そんなんだからいつまで経っても!!
〜さいしゅうわ〜
最後にお知らせ〜🚨🚨
何時間前???
ポケットに手を入れる。ポケットに入っている端末を取り出し数字に目をやる。
ちょうど11時間前ぐらい。ずっと片思いだったと思っていた恋が初めて結ばれた。
あとごふん
嬉しすぎて無意識に口の端が上がる。
ああ
なんという幸せなんだろう
もうすでに幸せの絶頂だ
これから何度も何度もそれを更新していき、たくさんの思い出が増えるのだと考えると心臓が痛くなった
こんなことあってもいいのか
昔からそうだった。諦めろと言われ続けてなおも続けた。
自分の実力を認めてくださるお人に出会った
初めて会った
いつも喧嘩腰ばっかりだった
でも心のどこかで彼を好いていた
どうせ叶わない
でも諦めきれなかった
諦めたくなかった
そして今日ついに叶った
あぁ
諦めなかった日
全てからこんなにも叶うとは思ってもみなかった。
これから来るたくさんの幸せ
同時に大きな不安とプレッシャーを抱えた。
あの人の隣に
本当に居ていいのか?
自分じゃなくてももっといい人が居るはず。そんなのも思っている。命をかけてする仕事。仮にどちらかが先に死んでしまったら??自分はあの人に何が出来るのか。最善を尽くすことができるのか。同じ東京にある部隊。いくら近くてもすぐに行ける距離ではない。
なにができる??????
ダメだ
まだまだ不安が収まらない
これからどう過ごせばいいのか
「おい」
「浮かない顔してるな」
顔を上げる
ずっっとあいたかった
ずっとみたかった
さっきまでの不安とプレッシャーがいっきに消えた気がした
「なるみさん、」
「わざわざありがとうございます」
いつも通り笑顔を向ける
「ん、」
「となりのって」
「隣ええんですか??」
「そのために空いてる」
「僕専用??」
「お前だけ」
「ボクの隣に居れるなんてちょー激レアだぞ」
「ふふ、せやか」
「ほな僕はちょー運が良くて幸せやな」
「どんなに運がなくてもボクから行く」
「え〜まじかいな」
「嬉しいなあ、」
「しーとべると」
「ん、つけたで」
「行くぞ」
「お願いします~」
夜の道路
それぞれ家に明かりがついている
今日も何も無く終われた
人々の安全が保たれるのが1番嬉しい
それだけで嬉しいのに
隣には恋人
車から外の景色を見る
「今日」
「出なかったな」
「ん、?」
「あぁ、怪獣ですか??」
「ああ」
「せやね〜、……ほんまにむっちゃ平和やわ、」
「毎日…こんなんやったらええのになあ、」
「何も無くて普通に過ごせる」
「もー、……毎日家の明かり見るだけでも安心やわあ、…」
「…」
また外を見る
こちょば、…
視線を落とす
右手
左手
置いていた右手の上に少し自分より大きくて、数え切れないほどの命を救った手が重ねられている。
優しく包み込むように
手の甲を包み撫でている
「こちょばい、…」
…
しばし無言
「ボクらも」
「毎日ああいう風に過ごしたい」
「普通に明かりをつけたい」
????
「どういう、…??」
視線を上げる
少し窓の方を見て運転している鳴海
耳がほんのり赤い
…
……
………
「………えっ、…//」
「〜っ、//」
「ま、っ、……まって…//」
「展開……早すぎん、??//」
「…っ、……べっ、……別にいやならいいッ//」
すぴーどをあげた
やめていくら高速でもそんな出すな危ない!!
「っ、……少し、…時間ください、//」
「っ、……///」
まさか1週間後
ほんとに同じ屋根の下で明かりをつけるとは思いもしなかった
「もー、……この人と居ると心臓がいくらあっても足りひん~~……//」
思いもしない
OKを出したその日に
(今から迎えに行く
部屋で倒れそうになった
こっちがOKだしてもださなくてもこの人無理やり前から買っていたマンションに連れ込む気だったんだ
もー、……
そんなんだからいつまで経っても結ばれないし!!
そんなんだからいつまで経ってもずっっとずっっと好き!!!!!!!!!!!!!!!
かんけつ‼️‼️‼️
ふおおおおおっふ
🩷💜💜🩷💜お知らせ🩷💜🩷💜🩷💜
みてね😸😸🩷💜🩷💜
コメント
5件
すごいですね最高ですわよ
もうほんとーに最高すぎます!!😖🫶🏻🫶🏻🫶🏻 鳴海さんは告白するまではめちゃくちゃ長いけど、告白したらその後の展開は早そうなのすごく解釈一致で、リアルで声出ちゃいました笑笑 保科さんはいろいろ心の中で考え込む(?)タイプだから、不安とか負の感情を鳴海さんが消し去ってくれる感じめちゃくちゃ萌えるし最高です…!🥹🫶🏻 この作品もめっちゃくちゃ最高でした!!🫶🏻🫶🏻🫶🏻