恋は盲目

阿部は自ら胸を反り目黒の頭を抱きしめる。

腰が揺れている。

時には目黒に押し付けて腰を振る。

それでも目黒は触らない。

阿部ーはっ・・さわ・・て・・。

目黒ー触んないよ。

阿部ーやぁっ・・くる・・し・・。

目黒ーどうする？

阿部ーいじ・・わ・・る。

目黒ーもっと乱れて？

阿部ーはっ・・はっ・・。

目黒ー噛んであげる。

阿部ーだめっ・・いっちゃ・・う。

目黒ー触ってないのに？

阿部ーばかっ・・あぁ・・ん。

阿部は腰を上げ目黒の物に擦り付ける。

甘い声を上げて腰を振る。

阿部ーはっ・・だめっ・・。

目黒ーどうしたの？

阿部ーでちゃ・・う・・。

目黒ー触ってないのに？

阿部ーいやっ・・あっ・・。

目黒ーいいよ。

阿部ーはずか・・し・・。

目黒ーもうここまできたら我慢出来ないでしょう？

阿部ーはっ・・さわ・・てぇ・・。

目黒は阿部のズボンの上から握り締める。

摩り撫でる。

阿部ーやぁっ・・やぁっ・・だめっ・・。

目黒ー可愛い、いいよ。

阿部ーふっ・・んっ・・あぁっ・・でるっ・・。

目黒の手がじんわり湿ってきた。

阿部は顔を覆い泣いている。

阿部ーごめんなさいっ。

目黒ーキスさせて？

阿部ー呆れたで・・んっ・・。

目黒ー可愛いかった。

阿部ー恥ずかしい。

目黒ー感度抜群。

阿部ーバカ！　気持ち悪い。

目黒ー着替え用意するからシャワー浴びておいでよ。

阿部ーうー。

目黒ー服は洗って乾燥機かけるし。

阿部ーごめんなさい。

目黒ー謝らないの。

シャワーから出た阿部はソファに座る目黒の肩を叩いた。

目黒が腕を引き寄せ膝に乗せて抱きしめる。

阿部ーうーうー。

目黒ー亮平くん？

阿部ー初めてがこんなで嫌じゃない？

目黒ー凄く楽しかった。

阿部ー楽しい？

目黒ー可愛い亮平くんが見られて嬉しいし、色っぽい亮平くんがたまんない。

阿部ー呆れてない？

目黒ーこれからもっと乱れてほしい。

阿部ーバカバカ！

目黒に抱きしめられて嬉しそうな阿部。

きっと、目黒に焦らされて乱れさせられて恥ずかしい思いをするだろう。

それでも目黒が好きだから許してしまうだろう。

恋は盲目。

完