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ゲイバーママは忙しい

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ゲイバーママは忙しい

3 - アタシのこと伝えなくちゃ!

♥

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2024年01月09日

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冬彰要素はまだない

彰人ホゲてる

地雷さんはほんとに逃げて!




















カランカラン

新規客「あの、初めてなんですけど…」

彰人「あら、新規さん…え?」

新規客「え……」

え?え?え?とーや……くん?

冬弥?「あ、えっと、大丈夫ですか?」

客「大丈夫よ!いらっしゃい」

彰人「は?ちょっと」

冬弥?「お邪魔します」

入ってきちゃったんですけど……

彰人「ごめん、もう今日は終わり。帰って」

冬弥?「ちょっとまってください」

冬弥?「彰人だよな?」

彰人「……………」

冬弥「大丈夫か?」

彰人「と、とにかく今日はおしまい!帰って!あなたも」

客「アタシも!?」

彰人「あたり前でし……だ!」

客「仕方ないわね。はいお金。またね」

カランカラン

彰人「お前m…ムグッ」(口を塞がれる)

冬弥「彰人?これはどういうことだ?俺には帰ったらすぐ休めと言うくせに彰人なら夜ふかししてもいいのか?態度もいつもの彰人じゃないようだったし」

彰人「………」(目をそらす)

冬弥「彰人、こっちを見てくれ」(手を外す)

彰人「あ……あ…………その…………えっ……………と」

冬弥「大丈夫」

彰人「な…………にが……?」(震)

冬弥「全部は話さなくていい」

彰人「えっ……………と……オレ…………は……げ、ゲイバーの…………その……………ま………ママで……」

言葉が出てこないわ……何をしたらいいの?

彰人「ご……ごめ」

冬弥「謝らなくていいんだ。」ギュッ

彰人「やめ……帰って」

冬弥「あっ…急にお仕掛けてすまなかった。あと、急に口を塞いでごめん。また今度、お前が俺に話してもいいって思ってくれたら話してくれ。二人だけの時間はいつでも取れるから」

トコトコ

帰っちゃう…話さなきゃ!話さなくちゃ!アタシのこと!

彰人「まっ………あ………」

どうしよう!帰っちゃう!

彰人「まっ……………ま………」

声が出ない!なんでよ!

冬弥「じゃあな」

カランカラン

彰人「あっ…」

カチャン(鍵を閉める)

彰人「アタシのばか野郎…」

サイテーサイテーサイテーサイテーサイテーサイテーサイテーサイテーサイテーサイテー!!

ー次の日ー

会社、行きたくないな。でも行かなきゃ…でも冬弥くんが怖い…

彰人「………」

ピッピッ プルルルルル

課長「彰人か?どうした?」

彰人「すみません、朝から頭痛がひどくて…病院行ってから会社に向かうと思います…」

課長「大丈夫か?休んでもいいんだぞ?」

彰人「でも」

課長「有給ってことにはしておかないから」

彰人「え?そんなのできるんですか?」

課長「ナイショだぞ?」

彰人「……………お言葉に甘えてもいいですか?」

課長「勿論だ」

彰人「では、お休みさせていただきます」

課長「わかった!しっかり休むんだぞ」

彰人「ありがとうございます。失礼します」

プツッ

こう言うと思った…

ーーーーーーーーーーーーー

課長「青柳!」

冬弥「はい!」

課長「今日は東雲来ないってよ」

冬弥「え…」

課長「頭痛がするんだと」

冬弥「そう…ですか」

課長「お昼休憩とか、仕事が終わったらお見舞いに行くと良い。病院に行くらしいが、頭痛程度で入院にはならないと思うからな。きっと家で寝てるだろうよ」

冬弥「そうですか。教えていただきありがとうございます。」

ーーーーーーーーーーーーー

彰人の家

今頃、皆定時で帰ってる時間……

ピンポン

誰だろう

彰人「はーい」

トコトコ ガチャ

彰人「え…」

冬弥「調子はどうだ?おかゆとか持ってきたんだが」

彰人「まっ…まあいいよ。」

冬弥「そうか。元気で何よりだ」

彰人「あ、上がってけよ」

冬弥「いいのか?」

彰人「まあ別に」

冬弥「そうか。お邪魔します」

トコトコ

なんで上がらせたんだろう

彰人「ゴメンな。来なくても良かったのに」

普通に、普通に、普段通りに接すれば

冬弥「いや、お前が心配なんだ」

彰人「そっか」

冬弥「きっと、昨日のことでかなり精神的に来たのかなって」

彰人「……………」

冬弥「もし、彰人さえ良ければ、BARに行かせてもらいたい」

やっぱりこの話になるよね

彰人「来んな」

もうこの際嫌われてもいいかも

冬弥「え…ど、どうして?」

彰人「気持ち悪いだろ?」

冬弥「どうして、俺はそんなこと」

彰人「いい、気使わなくて」

冬弥「そういう意味じゃ」

彰人「冬弥、お前さホントにキモいって思わねぇの?オレがあんな口調でいるし、お前には差別するような態度取ったのになんでまた来ようとするんだよ!」

冬弥「彰人…」

彰人「だからもう」

冬弥「彰人!」

彰人「ビクッ」

冬弥「気づいてくれ…」

彰人「は?」

冬弥「俺は!」

プルルルルル

彰人「ゴメン、電話」

冬弥「あ…」

彰人「帰ってろ。ご飯とかは自分で作れる」

冬弥「でも」

彰人「帰れ!」

ピッ

彰人「はい、お疲れ様です」

冬弥「……………」

トコトコ ガチャ

帰った…よかった

こんなことが万が一合ったときのために、ニセ電話がかかってくるアプリ入れといてよかった

今日は、BARをお休みにしましょ。

明日は、会社いかなくちゃ

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