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冴side






チームのヤツらに連れられて、初めて彼女の試合を見た時は衝撃だった







誰にも真似出来ない唯一無二のプレースタイル







柔らかい体を存分に使って飛ぶようにコートを走り回る彼女を美しいと思った






でも彼女も天才で、


ボールを誰にも任せられない、自分しか頼れない






そんなふうに見えた






冴「綺麗だ……」







ルナ「俺に感謝してもいいんだよ?」







冴「しねぇよ」






その後俺は 夜明夏帆 を調べ、見て自分のプレーに活かしてきた






改めて柔軟の大切さが分かったし、どんな風に体を動かせばいいかもわかった






今、俺が俺で居られるのは夜明夏帆のおかげと言っても過言では無い






『あの~?すげぇボーッとしてますけど』






絵心「コラかほちゃん!“すげぇ”とか言わない!!」






『クソ絵心はシャラップ』






『あたしのこれは直んないんだよ!』






冴「……すまない、


ボーッとしていた」







『ふ~ん?w


あたしが美しすぎるからかな~!!』






冴「…そうだな」







実際彼女、夏帆は美しさと強さから“美の暴力”、“愛の化身”などと大概イタイ2つ名が付いていた







『は??イケメンに褒められたトんじゃう♡』






絵心「クソッ!今日は下ネタ言わないのかと思ってたんだが……」







『あ~ぞくぞくしちゃう!』







『キミとならきっとあたしはイける』






冴「ハッ、


イかせてやるよ夜明夏帆 」





冴「てことで今日から2週間、 

ウチレ・アールに来い」





『what??』





冴「あと1回しか言わねぇ、


レ・アールに2週間来い」






絵心「…アレ?契約では1週間、って」






冴「気が変わった、


コイツはここに縛り付けておくのは勿体ない」







冴「俺はコイツのプレー大きく変われる」






冴「そう思ってるからな」







冴「この俺と優勝を、


お前らの言葉で言う化学反応を起こせるのは夏帆、お前だけだ」






『プロポーズ!?』






冴「だから1週間延期だ」






絵心「……チッ


ハイハイ至宝には逆らいませんよー、っと」






絵心「行って来い夜明夏帆」







絵心「頑張れよ~」






  • * * * * ꒰ ♡ ꒱ - - - - -






『え、糸師クンあたしのこと知ってるの!?』






冴「……当たり前だろ」






冴「テメェ…自分の凄さ分かってないな…?‪💢」






『なんでキレてる!?』






冴「チッ……なんでもねぇ 」

夜明(舌打ちデカイけどいい人だなコレ)






冴(隣に夜明夏帆が居んのが信じられねぇ……)

ブルロの変態マネ兼アナリスト、プロのサッカー選手だった件について。

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171

コメント

4

ユーザー

冴ちゃんったらツンデレなんだからっ!!!

ユーザー

続き待っています!

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