赤色の君

本日もう一本投稿しますー！⭐️

お久しぶりのほのぼののお時間です⏰

ほらはやくみんな水受けにハマっちゃえよ、ほらくえよ…水受けくえよ…（怖い）

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‪𓏸 赤水

‪𓏸 Rなし

‪𓏸 ほのぼの

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🦈「えっ！？」

🦈「なにそのマフラー！」

🍍「いいっしょ？」

待ち合わせ場所に現れたのは、大人っぽい黒いロングコートにアクセントされる綺麗な赤色のマフラーを纏ったなつくん。

アクセントされるって言っても、ワントーン暗めで落ち着いたなつくんらしい色。

🦈「なつくんは冬場でも半袖短パンタイプかと思ってた…」

🍍「ざけんなw」

笑ったときにはーっと空気中に浮かぶ白い息。

それすらも似合っちゃうだなんてずるいな。

🦈「もー、やんなっちゃう！！」

🦈「イケメンはいいですこと…」

増え続ける好きと高鳴る鼓動を誤魔化すために、いつも以上に元気に振舞ってみる。

🍍「んだよそれw」

🦈「…だってこさめは赤とか似合わないからなぁ、」

ポケットに手を突っ込む仕草も、黒いロングコートも、そのマフラーも。

全部なつくんだからかっこよくて。

🍍「…んなこというなよ、萎える」

そっぽをふいっと向くなつくん。

こちらに向けたのは、吹かれる冷たい北風によって少し赤くなった耳。

🦈「へ？萎える…？」

🍍「…お前の為に買ってきたのに。」

🦈「え、こさめの…為、…？」

口を尖らせるなつくん。

折角似合っていた赤色マフラーを解いて、外してゆく。

🍍「………」

ブーツの音を鳴らして、こさめの正面まで来て立ち止まる。

🦈「え、なに…っ」

🦈「っわ…..」

首にぐるぐると巻き付けられて、『いい感じ』と言わんばかりにくしゃっと笑うなつくん。

🍍「…..何が似合わないだよ」

🍍「誰よりも似合うくせに」

🦈「…っ、…../」

マフラーによって首一帯が一気にあたたかくなったような気がする。

それはマフラーの効果なのか、それともなつくんのせいなのか。

🦈「…..ばーか」

“ 俺よりも似合う ” じゃなくて “ 誰よりも似合う ” って言ってくれるところ。

君のそういうところが誰よりもずるいよ。

🦈「…ばーか、ばか…ばかばか、」

寂しくなってしまったなつくんの首元を見ると余計に恥ずかしくなってしまう。

🍍「なんでばかなんだよw」

🍍「ありがとうは？」

🦈「…..ありがと、」

🍍「…ん。」

🦈「…なんでなつくんが照れるのさ」

ぼんやりと紅色に染まっていくなつくんの頬と耳。

🍍「るっせぇな…」

🍍「寒いから赤いだけだし」

またさっきみたいにそっぽを向いてしまう。

さっきまでマフラーで隠れていた耳も、こさめが取っちゃったから赤いのばればれなんだってば。

🦈「…じゃあこさめがあっためなきゃね」

なつくん曰く、寒いらしいから赤いんだって。

だからぎゅっと後ろから抱きつく。

🦈「…..だいすきだよ」

マフラーのせいで完璧に背中に顔を埋めることは出来ないけど。

🍍「……俺も。」

🦈「えー、好きまで言ってくれないの？」

こさめが好きだから水色のマフラーをなつくんが身に纏うのではなく、赤色のマフラーをこさめに纏わせるところが。

なつくんらしくてだいすきだよ。

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