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#BL
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コメント
1件
ああ、これ…すごく切なかったです。2016年の「相補性」の言葉で誘ったシーンから、川上が「もう必要としていない」と卒業する場面まで、時間の経過と共にizwさんの想いだけが変わらず残っているのが読んでて胸にきました。特に「あそこで引き止めていれば」の一文に、ずっと引きずってる気持ちが現れてて…。構成も時間軸の切り替え方が巧みで、世界観の作り込みが好きな読者としては"十字路のインタビュー"という着想にも惹かれました。
⚠️卒メン登場
izwさんがどう誘ったか、お二人がどう 返事したかはこれとは全く関係ありません
izw×kwkm
izw視点
2016年 夏
俺は、webメディアを立ち上げるため、川上と河村を誘った。
河村には、「5年だけ、ついてきて欲しい」そう頼んだ。
そのまま川上にも電話をかけた
「川上、一緒にwebメディア立ち上げないか? 」
川「俺でいいのか?」
「ああ、相補性って言葉あるだろ、
川上はいつも物静かで冷静で、俺にはないものを持っている。
だから、来て欲しいんだ。」
川「わかった。
やるよ」
それから、何ヶ月か経ち、10/2、webメディア・QuizKnockは始動した。
2019年
立ち上げて二、三年が経ち、事業は軌道にのりはじめた。
俺は、QuizKnockの編集長となり、忙しい日々を送っていた。
いつの日か、俺は川上に特別な思いを抱き始めていた。
『俺にはないものを持っている川上』。
その言葉を思い出す。
俺は、自分に足りないものを補ってくれるような人がいいと言うことなんだ。
川上への想いは募ったが、なんとか隠して過ごしていた、ある日
川「俺、QuizKnock卒業する」
川上が決意の固まった目でそう言った。
その目は長年一緒にいたからこそ分かってしまった。
彼はその決断を変えるつもりがない。
「わかった、止めないよ 」
なんとか絞り出した言葉はそれだった
我ながらかっこ悪い
そんな俺をみて川上は言った
川「なぁ、伊沢が俺を誘った時、相補性の話を出したよな。
足りないところを補いたいって。
でももう新しいライターやバイトの子も増えた。
伊沢は俺がいなくても、俺が持っていたものを手に入れた。
もう、相補性は成り立たない。
あの時は、必要だったかもしれないけど、今はもう、互いに必要としていない。
俺は違う世界に行くよ
今までありがとな、伊沢」
待って、行くな、必要としていないなんて、そんなことない。
俺はずっと川上のことが…
その言葉は、新たな方向を見つめる川上の前では飲み込むしか無かった。
2025 年
来年訪れる10周年に向けたファンブックのためのインタビューを受けている時のことだった。
「この十年間、大変だったと感じる出来事はありましたか? 」
たしかそんな質問だった
そのとき、始まったばかりの大変な出来事を思い出した。
そして川上のこと。
川上が選んだ道だって正解だし、俺にとやかく言えることはない
でも
あいつのことは、いまだによく考える。
俺が、あそこで引き止めていれば、
何かが変わったのかな
切ない系でした
十字路のインタビューから思いついて書きました
相補性:互いに異なる性質を持つものが、組み合わさることで全体として機能すること。