蘭side
あの日俺は眠れず、梵天のスペースのソファに横たわったまま、朝を迎えた。
何回かココが様子を見に来てくれた。
そして最後は、毛布をかけ、その場を立ち去っていくのが見えた。
俺はあの後何回も何回も考えた、考え続けてたどり着いた答えが…。
死への道だった
ーガチャッー
ココ「おはよ……蘭。」
蘭「おはよう。ココ」
蘭「あのさ…」
ココ「ん?」
蘭「ココ…今までずっとありがとな((ニコッ」
ココ「っ?……蘭?」
蘭「俺…もう行かなきゃなんだ、またいつか…会えたら…いいな」
ポロッ…
水滴が頬を伝う。これで…これでいいんだ。
ーバタンッー
ココ「蘭!?」
ココ「蘭!!!待てよ!!!」
俺はもう振り返らない。あとは…竜胆に伝える。それだけだ。
銃を強く握り締め、廊下を歩き。
竜胆の部屋の取っ手に手をかけた。
三途side
昨日…すごく色々なことが起こった…。蘭は…あいつは結局何がしたいんだろうか、今…何を思っているのか…。
三途「竜胆〜起きてるか〜?」
竜胆「ん、ん〜起きてるー」
三途「はよ」
竜胆「おはよ」
ーコンコンッー
ーガチャッー
蘭side
これで…あとは…竜胆に伝える……だけ。
蘭「おはよ。三途、竜胆。」
竜胆side
蘭「おはよ。三途。竜胆。」
三途「チッ…何の用だよ」
蘭「いや、2人に言いたいことがあってさ」
三途「…んだよ。」
蘭「今までありがとう。ホントに…ごめん。」
「何の役にも立てなくて」
「何も出来なくて」
「それに浮気までするなんて」
「そんなクズみたいなやつでごめん」
「こんなやつと…30年間一緒にいてくれてありがとな。」
「もう居なくなるから…。消えるから…。だから…最後くらいは言わせてくれ。」
「大好きだったよ。竜胆。」
そこで蘭は銃を強く握り締め、頭に突きつけた。
竜胆「兄ちゃんっっっっ!!!!!!!」
蘭「……。」
ーバンッ!!!!ー
撃った。
コメント
9件
ぇ、待ってめっっちゃ好きです.........( ; ; )フォロー失礼!!!!
この四角関係凄く大好きです。 最初から最後までドキドキしながら読ませて頂きました。 今後の展開もとても楽しみです。 素敵な作品をありがとうございます。
蘭ちゃぁぁぁん…( ;ᯅ; ) 悲しいけど好きです!!!!! 続き楽しみ~