Make sure you come back.
🚨最後に報告〜とおまけあります🚨
「ただいま、…」
どたどたと足音が聞こえる
ゆっくり靴をぬぐ
「おかえり保科、、!!」
「ただいまなるみさッ」
ぎゅぅぅうっ
きらきらと輝かせる目。走ってきて飛びついてくる。
少し大きめだけど小さい子犬みたいですごくかわいい。
鳴海さんの匂い、
「びっくりした、」
「おかえり宗四郎」
「ちょっ、……髪の毛こちょばぃ、……」
「ただいま、弦くん」
「保科あーーー、」
「んー、分かっとりますよ」
「今日はハンバーグやで〜」
「え、まじか」
いつも通りの日々。
冷蔵庫を見渡す。えーと、……あ、……
「なるみさーん」
「ン??」
「すんません、玉ねぎないんで買ってきてもらってもええですか??」
「ん、了ー」
「仕事みたいやね」
「職業病だ」
「ふふ、」
〜
「そーしろー」
「ただいま」
「ん、おかえりなさい」
「ありがとうございます」
「ん、」
「あれ、??」
「どないしたんですかこれ」
袋に玉ねぎともうひとつ。
「あー、あったから買ってきた。後で一緒に食べるぞ保科」
後ろからハグされる。
さっき着替えた部屋着のポケットに手を突っ込まれる。
もうひとつ
玉ねぎとモンブランが2つ。2人分入っていた。
玉ねぎとモンブラン……
袋に入ってるものが癖強すぎて少し笑いそうになった。
「…ふふ、ありがとう弦くん」
「……、ん、…」
〜
いただきます。
2人揃って食べ物を囲む。
なんて幸せなんだろう。
未だ思い出す。鳴海さんが居ない4ヶ月間。
心配やいろいろ、…たくさんのことに押しつぶされそうになりながらご飯を作り食べる。
1口。
2口。
3口。もう限界だった。
お腹がすいて食べようとしても胃が拒んで無理だった。栄養失調。そら健康診断もあんな数値になるわ、。
今更そんな事を思い出しながら食べる。
今はもうしっかり、いつも通りの量を食べれるようになった。
仕事、鳴海さんが居ない寂しさ、全てがストレスとなりそのまま胃が空いた状態でアルコールを流し込む。そりゃ気持ち悪くもなるし痙攣だってする。意識も遠のくにきまっとるやん、
むしろそんなんでナンバーズ着て動いてたのほんますごいわ、
あー、ナンバーズ、……
10号に謝らんとな、……ちょお冷たい態度とりすぎたわ、…さすがのアイツでも喋らへんとこっちが心配やわ、……
まさか怪獣相手に申し訳ないとか思うん初めてやわ、……
そんな日々を1ヶ月も続けてた……
おえ、
考えただけでまた吐きそうだ。情けない。
「…やっぱ鳴海さんと食べるんがいっちゃんええわ、」
「…逆にボクはあれ以来ほんとにお前を置いてけないな、」
「まじで、……心臓に悪い、」
「まあ、……ほんまにアホみたいなことしとったよな、、、自分でも怖いわ、笑」
あははー、と笑う
「帰ってきて床にぶっ倒れてたからな、」
「起き上がらせたらめっちゃ痩せてた、、何日ぐらいまともに食ってなかったんだ??」
「えーと、…4ヶ月やろ??」
「んー、」
「2ヶ月ぐらいとちゃう??」
「最後の4ヶ月目はほんまになんも食っとらんかった気がするわ」
「っ、……普段からワーカホリックでまともに食わないお前だから、」
「頼むから食ってくれ」
「鳴海さんも人の事言えんやん」
「ボクは保科が作った飯以外は食わないが??」
「別にいいだろう????????」
「自分1番正しいですみたいに言うなあほ」
「お互い食わへんと怪獣やなくて飢えて死んでまう」
しばし沈黙
「お前明日健康診断だろ」
