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夜飴です。
二茂尊い…。
本編どうぞ。
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茂庭side.
「茂庭さん、起きてください。ご飯冷めますよ?」
「ん〜…」
「おはよ〜ございます、茂庭さん」
「おう、おはよ二口」
毎日、起きればいい匂いがして、朝ごはんを作って並べてから、俺の布団に二口が朝を運んでくる。俺はきっと幸せ者だ。俺たちは男同士だけれど、男女でだってこんなにも満たされた生活を送れている人たちは少ないと思う。
「…茂庭さん、疲れてます?」
なかなか布団から出ない俺を心配したのか、二口は毎朝眉をひそめて俺の部屋までやってくる。
「……っあ、…や、ちが、これはっ…!」
精一杯否定してみせるけどどうしても口角が上がってしまうのを抑えられないのは、きっとこのなんでもできて顔が良くて声も優しくて時々怖くて、そんで俺のことが世界で一番大好きなこの彼氏のせいだ。きっとそうだ。
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二口side.
俺は毎朝早く起きる。そして顔を洗って歯を磨いて、身支度を整えてから朝飯を作る。この頃には茂庭さんの部屋の方でゴソゴソ音がし始めて、作り終わって綺麗に並べられた料理たちを見てひとしきり満足してから、茂庭さんを起こしに行く。ご飯冷めますよ?と耳元で囁けば、少しくすぐったそうにしながら愛らしい目が微かに開く。挨拶もそこそこに布団を片付けて、最低限パジャマから着替えた茂庭さんを温かい朝食が待つリビングへと送り出せば、そこは茂庭さんの部屋なのに俺だけの空間へと姿を変える。
「…さっきの茂庭さん、エロかったなあ……」
なんて呟いても、誰も口を出したりしない。
「二口ー!飯冷めちゃうよ!!」
「はいはい、今行きますよ!」
いつだって、どんな時だって、誰より早く俺を呼んで欲しい。だから、と言ってはなんだけど、俺はこの人がもう離れられないように、いろんなことをやってあげる。たまに、もう離れられないのは俺の方なんじゃないかと思う。でも、それでいい。そうだとしても、余計なことを考えてグダグダしているよりかは、この人といられる今この時間を大切にしたいから。そんなことを思うのは、きっと茂庭さんがどこか危なっかしくて、ついでに放っておけないからだ。本当に、きっとそうだ。
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短くてすいません((
以上、同棲しているのになぜか素直に自分の思いを認められない二茂でした。
良ければ、♡、フォロー、コメントよろしくお願いします。
それじゃ、お疲れ様です。