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#日向翔陽
かん
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「ーー!ー日向!!」
「はい!」
「もー、部活終わるよ?」
「え!!すみません、菅原さん……」
「明日から2週間強化合宿だぞ〜?」
「2週間……(ボソッ」
「ん?どうかしたか?」
「いやなんもないです!」
「そうか、何かあったら言えよ!!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「よっし、これで準備出来たかな…。」
「……どうしよ」
俺は自分の腕の歯型をさすりながら頭を抱える。
…俺は吸血鬼だ。子供の頃から他人の血を見る度、無性に血が欲しくなる_____。
小学生の頃、友達が怪我をして血を出した。
それを見た俺は必死に我慢していたけど、友達の血をじっと見ていた俺をクラスメイトは気味悪がった。次の日から酷くいじめられるようになり、殴られることもあった。それがトラウマで、中学ではいじめられないように血を避けるように過ごして何とか烏野高校まで来たのだ。
『翔陽、よく聞いてね。私達は吸血鬼なの…でも絶対に人間の血は吸わないこと。』
何年も前、俺を置いて出て行った母の言葉を思い出す。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
俺達吸血鬼は満月になると必ず血が欲しくなるが、俺はいつも自分の腕を噛んだり刃物で切ったりして血を摂取している。そのため腕は傷跡が残っているのだ。
いつもは包帯を巻いてアームスリーブで隠しているけど…。合宿は夏休み真っ只中で2週間もある…お風呂は逃れられないだろう。
注目されてしまうが今回は先生に言ってお風呂の時間をずらしてもらうおうか。
念の為、カッターと予備のガーゼ、薬も持っていこう…。
俺はいじめのトラウマで眠れなかったりするので病院で睡眠薬や抗不安薬を処方されている。
「とりあえずこれで準備完了かな…」
それよりも…もっと不安なことがある……。
それは_____。
みんなが俺の事を好きすぎることだ。
自意識過剰とかではなく、俺がいるとみんなが寄ってくる。
俺はこの合宿中みんなから逃げつつ満月や血にも気を遣わなければならない……。
「ま、頑張るしかないか!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「おはようございまーす!」
俺が元気よく挨拶すると、
(((朝からかわいいッッ!!!(殴 )))
「お、おせーぞ、日向!」
「ぉ、おお!おはよう」
「おはようマイエンジェル日向!!!!」
「おい、スガ…」
「…おはよ」
「おはよ〜日向!」
「全員集まりましたね!!それではバスに乗ってください!」
そうして俺らはバスに乗って音駒まで向かった。 (今回の合宿は音駒で行います。)
数時間後_____。
《今回合宿に参加するのは 烏野、青城、音駒、梟谷、稲荷崎。ご都合豪華メンバーですm(_ _)m》
「着いたぞー順番におりてけー!」
鳥養監督がそういうと俺達はぞろぞろとバスを降りた。
「ふぁーーー…」
そう言いながら大きく伸びをすると聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「翔陽…」
「研磨!(ニコッ」
「(キュンッ 」
「「(*>ω<)ω<*)ギュー♡」」
「ひーなた!!!」
「うおっ!!」
「菅原さん!」
抱き着かれるのと同時に頭をワシャワシャと撫でられた。
「ほんっと、日向は可愛いべ!!」
「2人とも行くぞー」
「日向あんまりうろうろするなよー」
キャプテンはそう言うと真っ直ぐ歩き出した。
その先には音駒の主将がいた。
「よろしくお願いしますーサームラさん^^」
「いえいえこちらこそー黒尾さん^^」
2人はそう言いながらお互いの手を力いっぱい握っていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
