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はいっとうしょうさん、読ませていただきました…「春の君、夏の僕」。 冒頭からもう、夏都くんの心の声が痛いくらい伝わってきて…。春樹くんが幸せそうに「真里亞ちゃんと付き合った」って報告してくるシーン、夏都くんがコーヒーカップでごまかす仕草がすごくリアルで、一瞬で引き込まれました。 「幸せになってね」って最後の台詞、優しさの中に切なさがぎゅっと詰まってて…。自分から告白できなかった後悔を抱えたまま、友達の幸せを願うしかできない気持ち、すごくわかります。 続き、気になります。春樹くんは気づくのかな、夏都くんの本当の想いに…。まだ1話なのに、もうこの世界にどっぷり浸かってます。素敵な作品をありがとうございます🌙
春樹「 夏都!俺ついに真里亞ちゃんと付き合うことになりました!」
春樹は嬉しそうに顔を赤く染めながら鼻の下を搔き夏都に告げる
夏都『 えっ 』
夏都は一度、口の近くまで持って行ったカップを
唇の前で止め、目を開く
夏都 『 …そっか、おめでとう。 』
動揺を悟られないように、目を伏せ
カップに入ったコーヒーに2、3回息を吹きかけ
少しだけ口に含む
春樹「なんだよ、反応薄いな?!」
夏都『 最近の幸せそうな春樹を見てたら、薄々勘づくよ 』
春樹「 まーな、夏都にも結構相談乗ってもらってたしな! 」
夏都『そんなこともあったねぇ』
夏都はコップをソーサーに置き、コップとソーサーが 触れるコツンという音が響いた後、人の少ない店内はシンと静まり返った。
春樹「 … で、夏都はどうなんだよ?彼女とか、好きな人とかいるのか? 」
夏都『 …俺? 』
春樹「 そう、 そういや俺の好きな人の話ばっかで夏都のそういう話はあんま聞いた事ねーなって 」
夏都『 … うん、そうだね 』
夏都は相変わらず春樹と目を合わせられない
夏都 『 居るには居るけど…
いや、厳密に言うなら 居た かな? 』
春樹「 ? どういうことだ? 」
夏都『 失恋したんだ、つい最近 』
夏都のその言葉に、春樹の表情も固まり
なんと言えばいいかと悩むように頭を搔く
春樹 「 なんつーか…その… 」
夏都『 気にしないでよ、元々告白する気はなかったし、 自分の心の中だけで気持ちを精算するつもりだったから 』
春樹「 そうなのか?! 」
続く夏都の言葉に、今度は春樹が驚き目を丸くする
夏都『告白して関係が壊れてしまうのが怖いとか、嫌われてしまうのが怖いとか、そういう余計な不安が渦巻いて 』
夏都 『結局、告白しないって決めたのに、その子が他の人と付き合ったって知った時は、嫌だっていう気持ちの方が強かったよ。自分で告白から逃げたくせにね 』
春樹「 …そうか…まぁ、そう考える奴も少なくねぇよ それに、夏都にならもっといい出会いがあるかもしれねぇぞ? 」
『そうかな…そうだと、いいなぁ… 』
ずっと合わせられなかった春樹の目を、夏都は優しく微笑み、見詰め
『 幸せになってね 』
と優しく告げた。
#婚約破棄
霞花怜
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いっとうしょう
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