生まれて初めて私が愛した人は
特攻隊員だった。
大きな愛を心に秘めた、
優しくて強い、あたたかい人。
私の大切な人。
彼は、私と出会った時には
もうすでに死を覚悟していた。
「愛する人たちを守るために死ににいくんや」
揺るぎない瞳で、そんな悲しいことを言った。
「行かないで...」
泣いてすがる私を、
彼はただ優しい眼差しで
私を包み込むだけで......。
そして、ある夏の日、
恐ろしいくらい綺麗に晴れた青空の向こうへ、
消えていったーーー。
ねぇ、斗亜。
私の声が聞こえますか。
今、あなたはどこいにるの?
そこは、痛みも苦しみもない、
安らかな場所ですか?
風に吹かれる花びらのように
儚く散ってしまったあなたが
せめて今は
穏やかに眠っていることを願いますーー
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コメント
13件
うん、好き☆
馬ぁぁ🐴(^ν^)
いや…まじすこ。切ない感じいいね😘😍✨٩(♡ε♡ )۶