「そういえばそうですね」
「結果みせろ。ボクに。」
「まあ全部Aちゃう??」
「うるさいいいからみせろ。絶対。」
「はいはい、鳴海さんも見せてな」
「ボクは最強だから毎回Aだが????」
「嘘つけ。毎回寝不足やツッコまれとるやん笑」
「それはッ!!!!!!!!!」
「ゲームもほどほどにして寝てくださいもう、」
「あ、僕が歌うたってあげましょか??笑」
「………」
「…え、……ほんまに、????」
「言ったのお前だろ」
「最悪」
他愛のない会話
それでも4ヶ月分の寂しさはじゅうぶん埋まる。
もし、、
もしあのまま鳴海さんが目を覚まさなかったら
自分でも恐ろしい。
きっとあのままだと
不健康で潰れて死ぬ
怪獣に喰われる
もしくは自殺
マシなパターンで精神科で隔離だっただろう。
はーーーー怖、…………
もー、懲り懲りやな、。
防衛隊。どんな状況であれ常に命を懸けている。
今回は気を失うだけで済んだ。もしあの時、鳴海さんが死んだら………
「保科野菜くえ」
「もー、いっつも残すやん、、自分で食べてください」
……いや、死なへん
僕が絶対守るし。
なにより日本最強やから頑張ってもらわへんとね。
「日本最強さんは野菜食えへんのですか??」
「はーーーー???いまボクを侮辱したな??上官を侮辱したな??????」
「なんや食えへんのか、、、」
「は???食えるが???よこせ全部くったるわぼけ」
「えーほんまかいな笑笑」
まあ何がともあれ頑張らへんとな、
明日の健康診断な〜、
〜
後日
「おい保科いるか」
「えっ、。。。」
有明での健康診断が終わり立川に帰ってきた。
ちょうどやることが終わり亜白隊長への報告も済んだ。これから帰ろうと思った矢先……
「保科迎えに来てやったぞ」
「ぇ」
これである。
「え、鳴海隊長、!?、」
「迎えに来たって。。。!?、」
「ど、どーゆー……???犬猿じゃないのか!?」
ほーーーーーーらそーなる
「ちょ、え、……な、鳴海隊長やないですk」
「は??????まっ、!!!???!?!?///」
「帰るぞ」
「帰るぞちゃうねん!!降ろせ!!!!!!!!!やめっ、!!!!!!!!!聞いとんのかあほ!!!!///」
終わったーーーーー
なんでこの人みんなの前でお姫様抱っこし始めるん
はあーーーーーー、
ほんま疲れるこの人、……
いろいろありまたいつも通り家に帰る。
ただいま。
おかえり。
いつも通りご飯を食べる。
そして約束通り健康診断の見せ合いっこ。
お互いオールAだった。
そのまま風呂に入り明日は非番。
流れるようにベッドに押し倒されこれから2人の甘くてあつくて激しい時間が始まる。
朝もいつも通りおはよう。
それだけで幸せだった。
「もう大丈夫か」
「うん、おかげさまや。」
「…ふ、……よかった」
くすっと眉を下げて笑う顔
胸がいっぱいになる。
ぎゅぅぅぅぅっ、……
「ちょっ、……おい、!!首首首!!」
「すき、…」
「え」
「……ふふ」
「……もう1回言って宗四郎」
「はー???なんでなん」
「べっ、……別に、!!//こ、っ、……//」
「恋……人、…だし、…言ってくれてもいいだろ、…///」
「へ、減るもんじゃないだろ、!!!!!!!!!///」
「……」
「愛しとる。弦くん」
耳元で言ってやった。これで満足やろ
目線をあげるとびっくりするほど顔が赤い鳴海さんが見ていた。
あーすき。
やっぱり鳴海さんが居らんとあかん。
いつどこいても絶対に迎えに行く。
せやから、
Make sure you come back.
