
ひろと?
W「なに」
H「そこから動かないでね」
W「なんで俺もうタヒにたい」
H「だめ」
W「なんで」
H「もときが悲しむから」
W「…わかった」
H「もとき待っててね急いで帰ってくるから」
「りょうちゃんどこ行くの」
H「ん?人助けー笑」
「がんばってね」
H「うん!」
そういったりょうちゃんは焦った顔で
僕の家を飛び出した
huzisawa side
ひろとのばかばかばかばかばか!!
もときの悲しむ顔なんて見たくない
悲しませたくないー!!!
wakai side
まっとけって言われたけど待つ時間が無駄
今すぐにでもここから落ちてタヒにたい
H「ひろとッ!!!」
「なーに?」
H「そこから落ちるのだけはやめてね」
「なーんで?」
H「もときが悲しむから」
「…りょうちゃんは悲しくないんだ」
あ、なんかやばいフラフラしてきたなー笑
H「…!?ひろと!だめ!俺もひろとがタヒんだら悲しいよ!やめて!!」
H「だめッ…泣」
「あ、泣かせる気はなかった、ごめん…」
H「よかった…泣」
「ぎゅーする?」
H「するならもときにしてあげて」
M「…笑」
H「もとき…??なにしてんのッ!?
だめだめだめ!!」
H「ダメだ間に合わなッ…!?」
「俺より先にタヒのうとするなよばーか」
M「タヒのうとしてたやつに言われたくない」
H「幸せそうで何より笑」
ずってーん
M&W「りょうちゃん!?」
H「いってー笑えへへ転けちゃった」
M「えへへじゃないよ!頭打ったでしょ見せて」
M「赤くなってるよー痛くない?」
H「痛くないから大丈夫!」
H「僕はふたりが幸せならなんとも思わないよ」
M「てか知り合いだったの?ふたり?」
「…元彼」
H「元彼…」
M「は!?うそ!付き合ってたの!?」
H「うん…」
M「もー!!!なんで言わないの!!」
みんなで帰りながら話すの楽しいな
この日常が毎日続けばいいのに
「俺ん家くる?みんなで飲も」
H「え!いいの!行くー
お酒弱いくせに大丈夫ー?笑」
「だ!大丈夫だし!!」
M「ほんとに?笑笑」
「もー!!もときまで!!」
自信作
見てくれてありがとん︎💕︎
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