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お前たちは魔王と聞いたら何を思い浮かべる?
まぁ普通は魔族や魔人を想像すると思う
俺もそう思うからな…
….でもさ
「人間が魔王を名乗っていいのか?」
最恐と恐れられた先代魔王は勇者によって打ち取られた
だがしかし、彼には養子、伊得がいた
伊得もまた魔王として恐れられていた
「まぁ人が魔王を名乗ってもいいんじゃないですか?」
そう言ったのは俺の右腕であり四天王の1人、瑠夏
俺のお父さんの時代から魔王の右腕として活躍してきた凄腕の魔族だ
「でもさ….人間なら魔王でもなんでもないじゃん
魔王の魔って多分魔族の魔だよね!?
なら俺は魔王ではない!」
それにそんなこと言い出したら勇者は魔族ですよ?」
そう、なんと新たな勇者は死神と天使と悪魔のハーフという魔族である
明らかに逆だろ
「魔王であることは逆に誇れることだと思うんですけどね….
魔界限定で」
それにそんなこと言い出したら勇者は魔族ですよ?」
そう、なんと新たな勇者は死神と天使と悪魔のハーフという魔族である
明らかに逆だろ
この世界狂ってやがる…
….
「…..それはそうだな、ぐさお…」
「しかもあいつらさらに雪女の僧侶も仲間になったって言ってたから完全に魔族パーティーだよな」
ソファーに寝そべりながらスマホをいじっているうぱぱろんがそういった
「魔族が魔王を打ち取りに行くなんだ前代未聞の話ですよね」
「明らかに逆じゃん!?」
「まぁいいじゃないですか」
「結局魔王様が戦うまでもなく私たちが勇者どもを殲滅してみせますので」
ぜんこぱす、ルカ、ぐさお、うぱぱろんは魔族の中でも最強の4人である
そのため四天王と呼ばれていた
「あぁ、侵入者の排除は任せるよ…」
こいつらに任せたら骨も残らない気がするがあの死神と天使のハーフのやつはかなり強い….そんな気がする
四天王と同じくらいの強さだろうか
まずいな….
四天王が倒されたら俺は即切り殺されるだろうし…
人間は魔族とかと違って突発した能力がないからな…
そんな不安を感じ取ったのかぐさおが声を上げた
「大丈夫ですよ魔王様、魔王様は十分にお強いです
私なんかよりも何倍も」
それに同調するようにうぱぱろんもこう言った
「それに俺たちだって十分に強いからな
そこらへんの新人冒険者に負けるほど弱くはねえよ」
……..魔族なのにほんとにこいつらいいやつだよな….
魔界では人間はご馳走とされ見つかれば食い殺されてしまうろう…
そのため先代魔王は捨てられていた俺を拾い城に連れて帰った時、配下のだれにも見せず、唯一父さんが厚い信頼をおいていた四天王の人にだけ見せたという
その時から俺の部屋には四天王以外立ち入り禁止とされている
まぁ俺的には人間とバレなければいいと思うんだがそう簡単にはいかないらしい…..
…..
…..人間界と同盟とか結んだらどうにかならないかな
そう一瞬だけ考えてみたが絶対に無理だろう
…おれはただ平穏に暮らしたいだけなのになんでまあうになってしまったんだろうか…
そして俺は深くため息をついた