“必ず戻ってきてください”
[完]
報告&あとがき
〜報告〜
ぜひみてください⬇️
もう1話出したのでプロフからGO💟✩.*˚
あとがき
聞いてください聞いてください。
いやこれ、本当はホラー系で完結でも行けたんですよ……でもハピエンとから言っちゃったからハピエンで〆させてもらいました……💧💧
ホラー……??気になりますよね……🫵🏼🫵🏼🫵🏼
気になりましたよね🫵🏼🫵🏼
てことで書きます‼️‼️‼️
(何がともあれ〜のとこからです!!)
⬇️
まあ、何がともあれ頑張らへんとな、
……あれ、そういえば
今思い出したんやけど
あの日の健康診断。
いつもと担当がちゃうかった。
見たこと無かった気がする。
と、
栄養サプリメント。
昔鳴海さんの隊長室で何度か見たことがあった。
……
「なあ、鳴海さん」
「ん??」
「昔鳴海さんサプリメント処方されてましたよね??」
「んー、あぁ、あれか」
「持ってます??」
「……どっかしまった」
「後であったら見せてください」
〜
後に鳴海さんのサプリメントを見せてもらった。
自分がもらったサプリメントを見る。
袋や入れ物は同じ。
でも
中身の錠剤……
大きさ、色……全て違う……。
防衛隊では薬等変えることがあったら隊員へ連絡が届くことになっている。連絡などなかった。
これは、……??
一体なんの薬だったのか、、、。
正直、今思うと自分でもおかしいぐらいあの時狂っていた。。。
狂っていた。精神的にも体力的にもキツかった。
嫌な思考が過ぎる。
いや、まさか、……、、
冷や汗がダラダラと吹き出てくる。
あの時……胃にアルコールを流していたためサプリメント所ではなくそんなにこれは使用していなかった。
もらった当日……と、それから3日間は飲んだかな、…………
「ほしなー、」
「わっっっ!?!、」
「そんな驚くか??」
「え、いや、……なんでも、」
気色が悪い、……
そのサプリメントはすぐに捨てた。
後日、有明に向かった際に長谷川さんに聞いてみた
「医療班にそんな名前の隊員はいなかったはず、……後で確認してみよう。」
「ぇ、……あ、ありがとう…ございます」
長谷川さんが言うなら間違いない、。
きっと居ないんだ、、。
あの日。あの時きっと診断書は本物。。
でもあの貰って飲んだサプリメントはなんだったのだろうか。。
もし何者かが意図的に自分に渡したのだったら、、
……やっぱりゴミ箱から出して有明に持ってきた方がええなこれ、、……
あの薬……
いや、やめよう。察するだけで終わりにしよう。
きっと口に出すと……自分が信じてしまいそうで怖かった。。、
悪寒がする。。怖、、
『アー、アト、……sスコシダッタノニ……』
以上‼️‼️‼️
こんな感じでも〆はありました……😸😸
なんか思ったより怖い展開で自分でも動揺してますよもう、笑笑
もしストーリーリクエストあったら気軽に教えていただけるとありがたいです!!!!!!!!!
なんでもいいです😸🫵🏼🫵🏼
死ネタ以外なら!!!!!!!!!
甘々でも過激えっちでも涙ダバダバでもなんでもどんときやがれ‼️‼️‼️
コメント
8件
ありがとうございます!もう死んでも良いッ!!
はい、もう最高です。寿命5年ぐらい伸びました!!!!
ハピエンとホラーverの温度差でコロッケ3個ぐらい揚げれますね(???) あまあま可愛い癒される鳴保でめっちゃ悶えてたら最後のホラーで恐怖に突き落とされてガチ目に背筋凍りました…❄️🧊 本編のあまあま鳴保読みながら「おしゃれな音楽聴きながら読むの最高すぎます」ってコメントしようとしたのにそれどころじゃなくなって口がちょっと塞がらないです…😹