テラーノベル
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リクエストですありがとうございます😘
⚠️インターン×シークレットエージェント、捏造
駅前、シークレットエージェントはベンチに座って腕時計を見ていた。時刻は十四時二十九分。約束の時間まであと一分。黒い尻尾がそわそわ揺れている。
腕時計から顔を上げると、ちょうど駅から出てきた淡い黄色のウサギを見つける。立ち上がって彼に手を振ると、きょろきょろとあたりを見回していたインターンがそれに気づき、満面の笑みで走ってくる。
「シクちゃん!」
その勢いを殺さぬままシークレットエージェントに抱きついた。
「インターン。」
動じることなく受け止める。インターンがシークレットエージェントの胸元に顔を埋めている。嬉しそうな声が度々漏れ出る。
「待った?」
「いいや、ついさっき来たところだ。」
「そっかあ。」
「行くか?」
「うん!」
ハグを終えると、今度は手を繋ぐ。
「えへへ、シクちゃんの肉球ぷにぷにしてるね!」
「…」
「あ、照れてる」
「行くぞ。」
黒い顔が微かに赤らんだかと思えばすぐに逸らされて、シークレットエージェントはインターンの手を引いた。
二人は一緒に映画を観るのが好きだった。勤務終了後にシークレットエージェントの家に泊まる時も、大抵は配信されている映画を二人でだらけながら眠くなるまで観る。
今日二人が選んだのは最近話題のホラー映画。
真ん中付近の席に隣同士で座る。ポップコーンはMサイズ、飲み物はそれぞれアイスコーヒーとコーラ。
インターンは飲食する暇もなく、ドキドキしながら映画に集中している。突然大きな音と怖い絵面がスクリーンに移されれば、インターンは叫びこそしないものの、びょっと飛び跳ねてシークレットエージェントの腕をお守りのようにそっと掴む。対するシークレットエージェントは顔色ひとつ変えずに、自身の腕を掴むインターンの手に自分の手を重ねてやる。映画も面白いが、隣でいちいち耳が跳ねるうさぎを見ているのもなかなか面白い。
「あー怖かった!」
「よかったのか?途中で退出しなくて。」
街中を歩きながら、胸を撫で下ろすインターンに問う。
「うん、シクちゃんといたらへっちゃらだもん!」
「…そう言う割にはよく跳ねてたな。」
インターンは頬を膨らませてシークレットエージェントの頬をぺちぺちと軽く叩いた。
「ねえ、ゲーセン寄ってもいい?」
「いいぞ。」
黄色のうさぎはクレーンゲームと睨み合っている。その後ろで黒猫が彼の様子を不思議そうに見守っている。
しばらく唸ると、インターンは意を決して硬貨を取り出し、挿入口に入れる。慎重にアームを動かして細かく位置を調整する。ここだ、というところで降下ボタンを押した。
アームは小さなぬいぐるみを掴んで、落とし口までお利口に持ってきてくれた。
「やったあ!」
「良かったな。」
インターンは嬉々としてぬいぐるみを手に取ると、ふわふわの頭に頬擦りをする。
クレーンゲームどころかゲームセンター自体がシークレットエージェントにはあまり縁のないものであったため、関心はそこまで高くないが、インターンが楽しんでいるところを見たくてデート中に寄りたいとねだられたときはいつも承諾している。
「はいどうぞ!」
ひとしきりぬいぐるみを愛でると、インターンは取ったばかりのそれをシークレットエージェントに渡した。
「え?…気持ちは嬉しいが、それはお前が自分で取ったものだろう。」
「んーん!もらって!シクちゃんのために取ったの!」
「私のため…?」
ぬいぐるみがインターンからシークレットエージェントの手に渡される。小柄でなんとも愛らしくゆるい表情をしている茶色いうさぎのぬいぐるみ。シークレットエージェントは壊れものを扱うようにそれを両掌に乗せると、感心したようにそれを見つめた。
「見て見て、ほらこれ僕の!同じシリーズなんだ!」
シークレットエージェントが顔を上げると、インターンの手にはうさぎのぬいぐるみと同じ顔をした、灰色の猫のぬいぐるみがちょこんと乗っていた。
「ペアルックみたいな?」
「…可愛らしいな。」
「でしょ!喜んでくれて良かった!」
控えめに跳ねるインターンと、手の上のうさぎを交互に見ていると、不思議と心が温かくなり、頬が緩んでしまう。
日が落ちかけていた。空はオレンジに染まり、街を照らしていた。
「あー楽しかった!」
「楽しかったな。」
二人はまた手を繋いでいる。
「こうやってデートするのも久しぶりだね!」
「それもそうだな…前回は二ヶ月も前になるか。」
「えへへ、病院ではほとんど毎日会ってるのに、こうして二人で会うとなんだか特別な感じするね。」
シークレットエージェントの耳がぴくりと動く。
「…そうだな。とても特別な休みだ。」
「ねえねえシクちゃん、次のお休みいつ?」
「すまないがそれはまだ未定だ。」
「そっかー…ね、最後にちゅーしていい?」
もじもじしながら問うインターンに、シークレットエージェントの尻尾が揺れる。
「もちろん。 」
顔を近づけると、静かに唇が重なった。温かい。満たされる気分だった。幸い周囲に人はおらず、数秒だけは二人きりの世界だった。
離れると、インターンはもう一度シークレットエージェントにハグをし、それを返される。
素敵な休日だった。
というわけでそこら辺のアニメオタクさんからのリクエストでした。ありがとうございました!!!!!!可愛いですよねこの二人(二匹?(一羽と一匹?))
食べれないパン粉
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ノンレム
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#Die of Death
ちょまげ
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コメント
3件
ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙(´;ω;`)美味い(?)ご飯10杯いけるわ!!!😭😭泣いちゃうくらい美味しい!!(??)
ああ〜もうめちゃくちゃ良かった…!インターンくんの「シクちゃんのために取ったの!」が可愛すぎて悶えたわ。ペアルックぬいぐるみの流れ、ずるいでしょ。ホラー映画で跳ねるうさぎを眺める黒猫の微笑ましさとか、ラストのキスの静かな温かさとか、日常の尊さがぎゅっと詰まってた。病院では毎日会ってるのに「特別」って言える距離感、最高だよ。MADDYさん、素敵なデート回をありがとうございます😭💕