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″ 好き ″ って 何だろうね ？
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ある真夏の夜 。俺はとある男とゲームを
していた 。其奴は自己主張が激しく ，
いつも自分の顔を作っては他の参加勢に
呆れられている 。ネタにもされるが ， 本人は嬉しいようだ 。
対して俺はあまり冴えない参加勢の1人。
彼奴とは釣り合わない筈だ 。
なのに彼奴は俺に絡んでくる 。何故 ？
理由は簡単 。″ 目立ちたいから ″ 。
何故かこういもとして流行っているが ，
どうせ彼奴が目立ちたいだけで何の感情も
抱いてない筈 。好きとか。そんな訳 。
「 いもむし ！！ これみてみて ！！ 」 「 ん？ お， また建築のレベル上がった？,良かったじゃん 。 」
「 やったありがと。いもむしも なんか作ったら ？ 」
「 そうだな … ほら ， これとか 。 」
俺が作ったのはただの家 。村人が 住んでそうとか言われそうな家だ 。
「 いいじゃん！いもむしすごーい！！ 」
「 へへ … ありがとな 」
「 いもむしだいすきーー！！ 」
「 え 何処からその言葉が来るの 」
「 でも僕は本当にいもむしの事好きだよ 」
いやいや … どうせこれもお世辞だ 。
「 昔から好きで 。 」
そんな訳 … 。
「 付き合って欲しいなー … なんて 。 」
其奴が珍しく赤面した 。
「 おいちょっと待てよ 」
其奴は逃げたけど ，後ろ姿は恋する乙女の様だった 。 本当に好きなのか ？
俺は何故か顔が熱くなった気がした 。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
