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部屋に戻るといつの間にか全員がいた
渚桜）ありゃ、おかえり
微笑むと准が抱き着いてきた
渚桜）おっと…どうしたよ？
准）よくわかんない女に襲われかけた……
渚桜）そっかそっか、怖かったね
優しく頭を撫でると服をぎゅぅっと力強く握りしめてきた
渚桜）大丈夫だからね〜
優しく頭を撫でる
渚桜）私の権限で色々根回しはしておいたから安心して、私の側から無理矢理奪おうとするなら全力で守るからね
准）うん…ありがとう……
渚桜）あなた達も安心してね、嫌な事あったらおいで、ボーダー内なら助けられるから
陽介）さ、さすが元最高権力者…
渚桜）あら、今はもうただの戦闘員よ笑
体を震わせている准の頭を撫でてとりあえず抱き着いたままソファに座る
渚桜）よいしょ…
准を膝に座らせて優しく頭を撫でる
渚桜）ん〜…ま、今はこれだけでいいよね
が、次の朝、大変な事になるとは誰も思っていなかった
朝
いつも通りの朝を迎えいつものルーティンを終わらせ個人ランク戦に向かっている時件(くだん)の女の子が取り巻きを連れて私の前に正々堂々来た
女の子）あなたが渚桜さんね？神原渚桜さん…あなたの彼氏を全て私によこしなさい！
渚桜）あら、私の彼氏は物じゃないから渡せないわ？ごめんなさいね〜笑
女の子）私はボーダー建設に1番貢献した会社の娘よ！
渚桜）それで？なに？
女の子）私にかかればボーダーを止めることなんて出来るのよ
渚桜）あらあら、それならどうぞどうぞ！私がお金を出すだけなので
女の子）ﾁｯ
渚桜）あんたは金を払ってボーダーに入って金を見せびらかして男と一夜を共にするだけの金バカより私は愛優先なのよ
女の子）金も愛も全ては金よ！男も友達も！全てお金で買えるのよ！
渚桜）つっまんな！笑つーかだせぇ笑あんた、私の外見みてバカ丸出しだと思ってるようだけど私これでも肉弾戦も精神攻撃もできるのよ笑
女の子）と、とりあえず寄越しなさい！100万！いや、100億出すわ！
渚桜）だからぁ…私の彼氏は物じゃねぇつってんだろ
渚桜）彼氏を愛せるのは私だけよ！あんたでもほかのやつでもない！私だけなの！
取り巻き1）あんたじゃなくて○○様の方があの方たちだって喜ぶ筈よ！
渚桜）へぇ〜？じゃあ言ってやるよ……
｢あの子たちがてめぇの貧相な体で勃つ訳ねぇだろ｣
女の子）……は？
渚桜）いいか？お前らはなんか勘違いしてるみたいだが金を見せびらかせてあの子たちがいると思ってるのか…はたまた私の体を見て擦り寄ってると思ってるのか知らないけどさ、あの子達は私そのものを見てるの
女の子）は、はぁ！？あんただって体が貧相じゃないの！
渚桜）さらしだ馬鹿
女の子）〜〜！！！！
渚桜）はぁ……(平静平静…)
渚桜）あんたらの考えは男はアクセサリー、自分の欲を発散する玩具……そんな考えだといつか男に刺し殺されるぞ…まぁ私じゃないから別にいいけど笑
渚桜）いいか？お前らはどうせ私より1つ下なんだろ、考えが浅はか、二度と私の彼氏に手を出すな
渚桜）沢山いるから1人ぐらい手を出してもいいだろ…なんてバカな考えしてたら…換装体の首へし折られたいか粉微塵にされたいか選ぶ権利あげるから
笑ってソロランに向かった
渚桜）…はぁ”ぁぁぁあ”ぁぁぁぁあ”……
椅子に座ってぐでーっとしてる
渚桜）神経のすり減り方がやばい…なきそ……
准）な、渚桜……大丈夫…か？
渚桜）だいぶ口が悪くなったけど抑えるものは抑えた…と思う、半分脅しだけど
准）そ、相当お怒りなのはわかった
渚桜）大丈夫…手は出さなかった…偉いぞ私
准）口が悪くなったけど…
渚桜）い、言わないで…もう少し温厚になるように頑張るよ…
准）お、おぅ…
渚桜）ぎゅーして…私頑張った……頑張ったよ
准）おつかれ
ぎゅーっと抱き締めて頭を撫でてくれた
渚桜）はぁ…ほんと、怖かった……
准）怖かった…？
渚桜）当たり前でしょ、あの子結構可愛いから誘惑されて私から全員離れたら怖いなって思ってさ…
渚桜）ほんとはさ…准が襲われかけたって言われた時…嫌がらなかったのかな…って思ってさ…怖くてさ……
准の服をｷﾞｭｩｩｯと強く握りしめて身体を震わせると優しく私を抱き締めて頭を撫でてくれた
渚桜）ごめん…怖くて……嫌で…他の人に…あんた達触らせたくなくて…
ｸﾞｽｯと鼻をすすれば准は私の髪をささっと退かしてﾁﾞｭｯとキスマークを付けてくれた
渚桜）ご、ごめん…ｸﾞｽｯ
准）ううん…ごめん、頼りないせいで……
渚桜）ち、ちが…それは違うよ
渚桜）私が頼りないからさ…
准）それは違う、ホントだ渚桜は絶対二度と会えないほど素敵な人だ、俺が言うし他のやつもそう言う、絶対ほかのやつにお前を奪わせないし俺らも奪われない、ホントだ
准は誰にも見えないようにそっとキスをしてくれた
渚桜）ｸﾞｽｯ……ありがと…
准）あぁ、どうしても信用無いなら体に叩き込んでやるから夜覚悟しろよ
渚桜）……ゑ
一瞬で涙引っ込んで今日の夜逃げることを覚悟した(※覚悟してません)
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