テラーノベル
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数か月後。
🩷「仁人ー!」
朝、窓の外から聞こえる声。
カーテンを開けると、制服姿の勇斗が笑っていた。
💛「朝からうるさい。」
🩷「ひどっ!」
💛「……寝ぐせ。」
🩷「えっ!?どこ!?」
慌てて鏡を見る勇斗。
仁人は吹き出した。
💛「うそ。」
🩷「は!?」
二人は顔を見合わせて笑う。
あの日と同じ朝。
でも、違うことが一つだけあった。
家を出ると、勇斗が自然に仁人の隣へ並ぶ。
誰もいない道。
勇斗はそっと仁人の手をつないだ。
💛「学校着くまでだからな。」
🩷「学校着いたら?」
💛「……考える。」
🩷「じゃあ、帰りもつなご。」
💛「欲張り。」
🩷「仁人限定。」
思わず笑ってしまう。
学校に着くと、いつものように生徒たちが勇斗を囲んだ。
「佐野くん、おはよう!」
「新曲聴いたよ!」
「ライブ楽しみ!」
キラキラした笑顔で応える勇斗。
アイドル・佐野勇斗。
みんなの憧れ。
でも、その笑顔の奥にある本当の勇斗を知っているのは、仁人だけだった。
休み時間。
誰もいない廊下で二人がすれ違う。
🩷「今日、仕事終わったら迎えに行く。」
💛「うん。」
🩷「寄り道しよ。」
💛「ライブで疲れてるだろ。」
🩷「恋人との時間は別。」
仁人は照れくさそうに笑う。
💛「……ばか。」
その一言に、勇斗も笑った。
もう深夜0時に学校へ向かう必要はない。
もう秘密を抱えて、一人で戦う必要もない。
朝日が二人を照らす。
幼なじみとして始まった二人は、
これからは恋人として、同じ未来を歩いていく。
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#吉田仁人
はむさめ
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コメント
1件
ああもう……尊すぎて朝からやられたわ……! 幼なじみから恋人へ、ちゃんと積み重ねてきた二人だからこそ、この「何気ない日常の中の特別」がめちゃくちゃ刺さる。学校着くまで、の条件付き手つなぎとか、帰りも繋ごって返す勇斗とか、仁人が「恋人との時間は別」って言い切るところとか……全部が甘くて苦しい。 「もう深夜0時に学校へ向かう必要はない」って一文に、これまでの全部が報われた感じがした。 ちゃちゃゆさん、素敵なラブストーリーをありがとうございます。この二人の未来、ずっと見ていたいです🔥