テラーノベル
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朝のチャイムが鳴った。
「かーえでんっ!」
夏子が楓の肩を叩く。
「うわっ! なっちゃん、おはー!」
「おはー」
雛も微笑みながら二人に近づく。
「なっちゃーん、かえちゃーん!」
「お、ひなたん!」
「ふん!」
ひなはひなたん呼びが嫌いだ。
「おーい、ひなたんひなたん!」
「もう!」
桜が鞄を持ち上げる。
「お! ナッツとかえでんでんむしと雛たん!」
「ナッツって言うなー!」
「さくちゃん、後でどうなるかわかってるよね?」
「……わかんない、はは」
「絶対わかってるでしょ」
ガラガラッ。
教室の後ろで机を動かす音が響く。
4人はいつものように、くだらない話をしながら片付けを始めた。
その途中。
雛が床に落ちていた小さなクマのぬいぐるみを拾った。
「クマのぬいぐるみ……誰の?」
「知らない」
「私もー」
「忘れ物か。後で職員室届けよー」
「待って……職員室に届ける私、優しい!」
「は?」
「当たり前田のクラッカーで草」
「著作権違反! 著作権ー!」
「何それ!」
また笑い声が広がった。
しばらくして。
「……あー暑い!」
桜が制服の袖をぱたぱたさせる。
「喉乾いたー」
「お茶のもー」
ごくごく。
桜が首を傾げた。
「……このお茶なんか変な味」
「そう?」
「気のせいじゃない?」
「そっかな」
桜はもう一口飲んで、鞄にしまった。
カチャ。
椅子を戻す音。
ガタッ。
「よし、終わった!」
「帰ろー!」
4人が教室を出ようとした。
その瞬間。
「……ぎゃー!」
夏子の叫び声が響いた。
「誰!? 誰!? なんで私が!?」
「え!?」
「な、なに!?」
「怖いよ!」
窓ガラスに映っていたのは、夏子ではなかった。
夏子「なんで目の前に私が……?」
楓が自分の手を見る。
「……あれ?」
雛も髪に触れる。
「声が……」
桜は自分の身体を見下ろした。
「なんか……体も違う」
「入れ……替わり?」
「んな訳ないじゃん! 笑」
桜がガラケーを取り出す。
カシャッ。
画面を見て、固まる。
「……ほんまやぁ」
「エセ関西弁やめぇ!」
4人はしばらく顔を見合わせた。
「……どうしよう」
「ガチめに焦ってるけど、ちょっと楽しい笑」
「楽しくないよぉ!」
窓の外では、夕方の蝉が鳴いていた。
ミーン、ミーン。
結局、どうすることもできないまま。
4人はそれぞれの家へ帰ることにした。
そして。
ガチャッ。
夏子は、楓の家の玄関を開けた。
「……ただいま」
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#リア友登場
光
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コメント
3件
「えっ!? 入れ替わり!?」って最後まで一気に読んじゃった!!💦 4人の掛け合いがめっちゃリアルで、友達同士のノリが心地よすぎる……「ナッツ」「かえでんでんむし」「ひなたん呼び嫌」のくだり、地元の空気感やばい😭 で、まさかの夏子がガラスに映った自分を見て叫ぶシーン、鳥肌立ったよ!!あの“ちょっと楽しい笑”って桜のセリフが逆に不気味で好き……。 次、どうなるの!? 続き読みたくて仕方ないんだけど!!🥺💕