テラーノベル
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ふらふら と 歩き続ける
隣には 、彼がいる 。
半年前、告白された 。
でも、好きではない 。
嫌いでもない 。
ただ、 付き合っただけ 。
付き合ってる私 がすき 、承認欲求を 埋めたいがために 付き合った 。
彼は、 私のことを 好きだと言ってくれている
本心かは分からない
彼も私と同じなのかもしれない
それとも、 本当に、 好きでいてくれているのか 。
私には関係ない
彼からすれば、私達は、 本当のカップル
私からすれば、私達は、偽物のカップル
だってそうでしょ ?
片方が愛してくれても、もう片方が愛さないと 。
「 …どうしてこんなにクズなんだろう 」
そう小さく呟く 。
今は12月下旬
呟けば、 白色の煙が上に上がっていく。
身体は 冷えていく 。
私は 、 自分の心も冷めていく 。
『 大丈夫 ? 』
彼がそう聞いてくる 。
私は、 「 大丈夫だから、気にしないで 」
そう冷たく返事しか出来なかった 。
彼は 、一途なんだと思う 。
私とは全く釣り合わない 。
天秤に乗っけたら、 私は 軽々浮くだろう 。
変な目で見られる
“ 独り ” で喋っているからだろうか 。
『 今日は 寒い ? 』
『 お腹減った ? 』
『 感動した ? 』
そう、 全てを聞いてくる彼 。
私は、 ただ
「 寒いよ 」
「 お腹減ったよ 」
「 感動したよ 」
そう、 まるで 心がないかのように答える
私が答えると、白い煙が小さく、溶けるように消えていく
彼が質問をすると、何も起きず、煙も立たない
今 、決めたことがある
「 … 最期に、彼にプレゼントを送ろう 」
そう考えた 。
彼は 、花が好きだ
だから、ヤブラン という花を買った 。
彼の家に行き、 彼の いたはずの ベットに その花を置く 。
小さく手紙も置いておこう 。
『 その花の意味 、 どういう意味なの ? 』
彼の言葉を 無視して 、家から出る
私が向かったのは、 1つの有名なお寺
私は 、 泣きたい感情を抑えて伝えた
「 私についている 幽霊 … 彼を 、 祓って下さい 。 」
『 ヤブランの 花言葉は 、 隠された心 、 だもんね 。 』
彼の声は、 心地良さそうに 、 真冬の 空に消えていった 。
いやなんすかこれ 。
コメント
8件
初コメ失礼します!🙇🏻♀️🙇🏻♀️ 書き方とか雰囲気めっちゃ好きです、!!
はん 、すご
全く意味がわからん(