その後全員で体育館へ向かった。すると、
「翔陽クンやん!!!」
そう言ったのは、稲荷崎高校の宮侑だった。
「アツムさん!!うっす!!」
俺が元気よく挨拶をすると、
「翔陽クンは今日もかわええなぁ!!」
「ツムうるさいで。」
そんな元気な侑を注意したのは双子の宮治。
「元気だね…」
と言ったのは角名倫太郎だ。
ぺこりと軽く会釈をし、俺は烏野の方へと戻った。
「稲荷崎高校です。本日はよろしくお願いします。」
丁寧に挨拶をしたのは主将の北信介だ。
稲荷崎にキャプテンとトサk…黒尾さんが挨拶を交わした。
「チ~ビちゃんっ!!」
そう言いながら俺に抱き着いてきたのは青葉城西高校の及川徹だ。
「うわっ!だいおu…及川さん!!」
「うん、今大王様って言おうとしたよね??」
「おいクソ川1年いじめてるんじゃねぇ」
「岩ちゃんっ酷いよ!!」
「またな日向、うちのがすまん」
そう言いながら岩泉一は及川を引っ張っていった。
「はい!いいえ!」
「いやどっちww」
その後梟谷とも顔を合わせ、練習試合が始まった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
各チーム対戦し、空が橙色に染まってきた頃……。
「今日の練習試合は以上!各自しっかりと休むように!!」
「「「「はい!」」」」
「研磨!トス上げてくれよ!!」
「え〜もう疲れた…」
「そっかぁ〜……」
「日向、俺が上げようか??」
そう言ったのは梟谷の赤葦京治だった。
「赤葦さんっ!!いいんですか!!!」
キラキラした目で見つめてくる日向。
「「(カワッ……)」」
「いいよ」
「お願いします!!!」
「あかーし!!俺も入れろ!!!」
そう言って2人に突っ込んできたのは木兎光太郎であった。
「ししょー!!!」
「はぁ、仕方ないですね」
「チービちゃん、俺も混ぜて」
「トサk…黒尾さん!」
「ん…??チビちゃん…??」
「お、ツッキーも一緒にやろうぜ!!!」
近くにいた月島に木兎が声をかけた。
「僕はいいです。あと、ツッキーはやめてください。」
「釣れねーなぁ」
「月島、やんないの…?(シュン…」
日向が悲しそうにしていると、
「……そんなに言うならやってもいいですケド。」
「チビちゃんパワーすげーな…。」
その後、夜久の練習から逃げてきたリエーフも加えて第3体育館で練習することになった。
しばらく練習していると、梟谷のマネージャーが声を掛けてきた。
「もうすぐ食堂閉まっちゃうから早く食べに来てくださーい」
「え、やべ」
「皆さん、片付けましょう。」
「「はい」」
その後ボールを片付け、食堂でご飯を食べたあといよいよ風呂の時間になった。
「あ、いた」
そう言いながら日向が近づいたのは顧問の武田である。
「すみません、武田先生」
「はい、どうかしましたか?日向くん」
「俺、皆と風呂の時間ずらしたくて、1人で入ってもいいですか?」
「…いいですが、理由を聞いても??」
「それは…私情で、言えません。」
「そうですか、また言えるようなら教えて下さい。」
「はい…。」
その後部屋に戻りしばらくすると、お風呂から上がってきた影山たちが入ってきた。
「あ、お前風呂はいいのか?」
「今から入んのー!!」
「そうかよ」
せっせと準備をすませ風呂へ向かった。
幸い誰も来なかったので傷を見られることはなく、その日はぐっすりと眠れた。
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一旦終わり。またすぐ続き出ます。
コメント
1件
あおいです🌷読ませていただきました! 吸血鬼設定なのに、みんなに愛されすぎてて逃げ回る日向くん、めちゃくちゃ可愛いですね…!合宿メンバーが全員「日向にデレデレ」なの、原作好きとしてはニヤニヤが止まりませんでした。特に、研磨くんとの「(キュンッ)」の空気感とか、菅原さんに抱き着かれるシーンとか、もう尊い…。 一方で、トラウマや血への渇望を抱えながら、一人で抱え込もうとする日向くんの繊細な内面描写がすごく丁寧で、ギャップ萌えしました。続き、すごく気になります!