🐰side
最近、眠ることがあまり出来ていない。
単に心配事がある訳ではないけど、明日が来るのが怖い、得体の知らない恐怖が心の深いところで、微睡んでいる。
救急隊の皆にも心配されているようで、なかなか業務に集中できてない期間が続いていた。
🍹side
深夜3時半くらいに目が覚めた。
BARの方から光がもれている、まだ誰か起きているのか、
🐰「…、あれ、ヘラシギさん?。」
「まだ、眠れないんですか?」
side無し
🍹『ん?、、がみーの方こそこないな時間に起きて大丈夫なん?』
🍹『神崎先生から聞いたんやけど、最近寝てないって。』
🐰「ヘラシギ先輩に心配をかけるとは…」
🍹『がみーが飲んでいるのは、モヒート?』
🐰「そうです、僕がレシピ見ないで作れるのこれくらいなので」
🍹『僕にもシェリーのよく冷やした、ストレートちょーだい。』
🐰「分かりました、」
🍹『がみーが夜が遅くまでお酒飲んでるやなんて、珍しいこともあるんやね。』
🐰「なんとなく、寝れなくて。」
「どうぞヘラシギ先輩、シェリーでございます。」
🍹『ありがとう、』
甘いアルコールの匂いがグラス越しに伝わる。
🍹『美味しいよ、がみー』
🐰「あ、ありがとうございます、」
何も話さない時間が過ぎ、グラスが空になったところでヘラシギが口を開いた。
🍹『がみーほら、おいで…。』
ヘラシギが両腕を広げる
🐰「えーと、先輩。そんな事は…」
🍹『がみー』
🐰「でも…」
🍹『ハグでストレスって半減するんやって。』
『ほら、はよおいで』
『ギューってしたげる。』
🐰「はい…、」
🐰side
アルコールの匂いがふわりと身を包み、頭に残っていたわだかまりが溶けていく。
ゆっくりと身体が離れていく。
🍹「がみー、こっち向いて、」
🐰『はい?』
ポンポン
🍹「よーし良し、偉いながみー」
🐰『!?』
🍹「僕がグラス洗っとくから、寝ておいで。」
いつの間にブランケットが、肩にかけられおり、裏口の仮眠室に連れて行かれる。
🍹「いい夢見るんやで、がみー」
すっと、心が軽くなって眠気がぐわりと身体をつつんだ。
先輩の言葉は魔法なのかもしれない。
🐰「おやすみなさい、、」
グラスの洗う音と共に目をつむり、ゆっくりと眠りに落ちていった。
◯カクテル言葉紹介
・モヒート
🐰が飲んでいたカクテル
心の乾きを癒して、の意味
・シェリー
🍹が飲んでいたカクテル
今夜は貴方に全てを捧げます、の意味
コメント
3件
♡1111
まじでいいですね!!!
最&高!!!!