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『ごめんなさい、ごめんなさいっ』
「ツッ…」
『なーんて』
「えっ…?/は…?」
『んなこと言う訳ねぇだろ?』
「ちょ、愛…?」
『うっせぇな黙れよ勝己』
「っ…」
「お前、こんなこと言っていいのか?」
『…知らねぇっすよ…もう、なんか、嫌になっちゃったんで。』
「はぁ…ヒーローとはそういうものだ」
『そ~ですか…すみません、私戻ります』
「あぁ」
『あ、あと、死ねクソ爆発浮気野郎ニヤ』
「はぁぁぁぁぁぁぁ?!?!BOOOOOM」
「ば、バクゴー、」
「はぁ…」
ガチャッ
『はぁ~…』
『…勝己なんて、大き…』
……沈黙。なんで言えないんだろ。大嫌いって。…
コツコツコツコツと誰かの足音が響く。…多分希乃子ちゃんだろう。
ガチャッ
『、?』
「愛ちゃん、」
『何…?』
少し不安だった。何を言われるかわからない。もしかしたら、あんたがなんかしたんじゃない?とか言われちゃうかも。どうしよう、
そう考えてるうちに希乃子ちゃんが近づいてきた。
ギュッ…
ボロボロと涙が溢れ出る。
どうしよう、ヒーローは泣いちゃだめなのに。
息が荒い。走って追ってきてくれたんだろう。
優しいなぁ、と思ってると余計に涙がでてくる。
あぁ、いい友達を持ったな、って。
「愛ちゃん、…」
『そんな暗い顔しないでよ、あいつがクソだった。ただそれだけ』
「でも…」
『でも…?』
「…愛ちゃん、爆豪のことすごく好きだったけ…付き合ったときもすごく嬉しそうで、…そんな愛ちゃんが見られなくなるのかが心配のこ…」
『大丈夫だよ、すぐ気持ち切り替えるから。あ、きのこチップス食べる?』
「ありがとうのこ」
『元気ないじゃん、どうしたの?』
「だって…」
『私のことは気にしないでよ、大丈夫。』
…優しいなぁ。…
…あぁ…もう勝己なんて死んでしまえばいいのに。
『勝己なんて、大嫌いだから』
にこっと笑いながら言えた。
なんかスカッとしたな。
ほんとにだいっきらい!!!!!!